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サブタイトルは適当です。一話毎が三ページなのは別に理由はありません。何となく、続いたからしてるだけです。後ほど崩れてくるかも……今回は一話ぶりのエロです。
第五話「五連打」
 俺は騎士やら兵士の格好をしている彼女たちを傍観者の如く眺めながら茶を飲んでいた。
 因みに煎れてくれたのはホリィで、その彼女はまだ俺に世間話を聞かせ続けている。
 因みに、なにが世間のでなにが世間のではないのか俺にはわからんのだが。
「ーー聞いてます?」
 ムッとしたようなホリィの表情。
 聞いてなかったと言えば怒られそうだ。
 あと、そういう顔も良いとか言っても怒られるだろう。
「……バルサミコ酢がどうしたって?」
「ええーー良かった」
 マジかよ。
 あんのかよバルサミコ酢?
「やっぱり、聞いてなかったんですね」
「すまん」
 どうやら、乗せられたようだ。
 ホリィはクスッと上品に笑い
「良かったーーカズキ様とお話が出来て」
「俺で良ければいつでも相手になるよ」
「ありがとうございますーーあら? 面白い事に」
 ホリィの言葉に俺は訓練している彼女たちの方に目を向ける。
(なにやってるんだ?)
 向かい合ってるのはフレイとフィーネ。
 フレイは片手斧を
 フィーネは長い剣を
 それぞれに構えていた。
「訓練とは言えーーボクにメイン武器である槍を使わないの?」
「これで十分ーー怖じ気づいたか炎騎士殿?」
 フィーネの挑発にフレイがニヤリと笑う。
 確かな殺気。
 顔は小生意気そうに笑っているがフレイは確実にフィーネの命を狙っている。
 おいおい、訓練じゃないのか?
「おい。待てよーー」
「止めても無駄ですわ。今近づいたら、カズキ様が巻き添えにーー」
 ホリィの言葉に俺は大人しく椅子へ座る。
 我ながらチキンだーー情けない。
「ーーフッ」
 フレイが先に踏み込む。
 フィーネは間合いに飛び込んで来たフレイを叩くだけで良い。
 短い武器なら先に動けば不利なのは当然だ。
 フィーネは不用意に間合いへと踏み込んで来たフレイへ剣を振るう。
 シュ!
「ーーくす」 予想していたかのようにフレイはそれを避ける。
「クッーー」
 フィーネは素早く剣を引き戻しフレイと距離を離そうとする。
 だが、素早さではフレイの方が上だ。
 フィーネはフレイに追いつかれてしまう。
「五連激!」
 フレイが斧を振り下ろした。
 カキン!
「ーー!?」
 フィーネの体が後方に吹き飛ばされた。
 身長差のあるフィーネをフレイが吹き飛ばしたのだ。
 俺の頭には理解できない。
 すまんな頼りない実況で
「フレイちゃんってば一瞬で五回の攻撃を繰り出せるようになったのねーー」
 ホリィが感心したように笑う。
 一瞬で五回?
 あり得ねえ
「へへん! どんなもんだい!」
 呆然としているフィーネに向かってフレイはニヤリと笑う。
 だが
 次の瞬間フレイはーーいや。
 この場に居る誰もが凍りついた。
 何かで頬を切ったのか、フィーネはそれを確かめ
「クスーー」
 ただ楽しそうに冷笑した。
 獲物を見る肉食獣のような目でフレイを見つめながら、手をゆっくりと翳す。
「吹き荒れろ」
 フィーネの言葉に応えるかのようーー今まで大人しく吹いていた風が暴れ始める。
 それも
 フレイの周りにある風だけがだ。
「なーー!」
 風はフレイの体を軽々と持ち上げた。
「フィーネさん! エレメントは使わないルールじゃあ……!」
 ルカの抗議を無視しフィーネはフレイを見上げる。
「……」
 そして、無造作に親指を下へ向けた。
「!」
 フレイは地面に向かって急降下する。
「危な……」
 俺が言い終わる前にフレイは地面へ叩きつけられていた。
「ああああっ!」
 フレイの高い叫び声。
「クスーー」
 フィーネはその叫び声が心地良いのか小さく笑い。
 そして、手を上に上げる。
 フレイの体が再び持ち上げられた。
 おいおい、まさか……
 俺の予想通り。
 フレイは再び地面に叩きつけられた。
「きゃああああっ!」
「おい! シャレになってないぞ!」
 これはもう訓練じゃなく一方的な暴力だ!
「カズキ様?」
 ホリィの呼びかけを振り切り、俺は二人に向かって走る。
 自分でもわかるさ
 明らかに俺より強い奴を止めようとする馬鹿さぐらい。
 だがな
 苦しんでる奴を見るだけの馬鹿にはなりたくはねぇ!
「やめろーー!」
 フィーネの冷たい眼差しが俺を捉える。
 そして、彼女の口角がつり上がったのだ。
 それは獲物が増えた事に喜ぶ肉食獣のようだ。
「間に合えーー!」
 俺は再び風に持ち上げられ宙に浮いていたフレイの真下へ滑り込む。
「駄目です! カズキ様!」
「……え?」
 フレイは見ただけでもわかるぐらいにそれはもう強大な力で叩きつけられていた。
 問その一。
 それを凡人&凡骨&平凡&普通である俺が受けたらどうなるか。
 フレイが俺に向かって落下する。
 俺は確かにフレイを受け止めていた。
「……があっ!」
 しかし、それと同時に俺の意識は暗い闇の底へと沈むのだった。
 眩しい光。
 俺は眼を開ける。
「おおっ! 一輝よ。死んでしまうとは情けないっ!」
 へ?
「そんな事では……」
 違う。
 こんな話じゃないだろう。
「カズキ!」
 俺は再び眼を開けた。
 そこには眼に涙を溜めながら俺を見下ろす鎧姿ではないフレイが
 うん。
 出来れば自分の部屋が良かったが先ほどよりはマシだ。
 大体誰だ? あのオッサン。
「大丈夫だったか?」
「ーー!」
 俺が訊くとフレイは益々涙を流す。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ! 自分の心配しなよ!」
 今度は馬鹿の五連打か
 馬鹿なのは認めるが、酷い扱いだな。
「どうしてーーボクを助けたりなんかしたのさ!」
「いや……あの……だな」
「貧弱な君が巻き込まれたらどうなるなんてーー考えなくてもわかるだろ!?」
 ああ、正論だ。
「なのにどうしてーーきみが傷ついてどうするのさ……」
 そう言いながら涙を流すフレイ。
 俺はその光景を微笑ましそうに見ていたホリィを見る。
「此処は医務室ですわ」
 なるほど、俺は医務室のベットに寝かさせられている訳だ。(そうじゃない……)
 助けてくれ。
「……あらあら」
 ホリィは俺の視線を受け止め、納得してくれたのか微笑む。
「人は遠ざけておくのでごゆっくりーー」
 何でやねん!
 ホリィはそのまま医務室から出ていく。 医務室には泣き崩れたフレイと俺が残された。
「ひくっ……泣いてなんか……ない……!」
 太陽が照らしてないというぐらい説得力が無いな。
「ホリィさん。カズキ様は?」
「カズキ様ならもう大丈夫ですわ」
 ルカか
 助かった……ルカなら何とかしてくれるだろう。
「そうですか……では、私はカズキ様のお見舞いーー」
 ドカ!
「にぃ!?」
 ドサッ
「あらあら……ルカちゃんってば、こんな所で寝たら風邪をひきますわよ?」
 ズリズリ
「……」
 俺は何も聞かなかった。
「カズキ……」
「わかった……俺が悪かったから」
「わかってなんかないっ!」
 また泣き始めるフレイ。
 これはエンドレスか?
 なでなで
「……あ」
 俺は痛む手を上げるとフレイの頭を撫でた。
 するとフレイは泣き止み、恥ずかしそうに頬を紅に染める。
「ねぇ……カズキ」
「ん?」
「ボク……カズキの事が好き……ううん。大好き」
 フレイが自分の唇を無抵抗である俺の唇に重ねてくる。
 え〜〜と
 俺はフラグをそこまで立てた覚えはない。
 やがてフレイは唇を離し、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
「カズキ……魔力が溜まっているよ?」
 どうりで体が焼けるように熱いわけだ。
「……解放しなくちゃ」
 そう言いながらフレイは俺の体を覆っていた毛布を退かせる。
「抵抗させてくれ……」
「却下」
 おい。
 フレイは俺の履いていたスボンを腰まで下ろすとチャックを全開まで下げる。
「まて……落ち着いて話せばだな」
「無理だよ……もう。止まらない」
 フレイは慣れない手つきで下着のボタンを外し、俺の肉棒を取り出す。
 肉棒は既に勃起しており反りたっていた。
「……変な香り」
 フレイは肉棒竿を両手で支える。
 柔らかい手に包まれ肉棒は更に硬くなった。
「こう……するんだよね?」
 ためらいながらもフレイは亀頭に舌を這わせ始める。
「何処で覚えたんだ?」
「男の人とエッチな事をする方法を学ぶのは義務なんだーー救世主は男だって伝説でわかってたし」
 どんな世界だよ。
 俺の友人辺りが来たら喜びそうだ。
「んーー」
 汚れた部分を口で慰められていく背徳感。
 そして確かな快感に俺は情けなくも興奮していく。
「大きいーー」
 フレイは圧倒されながらも肉棒の竿から亀頭へと舌を這わせていく。
「おかしな味だよーー」
 とろんとした眼で肉棒を見つめながら亀頭を唇で覆うフレイ。
「……!」
 ヤバい。
 果ててしまいそうだ。
 ちゅ
 くちゅ
「ん……」
 そんな俺を知ってか知らずかフレイ水音をたてながら行為に夢中のようだ。
 舌が亀頭の先端で転がり射精を誘ってくる。
「気持ちいい……?」
 苦しげにフレイは涙で潤ませたま眼を上目遣いにしてくる。
 こらこら。
 世間の男に袋叩きされても文句の言えない事をこれ以上しないでくれ。
 背徳感に押しつぶされそうだ。
 フレイは一度亀頭から唇を離す。
 彼女の舌には透明の糸がひいておりそれが少なからず俺を興奮させた。
「ボクって、この成績は良かったんだよ?」
 成績って何ですか?
「エッチな事を練習するのも訓練に入ってるの」
 そうだったのか。
 今さら、驚いてやらん。
 フレイは再び亀頭を唇で覆うと先ほどのように行為を再開した。
 舌で亀頭を舐めまわし、右手や左手で肉棒竿をさすって来る。
 駄目だ。
「でる……!」
「え……あ、うん」
 俺は一応、フレイに断りを入れる。
 意味がわかったのかフレイは頷く。
 ドビュ
 ドビュ
 俺の肉棒から白い欲望がフレイの口内に放たれていく。
 その量はやけに多く、フレイの口端からは溢れ始めていた。
「んく……」
 それらを飲み干そうとしていたフレイだが、やがて苦しそうに表情を歪める。
「無理をするな……!」
 こくっと頷きフレイは亀頭から口を離す。
 その瞬間。
 ドビュ!
 新たな射精が行われフレイの赤い髪と顔、そして服をも汚していく。
「ぁぁ……!」
 フレイは驚いたのか短く叫ぶ。
 やがて射精が止まった頃にはフレイの髪や顔は白く汚れ、服にも大量の精液がかかっていた。
「こんなに汚すなんて……」
「すまん」
 大量に溜まった魔力を精液として放出したのだから当然と言えば当然だ。
「バカ……謝らないでよ」
 フレイは苦笑しスカートを外す。
「お、おい……!」
「ボクの初めてをあげるんだから……」
 男としては喜ぶべきだろう。
 だが、人としてはどうするべきなんだ?
 残念な事に次回も続くんだよなぁ
 俺はそんな現実逃避をしながらフレイを見続ける事しか出来ないのだった。
残念ながら次回に続きます。


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