警告
この作品は<R-18>です。
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俺と三浦さんがヨロシクしていたコトは、呆気なく課長にバレテしまった。
仕方ないだろ? 課長と見た目ソックリなんだからさ。
課長は、俺と三浦さんとのコトを容認したみたいな言い方をしたけど、俺にはそれがウソだと判った。
週末の金曜日というコトで、課長は俺を有名ホテルのディナーに連れて行くが、元々マナーを知らない俺は十分過ぎるホドの大恥を掻いてしまい、場違いな自分を感じて不愉快になっていた。
そして、課長の思惑をも無視してさっさと自宅マンションへと戻ってしまう。
一体、ナニが気に入らないんだ?
口論中、課長の想いを覚った俺は……
第15話 スコシ変態?
「んっ……」
俺は焦らしながらも課長の上着に片手を掛けていた。
背中に廻した利き手は、微妙な力加減で背筋をススッツとなぞっている。
俺に触れられるのがイイのか、課長はもう赤面して荒い吐息を吐いていた。
課長が軽く肩を引くと、ボレロタイプの(着丈が短い)上着はそのままスルリと足元に落ちる。
「あ、上着、シワになっちゃうとイケナイんですよね?」
意地悪そうに言ってやる。
「……」
課長は、『こんな時に言わないでぇ』って顔をして、うるうるした瞳で見上げて来た。
けど、今までそう言っていたのは課長ですが?
お互いに向かって抱き合っている状態でのワンピースって、俺的には好きだ。
簡単にファスナーに手が届くし、びゃーッと降ろすだけで手間もかからない。
だけど、敢えて俺は課長に後ろを向いて貰った。
右手で課長の顎を下から押さえて固定しながら、その肘で課長の身体を支える。
「あ!」
俺の利き手のテノヒラが、課長のフンワリセットの髪を撫で付け、白い項を露わにさせた。
クスグルように俺の鼻先と唇が、代わる代わる項を這う。
時折息を吹き掛けて、じれじれと撫で回した。
「あんっ、くぅ……」
堪らなくなった課長から、甘い声が漏れた。
俺の右腕に掛けた課長の両手に、軽く力がコモル。
俺は課長のワンピースのファスナー部分に噛み付くと、ユックリとそのまま引き下ろした。
インナーは、淡いピンクのレースを使った豪華なスリップだった。その下には、多分コレもお揃いだろうなと想像出来る同系色のブラとパンティのラインが、恥ずかしそうに透けている。
コレが課長の勝負下着だったのかぁ〜〜〜カワイらしいけど、イヤラシさ度は低めだよな? で、五段階評価でポイント二……チョットキビシイ採点だったか?
紺色のワンピースが輪っか状になって、頼りなくパサリと床に落ちた。
「ああん!」
俺の利き手が課長のスリップをスカート捲りのようにたくし上げ、ストッキング越しのナマのラインを弄った。
カンジて興奮したせいか、課長の肌は少し湿って熱くなっている。
……うん?
指先に微妙な違和感……
ナンで左右一体型のパンスト履いてんだ?
「こんな時はガータータイプのストッキングがお約束ですよ?」
くすくすと笑いながら俺は課長に囁いた。
「え?」
「このアドバイス、さっきのテーブルマナーのお礼です」
課長は頬を染めながら『そうなの?』って顔をした。
「くっくっくっ……冗談ですよ」
マトモに受け止められても困るんだが……でも、俺的にはガータータイプがスキ。
もぞもぞと蠢く俺の手に、くすぐったいのか身体をくねらせる。
まぁ……くすぐったいンだろうな?
「あ!」
俺の力加減がマズカッタのか、ストッキングに伝線が……
いいや、このまま破っちゃえ。
俺は手を解いて課長の背後に跪き、今度は両腕を課長の腰に廻した。
「はむっ!」
「きゃ?」
パンティのサイドライン辺り……骨盤下のストッキング越しに、軽く噛み付く。
フトモモを舌先で強く押し遣ると、ストッキングがヨレた。そこから歯で微妙な力加減を遣って課長の身体からストッキングを浮かせる。
びびび……
ワイルドに、俺はストッキングを噛んで引き裂いた。
「ああっ……」
さすがに課長も自分がナニをしているのだか、気付いたみたいだった。
少し蒼ざめて震えてる。
破ったストッキングを器用に脱がせると、俺は立ち上がって背後から課長を抱き竦めた。
「課長?」
俺は課長の頭越しにそっと囁く。
課長の頭、花のシャンプーの残り香がしていいニオイだ。
「……え?」
「『止めて』と言えば、まだ止められますよ?」
俺的には、まだダイジョウブ。
「……」
だけど課長は何も言わなかった。
強情だな……ナンでガマンするんだ?
仕方ないや。
俺はさっき課長に『イヤだって、泣いちゃっても知りませんからね?』って脅しちゃってたけど、正直、そんな気はサラサラ無かった。
「ルール決めましょう」
「?」
「課長が『いや』とか、『止めて』と言えばそこで終わりです。俺、止めますから」
本当は、今スグにでも止めたいのは俺の方だ。
いつ暴走するか、判んねぇ。
「イイですか?」
課長はこくんと頷いた。
俺は腕を解く。
「ね、ねぇ……」
「はい?」
「アタシが……その……言わなかったら……?」
課長は頬を一層染めて俺に振り返った。
視線が強く絡み合い、ドキッとする。
つられて俺までが顔を赤くした。
いや、それはナイだろう? 俺は『イヤ』って言わせるツモリなのに。
「その……約束……してくれる?」
「ナニをです?」
この期に及んで……
「……また一緒に……ホテルで食事したり……」
ナンだ? その「〜たり」ってえ曖昧かつ意味深なセリフは?
別のコトなら判らないけど……俺はそこまで課長がガマン出来るとは思えなかったし、さっさと『イヤだ』って言わせられる自信があった。
「イイですよ? ……高級ホテルでの食事だろうが、社交パーティだろうが、課長がそうしろって言うんなら、ゴイッショしますよ?」
多分、きっとムリ。
余裕からか、俺は不必要なコトまでコイていた。
「ホント?」
「え? ……あ、はい」
ってぇ、ナニその嬉しそうな顔は?
俺は課長の意外な表情に気圧されて、少し退いた。
……言わなきゃよかったかも……?
少し後悔……
「先にシャワー行って来てください。で、俺の部屋で待ってて貰えますか?」
「……」
課長は真っ赤になりながら、もう一度こくんと頷いた。
俺の腕から離れると、少しだけふら付きながらも脱衣所へと歩いて行く。
? どうしたんだ?
この程度のザレゴトはショッチュウじゃん。
今更、恥ずかしがるガラじゃナイと思うケド?
……さあて、ドウしちゃおうっかなぁ〜〜〜
イタズラ心がムクムクと湧き上がり、俺、ナンだかとっても嬉しそう。
要はチョットだけ変態すれば、課長だって嫌がるだろうさ。
勝手に俺の部屋にしちゃってるゲストルームには直行せずに、俺は先に課長の寝室を訪れていた。
部屋の出窓には、直射日光が差し込まないように、窓側を断熱ボードで囲んだ三十センチ水槽が置いてある。そこには課長が祭りで採った、二匹の小さな金魚がヒラヒラと泳いでいた。
金魚がコッチを見て、ホンの少しだけ俺が今から遣ろうとしているコトを咎めているみたいに思えた。
まあ……イイや。
サッサとイヤガラせて遣ればすむコトだ。
俺は再び室内を物色し始める。
課長がそのままにしているのであれば、まだ残っているハズ。
いや、ゼッタイに課長のルーズな性格から、ソレはここに在るハズだ。
俺を拘束した首輪。
された方の身になれってンだ。
俺は課長のベッドとの壁の隙間に左手を差込んで弄った。
「お?」
指先に、ヒンヤリとした金属特有の感触。
あった!
ついでに解除用のリモコンも見つけた。
……
課長が浴室から出て来た物音がする。
俺は首輪とリモコンを隠し持つと、自分もシャワーを浴びるために立ち上がった――
「お待たせ」
俺は腰に白いバスタオルを巻いた格好で、茹で上がっていた。
片手で濡れた髪をフェイス用タオルで乱暴に拭き、もう片方の手にはよく冷えたエビスビールの五百缶を二本下げて持って来ている。
モチロン、俺と課長のだ。
課長はと言うと、純白のバスローブを着てベッドの端に座り……あれ?
もおビール空けてるし……
細くて白いすらりとしたその足元には、既に空き缶になっていた一本が転がっていた。
課長は普通の女性よりもアルコールに強い。
それはキッチンのダストボックスに溢れているビールの空き缶の量からでも、簡単に想像がつく。
俺は入社当初からのゴタゴタで部署内……課長達とはまだ飲みには行っていないが、部署内での飲み会情報からは、ポン酒(日本酒)も結構イケルとのコトだった。
だけど、さすがに今は違っている。
もお、ビールに呑まれているみたいだった。
酔えないと(俺と)デキナイ……って、思ったのか?
それとも酔ったイキオイで……?
ヤバイ……
俺は自分の不利な立場を一瞬にして覚った。
「うん? どうしたの?」
俺を見て、ニッコリと笑った課長の眼が、微妙に据わっている……
賭けに勝つツモリかぁ?
それじゃ、俺が困るんだぁあああ〜〜〜
「もう飲んじゃってるんですか? トイレに近くなりますよ?」
俺の言葉に、課長は陽気にくすくすと笑った。
「ウン、じゃあ、お風呂でえっち……するぅ?」
ぞく……
ナンだ? 今の悪寒は……
課長の口からそんなコトバが出て来るとは……
「じゃあ、ビール置いて?」
俺は動揺を覚られないように、平静を装った。
「いいよぉ? ……あ?」
課長はサイドテーブルにビールを置いた。
俺は課長の目の前で屈み込むと、イキナリ課長のウエストを結んでいたバスローブの紐を手にして、少々乱暴に解いた。
はらりと白い肩からバスローブが滑り落ちそうになり、課長が慌てて両肩を押さえつける。
「腕、抜いて? 押さえていますから」
俺がバスローブの胸辺りを曳いて押さえると、課長はするんと細い両腕を袖から抜いた。
白くてキメが細かい大理石みたいな課長の両肩が露わになった。
俺は腕が抜けたバスローブの袖の部分を取って、課長の胸の前で結んで遣る。
少しきつめに締めたから、課長の大きな胸が行き場を失って大きくバスローブから盛り上がっていた。
でか……
これって、アレが出来るよな?
俺は内心少しだけ小躍りした。
「じゃ、両手を出して?」
「うん……? あ、あ、なに?」
俺は課長の両手首を片手で掴むと、もう一方の手で、課長から取り上げたバスローブの紐でその両手首を拘束する。
一瞬、課長の表情が強張った。
ご丁寧に、終わりはリボン結びにしてやった。
「ナニこれ……」
「カワイイでしょう? 我ながら上手に結べたなぁ」
「へぇ……ちょうちょ結び、上手なんだ」
そんなコトで感心されてもナンダかな……
「ツイデにコレもさせて貰いますね?」
俺は課長の部屋から持って来た、金属製の拘束具を取り出した。
「ええ? ちょっと……」
首輪を見るなり課長は退いた。
俺が課長のマニュアル上で知っている知識とは違ったコトばかりするからか、少々恐怖を感じていたらしい。
ナニせマダ女の子だし……
逃げ出そうとした課長だが、両手を拘束されているので、いつもの身のコナシとは違っていた。
「逃げちゃダメですよ」
俺は難なく捕まえる。
かちゃ☆
「ああん」
「どうしました? SMっぽくなっちゃいましたケド、ナニか期待出来そうですか?」
俺は意地悪く含み笑いをして首輪を嵌めた。
「う……」
「ムチとか、ローソクはありませんから安心して下さい」
俺のセリフに少しだけ残念そうにする。
ひょっとして……期待……してた?
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