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お久しぶりです。余り過剰な期待はしないようにご注意を
第十三話「旅路」
 ここは魔王が住まう城。
 魔王の間にある巨大な玉座。
 人間が座るには大きすぎる玉座だ。
 これは魔王のみが座る事を許された呪いの玉座。
 資格無き者が座れば存在そのものが抹消されるという。
「……」
 その玉座に平気な顔で座っているのは和美。
 目つきが険しくかなり機嫌が悪そうだ。
「マルコ」
 血のように赤く変色した瞳で側に控えていた少年を睨む。
 人間に男性は居ない筈ーーそう。彼は人間ではないのだ。
 普通の人間に見えるが、頭から生えた二本の角がそれを否定している。
 彼は悪魔。
 人間と敵対する存在だ。
「マルコシアスですーー魔王様。どうかなされましたか?」
「何時になったらその救世主って人を連れてきてくれるんです?」
「僕に言われましてもーー」
 マルコシアスの答えに和美は溜め息をつく。
「使えない駒ばっかり……」
「申し訳ありません」
 深く頭を下げるマルコシアスに和美はもう一度溜め息をつく。
 魔王として覚醒する前は性格が変わるほど屈辱の日々だった。
 兄に捧げるつもりだった処女を奪われ望まないセックスを強いられていた。
 覚醒するまでそんな地獄は続けられ、覚醒してみれば手のひらを返したような扱い。
 和美を犯していた連中には復讐をし、それを仕向けたマヤにも同等以上の屈辱を与えた。
 最もマヤ本人は仕返しをしてもケロッとしていて、和美も最近では仕返しに飽きてきているが。
「マルコ……何か面白い事をしなさい」
「マルコシアスです。そうですねーーここにあるコインが何と」
 マルコシアスはコインを手のひらに乗せ握る。
 そして次に手を開くとコインは消えていた。
「不思議ですよね?」
「マルコ……貴方が本当に悪魔なのか疑いたくなります」
「面白くありませんか?」
「ええ」
 マルコシアスは考える。
「では、話をーーこの間。久しぶりに故郷へ帰りまして」
「……」
「母にマーマレードをーーぐはっ!」
 和美はマルコシアスが言い終わる前に適当な物をぶつけ黙らせるのだった。
 場面は変わりユミール城。
「カズキ様……本当に行かれるんですね」
「カズキ……君のことは忘れないからね」
「ご武運を」
「お土産は元気な姿を見せて下さるだけで十分ですから」
「あの……怪我だけはしないで下さい」
 それぞれの言葉で見送られ、俺たちはユミールを後にした。
 因みに上から水、炎、風、光、闇の順だ。
 戦地に赴く夫を見送るかのようなノリは止めて貰いたかったが……心配かけさせたのは俺自身だ。
 何としてでも無事に帰らなきゃな。
「……」
 そして現在。
 俺、シェリル、アズリア、その他護衛騎士を乗せた馬車は順調に山道を走っている。
「カズキ……だったか?」 窓から風景を眺めていたアズリアが俺に興味深そうな視線を向けていた。
「ルカやフレイはともかく……フィーネまでが入れ込む程だからな」
「……何の話だ?」
「気にすんな……強いのか?」
「弱い」
 即答してやった。
「ご主人様の魅力は強さではありませんよ」
 読んでいた本をパタンと閉じながら溜め息をつくシェリル。
「エッチの……」
 ベシッ!
 頭にチョップを叩き込み黙らせる。
「なるほどな……カズキには魅力って奴があるんだな」
 先ほどのやり取りでどうしたらそういう考えになるんだ?
「見極めてやる」
「貴女にそれが出来て?」
「上等だ!」
 この組み合わせは外れだったのかも知れない。
「そういう訳でご主人様」
「……何だ?」
「ご奉仕の時間ーー」
 黙れ。存在そのものがエロいメイド。
 ベシッ!
 うん。明らかな人選ミスだな。
「……」
 俺はそう決め付けると夢へ逃げ込むために瞼を閉じる。
「お眠りになられるという事は私の好きにしても良いとーー」
「ならない」
 こいつの前では安眠も出来ないのか?
「最近。してくれないじゃないですか」
 俺の膝に頭を乗せ指をグリグリと胸に押し付けてくる。
 今度は甘え攻撃に出たらしい。
「人目があるだろう」
 馬車の中にはアズリアだけではなく双子の女騎士が乗っている。
 アズリアの部下で名前はリーゼとローゼだったか。
「お気に……」
「……なさらず」
 かなり居心地が悪そうだ。
「私は見られていても構いませんよ?」
「構いなさい」
「何なら皆さんでヤッても……」
 アズリアに助けを求める。
「何だ? 何をやるんだ?」
 ……双子騎士に。
「……」
「……」
 ……不思議そうに見つめ返されただけだった。
「では、始めます」
 どうする?
 何時もなら逃げていたが今は無理だ。
 アズリアは興味が無くなったのか寝ているし、役に立たない。
 双子騎士はじっと見つめているだけだ。
「ご主人様は観念してじっとしていて下さいまし。気持ち良くしますので……」
 もうどうにでもなれ。
 シェリルは俺が履いているズボンのファスナーを下ろす。
 そして慣れた手つきでまだ通常サイズである肉棒を取り出す。
「……お久しぶりです」
 俺の肉棒に何故か挨拶をし、竿を手で握りながら亀頭に舌を這わせる。
 すると反応した肉棒は徐々に反りたっていく。
「あ……」
「……凄い」
「そこの双子騎士。まじまじと見つめるのは止めろ」
 見ている暇があるなら止めて下さい。
 マジで。
「はい。動かないで下さいね」
 シェリルは亀頭を唇で包み吸い上げてくる。
 痺れるような快感。
「う……」
 かなり気持ちいい。
 練習でもしたのだろうか。
 前より確実に上手くなっている。
「すっかり元気になりましたね」
 肉棒は斜め上を向き完全に勃起していた。
 こうなれば出すまで収まらない。

「シェリル」
「はい」
 シェリルはスカートの下からショーツを引っ張り出し、足から脱ぐ。
 そして勃起した俺の肉棒に跨る。
「合体ーー」
 ポカッ
 それ以上は言うなという意味で軽く殴る。
 彼女なりの照れ隠しだろう。
「いきますよ」
 シェリルは腰を落としていく。
 亀頭がシェリルの膣口に当たり、そして突き刺さる。
「ぅう……!」
「大丈夫か?」
 短い悲鳴を上げたシェリルに俺は声をかける。
「最初ほど痛くはないです……ていうより……前より気持ち良くて……」
「……そうか」
 感じてくれるならその方が良い。
「くぅ……ぁん……!」
 シェリルの膣は前ほど抵抗もなく俺の肉棒を受け入れていく。
「入った……」
 入りきるまでそう時間もかからなかった。
「ご主人様……!」
 シェリルは俺の背中に手を回すと自ら腰を揺らし始めた。
「ぁぁん……!」
 肉棒が彼女の膣内で擦れ合うっていくのがわかる。
 その度にシェリルは甘い喘ぎ声を上げるのだ。
「ぅぅ……」
「……すごい」
 見ると双子騎士達にも興奮が移ったのか、自らを慰めていた。
 俺は彼女たちから視線を外す。
 興味が無い事もないが今はシェリルに集中したい。
 下からシェリルを突き上げる。
「ごしゅ……ぁぁっ!」
 ぐちゅ、ぐちゅ。
 車内に響く水音と喘ぎ声。
 異様な光景だが今はこれらを堪能したい。
「だめ……ぁっ! ……頭が変に……!」
「これ以上変にならないだろう……」
 なられては困る。
「イくぞ……!」
「ご主人様……私も……!」
 ドビュ!
 俺は突き上げながらシェリルの膣内で射精をする。
 その量はいつもながら半端ではない。
「ぁ……ぁぁ……ぁぁぁ!?」
 ブルブルと下半身を震わせるシェリル。
 中に流し込まれていく精液を感じているようだ。
「ご主人様がいっぱい……」
「しばらくは抜けないな……」
「はい……だから繋がっていて下さい。ご主人様」
 甘えるようなシェリルの声を聞きながら俺は射精の疲れからか、眠りに落ちるのだった。

どうなるんでしょうね……これ。
何とかなるようにはしますが……心配だな。
不安ながらもお別れです。
では、また。


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