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第十九話「闇。交わる」
 アヤメの小さな身体がベッドに沈む。
 そう言えばいつの間にかユリアの姿も消えていたがーー彼女に対しては余り考えないようにしよう。
「あの…………」
「カズキさん……今だけ……私を愛して下さい」
 それは俺が審判なら即退場を言い渡すぐらいの威力を持つ言葉だった。
「わかったよーー今だけ、な」
 先ほどまで感じていた背徳感が跡形も無く消えていた。
 アヤメの小さな唇に自分の唇を重ねる。
 小さく震えたアヤメだがすぐに安心したのか、黙って受け入れる。
「……服を脱がすぞ?」
「はい……」
 アヤメのドレスに似た黒い衣装を脱がしていく。
 黙ってされるがままでいるアヤメ。
 俺を信頼しているのだろう。
 我ながら器用に脱がす事に成功し、アヤメは下着姿になる。
 お世辞にも発育が良いとは言えない身体。
 触れると雪のように溶けてしまいそうな白い肌。
 それらが目前に突きつけられる。
「何だか……ドキドキします……」
 頬を赤らめながら微笑するアヤメ。
「触るぞ?」
「どうぞ……」
 アヤメは俺の言葉に何処か落ち着かない様子で頷く。
 許しを得た俺は最初にアヤメ手を握る。
 いきなり身体を触るのも気が引けたし何処か緊張しているようにも見えたからだ。
「大丈夫か?」
「胸がドキドキしてて……変です……今までこんな事は無かったのにーーそうです」
 何かを思いついたのかアヤメは微笑む。
「ぎゅっとして下さいませんか?」
「……良いよ」
 俺はアヤメの背中に手を回し自分に抱き寄せた。
「!」
「?」
「余計に胸が……変です……」
 よくわからないが逆効果だったらしい。
 とりあえずフォローとして(?)アヤメの頭を撫であげる。
「あ……」
「収まったか?」
「いいえ……でも、安心するドキドキです……暖かい」
 落ち着いたアヤメは甘えるように顔を胸へ擦り付けてくる。
 しばらくしてアヤメが完全に落ち着いたのを見計らい行為を再開した。
 まだ下着を必要としていない小さな胸に手を伸ばす。
「ん……くすぐったいです……」
 力加減をしながらアヤメの胸を手で刺激していく。
「ん……ぁっ……」
 アヤメの口から漏れた小さな声。
 少なくとも苦痛の声ではない。
 小さな乳首を指腹で転がしつつ、逆の胸は手で刺激をする。
「ぁあ……!」
 生まれていく快感に抵抗の色も見せず受け入れるアヤメ。
 悪戯心が芽生えてくる。
 手による愛撫を一旦止めアヤメの乳首を唇に含んだ。
「!」
 今度は舌で乳首を転がしていく。
「か、カズキさん……!?」
 俺の行動に驚いたアヤメだが止めようとはしない。
「どうだ?」
「わかりません……でも……くすぐったいのと違います……それにーー」
「それに?」
「先ほどから……その……パンツが気持ち悪くて……」
 なるほど。
 見るとアヤメのショーツは中から濡れていた。
 確かにこれでは気持ち悪いかも知れない。
「脱ぐか?」
「……」
 流石にこれは躊躇うアヤメ。
 それはそうだろう。
 それを脱いでしまえば自分を包む物が無くなってしまう。
 これ以上に無く恥ずかしい筈だ。
 しばらくしてアヤメは意を決したように。
「……自分で……脱ぎます」
 自らショーツを脱ぎ始めた。
 恥ずかしいのかショーツの片方だけが膝で止まっている。
「足を開いてくれ」
「は、はい……」
 恥じらいながらも言われた通りに開脚をするアヤメ。
 閉じた陰裂と小さな突起が露わになる。
 その周辺にはまだ何も生えていない。
 俺はなるべく優しく陰裂を指でなぞる。
「ひゃっ!」
 アヤメが短く叫ぶが、俺は気にせず続けた。
「か、カズキ……さんっ!」
 切なそうに叫ぶアヤメ。
 そこからどんどんと透明な蜜が溢れていく。
「……カズキさん……そろそろ……お願いします」
 実はというと先ほどから股間が痛いほど膨らんでいた訳だ。
「痛かったら言えよ」
 俺はズボンごと下着を下ろし、恥じらいもなく反りたつ肉棒を取り出した。
「あの……お願いします」
 アヤメはベッドへ仰向けになる。
 はっきり言ってアヤメのそこは小さい。
 俺のを受け入れられるかはわからない。
「カズキさん?」
「始めるぞ」
 俺はアヤメの膝を優しく開くとその間に入る。
 そして、反りたつ肉棒を陰裂に押し当てた。
「!」
 反応するアヤメだが決して制止の言葉は口にしない。
 ならば俺も応えないと。
 亀頭を陰裂に押し込む。
 そしてそのまま膣口に突き刺した。
「痛……!」
 激痛の声を押し殺し耐えるアヤメ。
 涙を流しながらも行為を止めるようには言わない。
 ならば俺も止める訳にはいかない。
 少しでも負担が少なくする為に早く終わるよう努力するべきだ。
 侵入を再開した。
 入るかどうか不安だったが不思議とアヤメの膣は俺を受け入れていく。
 処女を奪った事で流れる鮮血。
 だが、決して泣き言を言わないアヤメ。
 ただ何度も俺の名前を呼ぶ。
「カズキさ……カズキさん……!」
 俺の背中手を回し痛いぐらいに抱き締めて来るアヤメ。
 もう少し……もう少しだ。
 侵入を拒むかのように膣道は俺の肉棒を締め付ける。
 ……。
 漸くアヤメが俺を受け入れられるであろう限界地点までたどり着く。
「カズキさんが……私の中に……嬉しい……!」
 涙を流しながらも微笑するアヤメ。
 俺は情けない事に今にも果てそうだ。
「アヤメ……!」
 気づくと俺は自分から動いていた。
 俺が動くとアヤメの膣内にある肉棒も動く。
「ぁっ……!? カズキさんが私の中で動いて……!?」
「すまん……」
「止めないで下さい……カズキさんに気持ち良くなって欲しいですーーそれに」
 健気に微笑した後。アヤメは恥ずかしそうに俺を抱き締める。
「カズキさんのが中でこすれて……私も気持ちいい……です……だから……止めて欲しくないです」
 俺を気遣っての事かどうかはわからない。
 だが、踏みとどまっていた俺を後押しするには十分だ。
「ぁんっ!」
 俺はまるで獣のように腰を動かし続ける。
「あっ……ぁぁっ……ん!」
 アヤメの口からこぼれ始めた喘ぎ声。
 少なからずアヤメも感じていてくれているようだ。
 俺はアヤメと自分の快楽の為に腰を動かす。
 そして。
 限界は早く訪れる。
「うっ……!」
「何かが来ます……カズキさん……!」
 アヤメの膣から抜こうとした俺だが。思いの外、アヤメに強く抱きしめられていたらしくそれも叶わなかった。
 ドビュ!
 ドビュ!
 いい加減に聞き飽きた効果音と共にアヤメの膣内で射精をし、ドクドクと精液を流し込む。
「……」
 アヤメも果てたのかぐったりとして動かない。
 薄れていく意識の中。
「愛してます……」
 っという言葉を聞いた気がした。

大変お待たせしました。
待たせた割にはインパクトは少なかったかも知れません。
これからも気長に付き合って頂けると幸いです。


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