警告
この作品は<R-18>です。
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いよいよ初出勤。その日はいきなり全体ミーティングだった。
2 部長
おはようございます!
うちの店ではまず上司に向かって部下から一礼をしてから握手をする。
女の子については気がついた方が先にするような形だ。
佐藤は俺の上司ではないらしい。
「鷹司、紹介しとく。マイカワマナブって今日から入った新人だ」
鷹司という男が主任だった。物静かそうな男だ。
「おはよう!よろしくな。そこにいる木村からいろいろ聞いてくれ」
寮で逢った木村とは同じ店だった。
「マナブか。よろしくな」
俺は木村と一緒に店内のスタンバイを始めた。
まずテーブルやソファの配置をし、灰皿やグラス、メモ帳、ミネラルウォーター
が入ったウォーターフォンという入れ物を配置していく。
それらが終わると木村と買出しに出た。カウンター担当からリストを書いたメモ用紙
を買ってくる。木村は入り口近所の婦人服売り場に向かった。
「何買うの?」
「網タイツだよ。あれ?聞いてないの?すいません。クラブキングですが600円の20足と
800円の10足ください」
「網タイツ?そんな大量に?」
「うちの店ってバニーガールのお店だよ?」
聞いていなかった。木村の話だとその他に普通のコスチュームのお店でクラブクィーンと
カウンターのみの店でクラブジャックという系列店があるという。
「今日は急がないと合同ミーティングがあるんだよ」
俺と木村は急いで買出しを済ませ店へ戻った。
店に戻ると3店舗の従業員全てが集まっていた。鷹司主任が俺を呼ぶ。
「マイカワ!こちらが部長でこちらが次長だ。でこっちはうちの店長」
部長はそれほど大きくないがバイタリティ溢れる営業マンのような男で握手の時に
強い力で握ってきた。
「おーマイカワくん頑張れよ!」
次長は正反対なおっとりしたタイプの人間のようでメガネをかけヒゲをたくわえていた。
「よろしくお願いしますよ」
店長は眼光するどく睨みつける様な感じで俺と握手をした。
しばらくすると談笑していた者、タバコを吸っていた者の全てがドアから入ってくる
男に注視した。
「おはようございます!」
何人もの男達が大声で挨拶し、握手を求めていた。
「マイカワ、あれが社長だ。挨拶に行こう」
鷹司主任が俺の腕を引っ張って社長のもとへと連れて行った。
「おはようございます!社長、新人のマイカワです」
鷹司主任が俺を紹介した。社長は小柄で色黒、ニコッと笑って俺と握手をした。
「何かお前…雰囲気あるな。頑張れよ!」
上座の真ん中に社長、挟むように部長と次長が座り、それに相対するように俺たちが
座った。
「おはようございます!本日の定例ミーティングの司会を勤めさせて頂きます、クラブ
ジャック店々長、川井です!よろしくお願いします!」
応援団のような大声だ。このノリに圧倒されていた。
続いて次長が紹介され、静かに口を開いた。
「先月は全店舗で売上ノルマクリアでした。本当にお疲れ様でした。今月のノルマも
店長以下、みんなで力を合わせてクリアできるように頑張ってください」
社長が拍手をすると続いて全従業員が拍手をした。まるで軍隊のようだった。
ここで軍曹のように部長がどこから持ってきたのか棒を担いでフロアの真ん中に登場した
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