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俺の触れるてのひらに、恵理はカンジて熱くたかぶり始める。
白くて滑らかな肌は、上気して薄っすらと桜色に染まり、シットリと汗ばんだ。
柔らかな唇も鮮やかな朱色を点し……俺の腕の中で、恵理がどんどんあでやかに色付いて行く――
……キレイだ……
俺は、柳眉を寄せて眼を閉じ、軽く唇を噛んで羞恥心に耐えている恵理の表情に見惚れた。
あの、ツンとした『課長』がこんな表情をするなんて、思っても見なかったから……
第26話 上積み?
洪水状態になっている恵理の中に、焦らせてゆっくりと指を挿れた。
 
入って来た異物を押し戻そうと、恵理の蜜壷がウゴメいて俺の指先をぎゅうう〜っと締め付けて来る。

「はあぁあん!……」
 
ビクン、ビクンと恵理のフトモモが痙攣する。

「ココ、スゴイコトになってますよ?」
 
俺は恵理に聞えるようにワザと蜜壷を掻き混ぜた。
 
中指を抜き挿ししたり、指関節を曲げて恵理の内壁を刺激する。
 
俺は指を抜こうとして、恵理にその腕を押さえられた。

「だっ、ダメ……」
 
不安そうな表情で、首を左右に小刻みに振る。

「どうしたんッスか?」

「……も……漏れちゃう……」
 
赤面した顔が、完熟トマトになった。
 
俺は恵理が『潮吹き』の兆候をカンジているのだとスグに判った。

「ダイジョウブですよ?」
 
恵理の尻部にはバスタオルが敷いてある。多分、そんなにスゴイコトにはならないハズだ。
 
くちゅ……
 
指を引き抜くと、インビな音を立てて体液がイキオイよく流れ出た。
 
『潮吹き』は特別なエクスタシーをカンジて放出するものじゃナイ。
 
触れるコツさえ掴めれば、自慰行為オナニーででも出来るし、オトコの『潮吹き』だって存在する。(つか、知ってた?)
 
オトコの場合は慣れるまでに、(一説には)苦痛を伴うらしい。
 
……俺はソコマデして(『潮吹き』を)遣りたくはナイ。


「あんっ、いっ……イヤだぁ……」
 
羞恥心から、頬を紅潮させている息遣いがヒトキワ荒々しくなり、恵理は身体全体で必死になってイキを整えようとする。
 
その仕草が俺をアオッた。
 
胸と同様、白い内モモにも俺はスリスリを繰り返して頬擦りする。

「あん、あん!痛いぃ〜」
 
皮膚の薄い内モモには俺の伸びカケのヒゲが痛いらしく、恵理は涙目になり、スコシ怒って上半身を起こした。
 
頬を膨らませて口を尖らせる。
 
俺はニヤリと笑うと、両手を突いて上体を上げ、そのイキオイで恵理の唇にソフトタッチのキスをした。
 
素早く胸元で留めてあったバスタオルを引く。

「あっ……」
 
恵理がイキを呑んだ。
 
恵理を包んでいたバスタオルがハラリと解けて拡がった。
 
キャシャな身体には不釣合いの、Dに近いCカップの恵理のオッパイが露わになる。
 
俺は膝で勢いよく立ち上がり、パジャマとボクサーパンツを押し下げて既にスタンバイOKの分身を取り出すと、ソレを恵理の胸に押し付けた。
 
両手で寄せ上げたオッパイに俺の分身を擦り付け、挟み込む。

「や、ぁん……」
 
恵理の恥じらう声が、妙にウレシそうに聞えたのは気のせいか?
 
コレも二度目だから多少のメンエキが付いたのか……?

「ふふっ……」
 
俺は荒い息を吐きながらも、コドモっぽく笑った自分に内心驚いた。
 
腰を振り、怒張している分身で恵理のオッパイの谷間を抜き挿しする。
 
ギシ、ギシッ……
 
俺の動きにベッドのスプリングがタワみ、恵理の細い身体が浮き沈みを繰り返す。

「あっ、あっ……は……」
 
俺の分身でカンジているのか、恵理は身体を揺らされながら、軽く顔をしかめて眼を閉じた。
 
目尻に薄っすらと涙が光る。
 
微かに開いた艶やかなピンクの唇が、俺の欲情を掻き立てる。
 
……色っぽい
 
恵理の表情にミトレ、頭のシンが痺れた。
 
一気にタマがセリアガッテ来て、分身の内圧が限界点を越える。

「あっつ! ヤバッツ!」

「きゃっ?」
 
俺は慌てて恵理を突き飛ばすように放したが……
 
時、スデに遅し……だった。
 
俺のモノが恵理の顔面に直撃。

「ふぇ……な、ナニ???」
 
顔を汚されて半べそをかいた恵理は、俺にバスタオルで顔を拭き取られながらも、コタエを求めて見上げてくる。
 
拭き残していた一滴が、恵理の髪を伝って左肩口に流れ、肘の辺りにまで糸を引いた。

「もぉ〜、課長があンまり気持ちよさそうにするから……」
 
……ってぇのは、モチロンウソ。
 
俺が先にカンジちゃったからだ。
 
珍しく……ハヤカッタ……な。
 
俺は図々しくも、こうなったのは恵理のせいだと自分のコトをテンカした。

「う……」
 
涙ぐんだ恵理は、ナニが起こったのか、それさえも判らないといった表情だ。
 
そして、腕に流れたソレを指先に採って、興味半分、キモイ半分といった目付きで見ていた。
 
そんなに眺めるなぁ〜〜〜ハズカシイじゃねーか。
 
辺りには、独特のニオイが立ち込める。

「……」
 
一瞬、二人の時間が凍った。

 
あっちゃあぁ……寸止め失敗。
 
……ヤッテしまった。
 
俺はヌケた分、冷静さを取り戻していた。
 
心の中とは裏腹に、俺は『疲れた』様子でぐったり〜〜〜んと、恵理にモタレ掛かる。

「あん、重い〜、司ぁ、シッカリしてよぉ〜」
 
にかっつ☆
 
恵理の胸元に顔を埋めた俺の口元がユルんだ。

「……課長?」

「え?」

「オヤスミぃ〜」

「ええ〜〜〜?」
 
俺のコトバに、恵理は不満そうだ。
 
まぁ、判るけど。

「もぉ〜〜〜」

「ソレって、牛のマネ?」
 
俺はクスクスと肩を揺らして笑い出す。

「馬鹿ッツ!」
 
これじゃあ、えっちドコロにはなんねーな。
 
はーっつ、コレで一安心……か?
 
俺はスッカリ油断していた。
 
恵理は俺の背中に廻した両手で、さっきの俺を真似て、サワサワとでまわす。
 
ううっつ、クスグッタイ……

「司ぁ、続きはぁ?」
 
くすくす笑う俺に、恵理は甘えた声で囁いた。

「も、お終いです」

「ヤダぁ〜」
 
スネた恵理の声。
 
そう言うだろうと思ったよ。
 
まだ恵理は一度もイッテなかったし、俺だけお先に……って、やっぱズルイよな?
 
俺は今度こそ恵理をイカセてあげようと思い直して、身体を起こそうとした。
 
その時だ。
 
恵理の口から、俺は思わぬコトバを聞いてしまった。

「あの……もっとお金が必要なの?」

「……!」
 
俺の中で……何かがキレた。
 
たちまち俺の表情が強張る。

「課長は、金さえ上積みすれば、目的が果せるとでも思っているんッスか?」
 
……ソレもアルけど……

「だ、だって、さっき司が『安い』って……言ってたから……」
 
恵理は俺の剣幕に驚いた。

「そんなの……ジョウダンに決まってるっしょ?」
 
俺は『金』どうこうの問題抜きで、こうして恵理と一緒に居たいんだ。
 
なのに、恵理は違うのか?
 
俺とのえっちは『金』ナシじゃ、成り立たねーとでも思っているのか?

「……判らないわ」
 
恵理は戸惑っているのか、視線を俺から逸らせた。 

俺が……『金』目当てで課長とジャレテいるとでも?」
 
そう思われていたのなら……俺、ショックだ。

「違うの?」
 
がん!
 
馬鹿でかいハンマーで殴られたような気がした。
 
こんな時に限って、恵理の業務モードが現われる。
 
余計なコトバは一切抜きで、重要点のみを押さえたキツイ言い方……
 
ああそうかい。
 
だったらコッチも恵理のオモワクを、キッチリと裏切ってやるよ。
 
俺は無性に腹が立った。
 
確かに俺は『金』に困っているさ……貧乏人のヒガミだと思われても仕方ナイほど。
 
だけど、俺にだってナケナシのプライドってぇモンがあるんだよ。
 
『金』目当てだなんて思われて、ホイホイ言う通りになんか……ダレがシテヤルもんか。

 
マジで……もっと恵理のコト……スキになれそうだったのに……
 
恵理はそうじゃなかったのか?
 
泣き出しそうになった恵理を、俺は黙って見下ろした。
 
……泣き出したいのは……コッチだよ。


「幾らなら払えます?」
 
俺は醒めた眼で恵理を見下ろしながら、意地悪そうに言った。

「……」

「それが俺を買う値段なら、課長を売る値段でもあるんですよ?」

「だって……」
 
恵理はコタエに困っているみたいだった。
 
俺は不敵にニヤリと笑う。

「お生憎様」

「え?」

「金は貰っても、俺、課長の『処女』は要りませんから」

「!」
 
恵理は驚いて瞳を大きく見開くと、きゅっと唇を結んで俺を見上げた。
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