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第二十一話「水と炎と」
「……やっと終わった」
 集会が終わりやっと堅苦しい場から抜け出せた俺は人が少なくなった会議室で肩を鳴らしていた。
「お疲れ様です。ご主人様」
「ご立派でした」
「ああ」
 シェリルに続いて労いの言葉をくれたのは女王。
 国々の代表が集まっているのだから当然来ている。
「あんなもんで良かったのか?」
「はい。救世主様の真意が代表達にもわかって頂けた事でしょう」
 俺の疑問に女王は微笑みながら答えてくれた。
 堅いイメージや冷たい印象があっただけに意外だが、本当の顔はこっちかも知れない。
「カズキ!」
 後ろから聞いた覚えのある声がしたかと思い振り返ると衝撃が胸に飛び込んで来た。
「ふ、フレイ!?」
 胸に飛び込んで来たのはフレイだった。
 炎のように赤い髪を揺らしながら俺に抱きついている。
「良かった……本当に……カズキだ……!」
 まるで数年ぶりの恋人に会ったかの如くフレイは嬉し涙を流す。
 そんなに経ってない筈だが……。
「ていうかフレイが何故ここに?」
「女王様の護衛だよ」
「……国を護らなくていいのか?」
「アヤメ様とホリィ様がお戻りになられたので問題ないかと」
 通りで姿が見えない訳だ。
「フレイさん。カズキ様にご迷惑ですよ?」
 またもや聞いた覚えのある声がした。
 注意はしているがその声は穏やかで心地よい。
「ルカ?」
「はい。お久しぶりです……カズキ様」
 相変わらず水という名に相応しい雰囲気を漂わせている。
「お二人とも。私の護衛を自ら引き受けて下さったのです」
「……単にご主人様とお会いしたかっただけだったりして」
「え!?」
「ぅ……!」
 フレイとルカが同時に反応したーー図星かよ。
「愛されてますね」
 そのやり取りを見ていた女王がクスクス笑いながら言う。
「まあ……悪い気はしないけどな」
 何気にまともな会話は久しぶりだったりする。
 だが俺には女王が喜ぶ話題など持ち合わせていない。
「何時までもこんな時間が続くとも限らないーーですから」
「え?」
「今は愛してあげて下さい。それがあの娘達の力になります」
 女王の慈愛が込められた眼差しーー俺には何となく彼女が女王になれたのかわかった気がした。
 その日の夜。
「……カズキ」
「カズキ様」
 何となく予想はしていた。
 予想していたのに対策をしなかった俺のミス。
 体と精神の疲れを癒やそうとした俺の自室に訪れたのはルカとフレイ。
 二人とも下着姿で、どう考えても話がしたいという雰囲気では無かった。
「あのな……お前たちも長旅で疲れてるだろ?」
 というか現在進行形で俺が疲れています。
「ボクは……カズキが欲しい……」
「私も……カズキ様が……」
 熱ぽい眼差しが二方向から注がれる。
「……」
 逃げる訳にはーーいかないよな?
「わかったよ……ただし、余り期待はするな」
 二人が頷いた瞬間に俺のスイッチが切り替わる。
「あ……」
 俺はそう言うと先ずルカと口づけを交わす。
「カズキ……」
 隣でフレイが恨めしそうに見ているが今はルカに集中する。
 舌同士が絡み合い互いに興奮を高めて行く。
「ん……ちゅ……カズキ……様……」
 ルカの舌を十分味わった所で唇を離す。
 何というかいい加減に隣がメラメラと熱くなって来た。
「……フレイ」
「カズキ……ん」
 今度はフレイの唇を犯しにかかる。
 ルカにした時とは違い少し強めに。
「カズ……ん……」
 言葉を発する事も許さないぐらいにフレイの口を犯して行く。
 やがて俺から唇を離すとフレイは呼吸を乱しながらベッドに倒れた。
「……」
 スイッチの切り替わった俺は行動が早い。
 次の瞬間にはズボンから硬く反りたった肉棒を取り出していた。
「ルカ」
 名前を呼ぶと何をするべきか悟ったルカが肉棒の竿を両手で包んで来た。
 そして何の躊躇いも無く亀頭に舌を這わせ始める。
 シェリルにして貰って(殆どの場合が向こうからだが)いる時とはまた違う快感。
「ルカ……ずるいよ」
 行為に気がついたフレイが乱入し、ルカと同じ行為を始める。
 不思議だ。
 誰の目から見ても美少女な二人がここまで俺に尽くしている事が。
「ぴちゅ……カズキ……」
「ちゅぱ……如何……ですか?」
「ああ……」
 この二人がここまでしてくれているのだーー気持ちよくない訳がない。
 だんだんと確実に射精へと近づいている。
「カズキ……出しても……良いよ?」
「カズキ様……お願い……します」
 色んな想いが込められた眼差しを俺へ注ぎながら亀頭にキスをする二人。
「出るぞ……!」
 まるで抑えられていたかのように射精が始まる。
 噴水の如く精液が噴き出し二人の顔や髪を汚していく。
「すごい……!」
「……!」
 やがて射精も終わりその白濁が二人をすっかりと汚していた。
 白濁に汚れた二人を見て肉棒が更に反応をする。
「ルカ……良いか?」
「はい……」
 下着を脱ぎ四つん這いになるルカ。
「行くぞ」
 俺は後ろからルカに覆い被さるように彼女の陰裂を探し当てると肉棒を挿入した。
「あぁっ!?」
 ルカが短い悲鳴を上げるーーだが痛みから来るものではないと何故か理解出来た。
「ぅぁ……ぁっ! カズキ……さまぁ……!」
 突く度に彼女の全てが伝わって来る気がする。
 だから俺は懸命にルカを突いた。
「カズキ様……!」
 今日は果てるのが速い。
 もう限界が訪れていた。
「くっ……!」
「あぁぁぁぁっ!?」
 ルカの悲鳴に答えるかのように何の迷いも無く溜まっていた物をルカの膣内に放っていた。
「カズキ様のが……私の中に……」
 ルカから肉棒を引き抜くとベッドに寝かせ、フレイに視線を移した。
 そこには下着を脱ぎ捨て、息を荒くしたフレイの姿。
「カズキ……酷いよ……ボクを放っておくなんて……」
「ごめんな」
「良いよ……別に……だから……来て……?」
 フレイの頭を撫でながらベッドへ押し倒すーーそして。
 二度射精したというのに未だ反りたっている肉棒をフレイの膣口に挿入した。
「カズキ……カズキ……!」
 ルカと同様。フレイの中はスムーズに俺を招き入れて行く。
 今考えると俺は可笑しくなっていたに違いない。
「んく……! カズキの好きに……して……いいからぁ……!」
 俺は運動を加えながらフレイの中を犯して行く。
 言葉は不要と言わんばかりにフレイの口を唇で塞ぐ。
 そして、三回目の絶頂を迎えたのだった。
 行為を始めて数時間後。
 あれから何度か二人を突きその度に果て、愛し合った。
 今は乱れていた二人も一輝を挟むようにして眠っている。
「……ありがとうな」
 こんな自分を好きでいてくれて。
「どんな事があっても……俺は見失わない」
 俺は俺に出来る方法でみんなを守るーーそう。
 どんな手を使ってでも。
散々待たせてこんなのですみません。
ですが応援して下さっている方が居る限り最後まで書かせて頂きますので、見守ってやって下さい。