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アオイは俺と恵理の関係をシツコク探って来た。
トックに非処女になっていたアオイには、恵理の存在が珍しかったのか?
まあ、俺だって似たようなモンだったし、知っているオンナの中で未だに処女だってゆーのは恵理だけなんだけどな?
アオイを黙らせようとして、俺はアリもしないウソを吐いた。だけどアオイにはてんで効き目がなくって……しかもそのウソを恵理が偶然聞いていたあああ???
第59話 油性ローション?
コンコン☆

「……」

ドアをノックしてみたが、恵理からの返事は無かった。

「課長? 俺です。入りますよ?」

がちゃ

「うあっ?」

ドアを開けたトタン、何かが俺の顔に飛んで来た。

俺は『影』に反応し、両手で持っていたトレーをサッと高く持ち上げて庇う。

だったらトッサに避ければいいようなもンだが、生憎俺の身体はソコまで反応してはくれなかった。トレーを庇うのが精一杯の状態だ。

飛んで来た『影』は、俺の顔面を直撃した。

「〜〜〜あれっ?」

投げ付けられたソレは、痛くも無ければ、重いといった感触もナイ。

そして、引力に従って俺の足元に力なく落ちた。

ナンだよ? コレ、恵理の羽毛枕じゃん。

俺の眼は、二、三メートル先にあるベッドの縁に座り、コッチを睨み付けている恵理の姿を捉えていた。

コノ羽毛枕をスローインした後の、右腕を身体の前で交差させ、伸ばした格好フォームのまんまだ。

「課長、悪フザケは止してクダサ……」

「出て行ってよッツ!」

俺のコトバが終わらないウチに、恵理は鋭く言い放った。

「はあ?」

「司なんか、大ッキライ!!!」

「な? ナニ怒ってるんです?」

なんで、そうなるんだよ?

「わっ、笑いに来たんでしょ? アタシのコト」

「はぁあ?」

ちょっと……マテ。

俺は、頭上に高く上げていたトレーを元の位置に下ろした。

両手で持っている、コレが眼に入らぬかあああ〜〜〜!

それに、笑うって……ダレを?

「お節介でバカな女だって……それに、それに……」

恵理は涙ぐみ、今にも大きな瞳からポロリと毀れ出しそうなケハイ。

なに、泣きベソかいてンだ?

恵理がアオイに対してお節介だと俺が思ったのは最初だけだぞ? 

結果論から言うとすれば、恵理の遣ったコトは間違っていなかったと思うが?

「……」

「それに?」

冷ややかに恵理のコトバを促した。

俺はオンナがよく陥る……らしい、ヒステリーってのを何度か見た事がある。

丁度、今の恵理がそんな状態だと思った。こうなってしまったら、ナニをドウ言おうがコッチの言い分にはマッタク聞く耳を持ってくれやしない。

悪いけど、落着くまでは暫らく放置。

聞き役に廻る俺。

恵理はきゅっと口を結び、ハナイキを荒くさせて更に俺を睨みつける。

「何で? 司っていつもそうなの?」

「は?」

「優しくしてても、どうして肝心な時には『他人』なの?」

「……え?」

ソウダッタッケ???

「『え?』じゃないわよ!」

「ナンか、ありましたっけ?」

「馬鹿ッツ!!!」

「わっつ???」

何気に言った俺の一言が気に入らなかったのか、恵理はベッドからサッと立ち上がり、足早に近寄ると、容赦なく強烈な右のヒラテを俺の頬にオミマイした。

バシッツ! ってゆー破裂音。

殴られた反動がアッと言う間に俺の腕に伝わり、思わずトレーを放してしまった。

「アアッツ!」

ナニすんだよっつ!

コーヒーの中身が空中でブチ撒かれて飛散し、スコップケーキの入っていた箱が吹っ飛んだ。

飛んで行ったケーキの箱が床に落ちて、中から『グジャ!』って音がした。

ああっ、セッカク買ったのに……って、思ってるバアイじゃなかったし。

コーヒーは恵理の着ていた白いエレッセの上下組ウェアにカカリ、タチマチ濃いシミを作る。

「きゃああ! 熱つううう〜〜〜!!!」

恵理はヒメイを上げた。

淹れたてのホットが薄い服にカカッタんだ。そりゃ、熱いよな?

けど、俺のセイじゃねーからなっつ!

「っ痛う〜〜〜は、早く脱いでッツ!!!」

や、火傷するぞッツ!!!

俺は自分が思いっきり引っ叩かれた痛みも忘れて、利き手で恵理のTシャツの裾をムンズ! と掴み、ブラが見えるくらいまで乱暴に引き上げ、もう片方の手でショートパンツに手を掛けて引き摺り下ろした。

余りにも俺が慌てていたのと、恵理のジム用ショートパンツ(=ウエストがゴム)だったせいもあり、偶然だったが俺は恵理のパンティごと膝下までズリ下ろしてしまった。

剃毛されたまんまの恵理のアソコが曝け出された。

……ひょっとして、恵理はこのまま『パイパン』になっちゃうんだろうか??? タダでさえ薄かったからなぁ〜〜〜 

悪戯で俺がヤッチャッテしまったが……このままだったら俺、困る。

一瞬、ちょっこっとだけ罪の意識ってヤツを感じてしまう。

「きゃあ? 馬鹿ッツ! ヤッツ! いやぁあああ!」

ナニ勘違いしてンだよっつ!!!

恵理は驚き、胸を隠すようにして乱暴に自分のTシャツを押さえ込んで暴れまわった。

本当なら下を隠すべきなんだろうが、パニクった今の恵理は冷静な判断が下せない状態だ。

「うわ?」

どたっつ☆

暴れた恵理は、足をもつらせてしまって背中からひっくり返り、俺までがバランスを崩されて、恵理に覆い被さるようにして倒れてしまった。

「痛っつううう〜〜〜」

「イテテ……だっ、大丈夫ですか?」

痛てーのは俺の方だって。

着床の瞬間、俺は恵理の頭を庇って床との間に利き手を滑らせていた。

俺の手が緩衝材にはなったみたいだが、伝わって来るショックの全部は防ぎ切れない。

「……て」

「はい?」

「退いてよっつ!」

俺を下からキッと見上げて睨み付けるネコ……いや、豹の挑みカカルようなキツイ目付き。

「……」

ったく、そりゃナイぞ? 人を殴ってサンザン振り回してくれて……挙句に『退いて!』かよ? 

だけど……うわ、堪ンねーよ。その目付き。

艶っぽく俺の下から睨み上げるその表情に、頭の芯がジインと痺れた。

トタンに俺のイヂワルえっちモードに火がトモル。

視界の隅にケーキの箱があった。眼イッパイ腕を伸ばせばその箱に手が届きそうだ。

イケるか?

お?

……届いた!

俺は腕を伸ばして、落ちた箱を掴むと引き寄せた。

「いっ、いつまで上にいるのよッツ!」

恵理の視線が俺の手元に集中した。

その箱にナニが入っているのかを覚り、ハッとした表情を俺に見せる。

「ど……退きなさいよっつ!」

恵理も、俺からナニカシラ身の危険(?)を感じたのか、いつになく退き気味。

「課長?」

「なっ……ナニよ?」

「コレ、セッカク買って来たのに……」

「……」

恵理の上に圧し掛かったまま、箱を開けて中を覗き込んだ。

まあ、中を見なくってもどうなっているかは判っていたんだが、恵理に自分がナニをしたかってコトを気付かせるタメに遣って見せた芝居だった。

「ヒドイや。一緒に食べようと思ったのに……メチャクチャですよ? どうしてくれるんです?」

俺は意地悪く眉間にシワを寄せて、困った顔をしてやった。

「……ご、ゴメン……」

気勢をがれて、急に恵理は弱気になる。

「コレ、高かったんですよぉ? チョッとだけ待ち順番で並んだし……このオトシマエ、ちゃ〜んとツケテくださいね?」

俺は恵理の反応に機嫌を良くして調子に乗った。

「えっつ? オトシマエって……ちょ? チョッと止めて?」

俺はケーキの箱に片手を入れると、中からトロトロになった(モトモトがトロけてるんだけどね?)カスタード&生クリームをてのひらでスクイ取り、ソレを恵理の頬に塗り付けた。トコロドコロに薄い黄色の塊りがあるのは、プリンの残骸だ。

「あ……あ?」

イキナリ顔を汚された恵理は、驚いてフリーズする。

「ふふっ、ナニ固まってるンっすか?」

俺はニヤリと不敵に口元を緩めると、ぐっと恵理の頬に顔を近付けた。

そして舌先でペロリと頬に付けたクリームを舐め取って味わう。

「あん!」

恵理の顎が仰け反るようにピクッと動いた。

「ん〜、オイシ」

この俺のコトバに、今度は恵理が反応した。

カルク眼を閉じて顔を反らせ、俺の為すがままにジッとしている。

よぉお〜〜〜し!

ガゼンヤル気がっつ!

俺はクリームの付いていない利き手を恵理の背中にずらせると、片手で背中にあるブラのホックを外そうとした。Tシャツはさっきのコーヒー騒動でブラが見えるくらいまでタクシ上げられたまんまだ。

親指と人差し指。それに中指を器用に使ってホックの部分を摘み上げるようにして弛ませ、ズラセルようにすると、ブラは俺の意のままに簡単に外れた。

「あ! やん!」

恵理が頬を染めて顔を顰める。

恵理の大きめオッパイがふるんと揺れてカップ部分からはみ出した。

う〜〜〜ん、いつもながらプックリとしたカタチのイイオッパイ。

メリハリのナイ、単にデカイだけのオッパイじゃなくって、恵理の場合、小振りなのによく膨らんで成長しているオッパイなんだ。詰まり、トップバストとアンダーバストの差が大きくって、俺としては……すっげー理想。

しかも、テニスや武道を嗜んでいるせいで、『ミ』が硬く詰まってシッカリしたオッパイ。

「クリームってお肌にイイんでしょ?」

「し、知らないわよ。っあんっ!」

俺はもう一度、今度はさっきよりも少し多めにクリームを取ると、恵理のオッパイの上に擦り付け、必要以上に撫で回す。

「ウソ。知ってるクセに」

「……うっ……ん! はぁ……」

タチマチ形のイイ旨そうな唇から切ない溜息が漏れる。

タダでさえトロけるスコップケーキだ。

恵理の胸と俺の掌の体温で、瞬く間にケーキのクリームが溶け出し、液状になった。

オッパイは溶けたクリームでテラテラに光ってる。

いっただきまぁ〜〜〜っす♪

むちゅ!

「ああん!」

溶けたクリームが恵理の胸から背中に流れ出す。

俺は舌先を尖らせて、素早く流れる液状クリームを舐めながら、クリームを取った手で片方のオッパイをヌルヌルとヤサシク揉みシダク。

ぴちゃ、ぴちゃ……

甘さ控え目で俺にとってはアリガタイ仕様スペック

「ふぅん……あ、あっ……」

恵理の身体がビクッ! ビクッ! と跳ねて、ピンク色の乳首が敏感に反応した。

多目に塗り付けてしまったクリームを舐め切るコトが出来なくて、俺はその液状クリームを恵理の身体……肩や腕、お腹の辺りにまで塗り拡げた。

塗っている手を早く動かすと、クチャクチャと微妙〜にイヤラシイ音がする。

俺の首筋が早くもゾクゾクしてカンジて来る。

「ああっ……やっ」

「しい〜〜〜っ!」

俺は恵理の耳元で囁くと、そっと耳朶みみたぶを甘咬みする。

「大きな声出すと、アオイに聞えちゃいますよ?」

ホントーは、アオイは只今爆睡中。ヤット落着ける状態になったんだ。疲れが溜まっていただろうから、今はどんなに物音立てても起きやしないって。

「だって、だってえええ〜〜〜は、放してえぇ〜〜〜」

「駄目ですよ。マダ」

俺も恵理と同じく息を乱しながら、嬉しそうに言った。

美人が身悶える姿って、スゴク萌え……燃える。

お互いに、まだイッてないだろ?

「ああん……うン!」

「ああ、課長はまだ味わってませんよね?」

「……」

恵理が小さく息を呑むのが判った。

俺は恵理の上から身体を退けると、着ていたTシャツを脱いだ。

その間、恵理は俺から視線を逸らさずに、ゆっくりと上体を起こす。

両腕に頼りなく引っ掛っていたブラが恵理の膝に落ち、Tシャツが白くて細い首に絡まっていた。

恵理の身体から俺が舐め切れなかった(元)クリームの液体がポタポタとフローリングの床にしたたる。

傍にティッシュが見当たらなかったから、俺は自分の脱いだTシャツで床に落ちたクリームの雫をササッと手早く拭き取った。

油シミはタチ悪いからな。手早く拭き取っておかねーと……

「あんまり見られンの、恥ズイです」

俺の身体をぢいい〜〜〜っと見詰める恵理に、ガラにも無く照れてしまう俺。

コレでも多少なり肉が付いてマシな身体になっていた。

ナンだか、恵理の表情までがケーキみたいにトロンとトロけていると思ったのは気のせいか???

もう一度ケーキの箱へと二本指先を漬け込んで、クリームをスクイ取る。指先に固い何かが触れたが、それも一緒に摘み出した。

「はい、あ〜ん」

「あ……ん?」

カルク口を開けた恵理は、スグに俺の意図したコトに気が付いた。

そして、コーラルピンクの舌を出して、俺の指に付いているクリームをチロチロと舐め始める。

お? 舐め方がこのマエよりも上手くなってる? 

練習……してんの?

「どぉですか? ラブランシュのケーキ」

「んん……オイシ……」

この店は、恵理のお気に入りトップにランキングされているケーキ屋で、夏には酸味を利かせ、冬には甘さを引き立たせる工夫をしている。

ツイデに全シーズンには旬の果物をフンダンに使っているせいか、他の店よりもケーキのサイズは小さいのに少々値段が張っている。

「ン?」

恵理が、指先に挟んで在る何かに気付いた。

カルク歯を立てて指先から一口サイズにカットされた果物を取り、頬張る。

「なに?」

「メロン〜」

「ふーん」

俺はワザトすっ呆けて、恵理の顔に自分の顔を近付けた。

鼻先に、クリームがチョン! って付いてるし、口の周りにもクリームが付いている。

「……美味しいですか?」

「う、うん……」

「俺は、コッチの方が旨そうですよ?」

言うなり恵理の鼻先をぺろっと舐めて、直後に柔らかい唇を奪った。

そして、両腕で恵理の背中に腕を廻して抱き締めると、素肌の胸を合わせたまま左右に身体を揺らせる。

「あっ、あっ……」

唇の隙間から、恵理の声が漏れた。

俺の読み通り、溶けたクリームは油性のローションと同じ役割をして、二人の肌にヌルヌルとしたタマラナイ刺激をモタラセる。

しかも、ケーキの甘〜いニオイ付き。

チョコットばかし、食いモンを粗末にしたってゆ〜意識はあったが、どの道箱の中でグシャグシャになってしまってたし……コレなら味わえるし、処分せずに有効利用したってコトで……

だけど……

あ、気持ちイイ……こっつ、コレ、マジでイイかも〜

クリームだって結局は『油』だもんな?

「な、ナニ? コレぇ……」

恵理が頬を上気させながら、ウットリとした表情で直接素肌からの快感に身をユダネル。

「気持ち……イイでしょ?」

俺もハナイキを荒くしながら恵理との感触を味わった。
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