警告
この作品は<R-18>です。
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プロローグ
俺は佐久間一輝。
言えば凡人かつ凡骨で平凡な普通(同じような意味だが)の男子高校生だ。
暴力沙汰などしたことなく、喧嘩も滅多にしない。
あっても口喧嘩程度だ。
「佐久間。もう帰るのか?」
「帰宅部の俺は授業が終われば学校に用などないからな」
「相変わらずつまらない奴だな」
友人は呆れたのかため息をつき、肩をすくめた。
つまらなくて結構。
言いたい奴には言わせておけば良い。
「お前も部活やれば良いのに」
俺はそれに答えず手をひらひらと振りながら教室を出た。
「……」
後ろ向きで手を振ると教室を出た。
「……」
スポーツができない訳じゃない。
勉強ができない訳でもない。
俺は平均的にそれらをこなし、成績も中間を維持しているつもりだ。
「興味ないさ……」
俺は凡人かつ凡骨で平凡な普通の人間らしく暮らせればそれで良い。 金持ちになるとか有名人になるとか大それた事は考えていない。
普通が一番だとは思わないか?
少なくとも俺はそう思っているし、その考えを捨てるつもりはない。
「何だ……?」
その時。
視界がぐにゃっと歪んだ。
例えてみるなら正に何処かの世界へ飛ぶ瞬間の様な。
今となってはシャレにならない表現だが、仕方ないだろう。
足下がふらつき立っていられる状況ではなくなる。 俺はそのまま意識を暗闇へと落とした。
これは凡人かつ凡骨で平凡な普通である筈の俺が巻き込んだーー。
苦難と苦痛の物語である。
先に言っておく。
これは勇者が、魔物やドラゴンを倒す話ではない。
ヒーローや英雄の話でもない。
過度な期待はしないでくれ。
そういうのが好みなら、すぐに携帯かパソコンかは知らんが、とりあえず閉じてくれ。
もう一度言う。
これは、ヒーローの話なんかじゃない。
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