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警告   この作品は<R-18>です。 18歳未満の方は移動してください。
課長の女らしいトコロを見てしまった俺は、無条件で発情した。(ってぇ、俺はイヌか?)
過去に何度か女性経験を積んでいる俺は、課長の反応から、男性経験がまだなのを知ってしまった。
独身、25歳のキャリアOLが○○だってぇえ? 
でも……仕方ないよな? 男と肩肘張り合ってのバリバリキャリアウーマンなんだから……
下手に手出しすれば手痛いお返しが待っている。俺だってそうだもの。
課長の容姿だけだと、多分惹かれる男達は多いと思う。要は、課長の心のヨロイが厳重……なんだよな?
第11話 純情?
「はい」
 
俺は課長を少々乱暴にどさりとベッドに降ろした。

「きゃっつ?」
 
課長は上半身を起こしたまま両腕を後につき、膝を段違いに立てると身体をよじった。
 
大きくハダケた胸元から、華奢きゃしゃな身体とは少しアンバランスな白い胸がハズンで揺れる。
 
浴衣の裾が乱れて白いフトモモがアラワになり、その奥の秘所が俺からほんの一瞬だけ丸見えになった。
 
俺の心臓が爆発しそうになる。(チョット大袈裟か?)
 
浴衣を乱して、俺に両胸と股間を曝け出しているスゴイ格好のAV女優が……いた。
 
課長は慌てて右腕で胸を隠し、右膝を引き寄せて俺の視界を遮る。
 
うん???
 
よくは見えなかったケド、中途半端な下着……つか、頼りない薄いピンク色のて布みたいなモノが……あったような……???

「うわ……」

「もお! ナニ見てンのよぉ〜〜〜!」
 
完熟トマトみたいに真っ赤になった課長は急に怒り出す。

「チョ、チョット待って。今のナニ?」
 
俺は課長を横向きのままで押し倒すと、一気に浴衣の裾をまくり上げて白いフトモモを剥き出しにした。

「きゃあっ? あ、嫌っ!」
 
課長の大切なトコロを覆っていたのは、左右をヒモで結んだ飾り(本当はゴム)のTバックタイプの下着だった。しかも、中央が裂けて秘所が見えるタイプの……

「……」
 
俺はかなりショックを受けた。
 
ナンでこんな(オクテの)課長がAV女優みたいな下着を……???
 
日頃の鬱屈うっくつしたナニかが、課長をこんなに過激に奔らせたのかぁ?

「ちょっと……」
 
俺が課長のパンティを眺めて呆けていると、課長はムッとなった。

「着物用の下着がそんなに珍しいの?」
 
はいぃ?
 
『着物用』……です……か。

「てっきりアダルトサイトで購入したモノかと……」
 
だって大事なトコロが開くようになってるんだぞ?
 
衣料品は殆んどネット購入してるって言ってたし。
 
確かにそう言われればレースの部分が少ないよーな……

「馬鹿ッ!」

「いや〜俺は全然構わないッスよ? もっとエロイ下着でも」
 
まあ、これ以上Hな下着もそうはナイと思うがな?

「な……」
 
課長は更に真っ赤になって言葉を失ってしまった。
 
その様子だと、どんな下着か想像ついてるってコトだよな?
 
オイオイ、知識はあっても実戦がまだかよ……
 
う〜〜〜課長、オモイ……オモ過ぎるぞ〜〜〜
 
俺は退いた。

 
いつもならビシッと決めているユルフワの栗色の髪は乱れ、意思の強そうな(ホントに強い)パッチリとした瞳は、俺との戯れゴトでまだトロンとしている。
 
頬は上気して桜色に染まり、ぷるんとした唇は口紅を差していないのに(つか、俺とのキスで俺が取ってしまった)赤い果実のように旨そうだった。
 
退いたけど……やっぱ課長はオイシイ……よなぁ。
 
乱された浴衣姿の課長に、俺は無条件でソソラレル……
 
俺、課長の罠に嵌ったのかなぁ……???

「……ナニ? 司?」
 
俺は無表情で課長の顔に自分の顔を近付けた。

「課長、俺……」
 
『恵理ノコト……手放シタク……ナイ……』
 
そう言い出しそうになって、つい黙り込んでしまった。
 
口に出してイッテしまえばラクになるのかな……?
 
だけど、今は言えねーよ。
 
だって、それは課長の今の『外見だけ』に惑わされている……だけだから。
 
……多分。

「俺……」

「あ、ゴメン。チョットお手洗い」
 
課長はさらりとそう言って、俺からするりと逃げ出した。

「〜〜〜」
 
……雰囲気ブチ壊し……
 
しかも、長いトイレだなと思っていたら、さっさとシャワーに行ってやがんの。

 

もおいいよ。
 
俺は携帯で片っ端からオンナに連絡を取っていた。
 
とっくに夜中の一時を過ぎていたが、俺には何人かのキャバ嬢の友達が居る。丁度この時間帯ならかえって連絡がつき易い。

「あ、真帆まほ? 俺、司。久し振り〜」

「ああぁ〜ん、司ぁ? うん、もおドコ消えちゃってたのよぉ〜〜〜?」
 
携帯の向こうで、真帆の甘えた声が聞こえた。

「今からいい?」

「ええ〜っ?」
 
俺は真帆のすぐ傍に誰かが(多分男)居るのを勘付く。

「あ、いい。ゴメン。邪魔した。じゃ」

「あ、ちょっと待って……」
 
俺は真帆が何かを言いかけていたのを無視して、携帯を一方的に切ってしまった。
 
何人かに連絡を取ったが、結局はムダだった。
 
……ナンだかムナシイ……
 
課長に出逢う前の俺って、こんなのじゃなかったのに……な。
 
ドウシタ俺?
 
ツキが堕ちたのか? 急にモテナクなっちゃったぞ?
 
まあ、事故ってその後、サンザン迷惑掛けたからなぁ……

 
後で課長の気配がして、缶のプルタブを開ける音がした。
 
振り返ると、アタマに真っ白なタオルを巻き、同じく真っ白なバスローブを羽織っている課長が居た。
 
両手に一缶ずつ五百のエビスビールを持っている。
 片手で開けた右手の一方を自分の口に押し当てて、旨そうに喉を鳴らした。

「司も飲む?」
 
課長はビールのCMモデルバリににっこりと微笑んで、左手に持っていたビールを俺に差し出した。
 
ゴクリと俺の喉が鳴る。

「……うん」
 
俺は素直に手を伸ばす。
 
……?
 
ナンだか課長の口元が一瞬笑ったヨウナ……???
 
カシッ☆
 
その瞬間、シェイクされて膨張していたビールは、勢い良く音を立てて噴出した。

「う、うわあああ!」
 
俺は慌てて缶の口を押え付け、キッチンへと駆け込んだ。

「きゃーっつははは! 引っ掛ったぁ!」

「……」
 
ムカッツ!
 
課長の部屋から久し振りに、あの馬鹿笑いが聞えた。
 
気を許すと、すぐコレだ。
 
俺は課長のペットじゃねーぞっつ! 
 
つか、ペットだってコンナにヒドイ扱い方されてねーだろよ?
 
 
俺はビールを飲み損ね、深夜にせっせと床掃除をするハメになった。

「ね〜え?」

「はい、はい、ナンですか?」
 
俺は『忍』の一字で、不機嫌になりながらも課長の部屋の床を掃除中。

「ソレ、後でいいじゃない?」
 
ベッドに入って気怠けだるそうに話掛け、課長はナンだか俺を誘っているみたいだった。

「ナニのアト……ですか?」
 
俺は無心に拭き掃除をしながら、課長の方を見向きもしない。
 
社内に居るように、俺はワザとそう言った。
 
頼むから、そうやって誘わないでくれる? 
 
半分キレ掛けている俺だ。今、課長に応じればナニをするのか判らないし、自分を抑えられるかどうかも判らなかった。
 
けど、俺はゼッタイに課長の開通式には参加したくないし、遠慮するっつ!!!
 
『処女』自体俺はキライじゃないし、全然ダイジョウブだ。
 
だけど、幾ら俺がいいオンナだって思っても、課長のは重過ぎるんだよっつ。
 
『社長令嬢』の肩書きに、俺は思いっきり退いているんだ。
 
……?
 
いや、それだけじゃない……のかな?

「……」
 
微かに課長が反応したのが判った。

「明日……じゃないや。今日会社でしょ? 眠っておかないと就業中に居眠りしちゃいますよ? ……課長?」
 
小さな寝息を立てて、課長はバスローブの格好のままでうつ伏せになり、右腕をベッドからだらんと垂らして眠っていた。
 
俺はベッドから出ていた課長の腕を戻してやる。
 
無邪気に眠った課長の顔は、ナンだか俺よりも幼く見えた。
 
髪も乾かさずに……起きた時に困るだろうが。
 
こんなコトまでダラシねーのかぁ?
 
よく独りで自活する気になったよな……

「……」
 
ヤレヤレ……
 
俺は軽く肩を落として溜め息を吐くと、課長が飲んだビールの空き缶を持って課長の部屋から出て行った。

 
……ナンだよこれはぁ?
 
キッチンを改めて見回して驚いた。
 
さっきは噴出すビールで慌てていて気が付かなかったけれど……床には結構な数の空き缶が転がっていた。
 
ダストボックスもちゃんと置いてあるのに、そこから入りきらなくて転がり出てしまったらしい。
 
それは全部課長が独りで飲んでいたモノだ。(俺は知らねーもん)
 
俺の目が覚めるまでの数日間、課長はカップラーメンとビールで食い繋ぎ、俺を待っていてくれてたのか?
 
ずっと……?
 
……待ってくれていたと思うのもナンダかな。
 
やっぱり課長はオモ過ぎるよ。
 
一途いちずなトコロが……さ。
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