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親分を斬り付けた犯人を探し出した。ヤマビシ会を破門になった男達は、指を詰められ関西へ連れ戻された。そして自由が丘に平和が戻った。
158 薬効
親分刺傷事件は、迅速に住民に不安を与える前に終息した。親分は傷跡が残ったものの、以前と
変わらない生活に戻り、自由が丘に再び平和が訪れた。

ある夜、自由が丘の商店街をブラブラしていると、ナオミとばったり逢った。
「ボス!」
「おお、久しぶりだな」
「お久しぶりです…」
「どうした?元気無いな。今日は出勤じゃないのか?」
「いえ…あの、ちょっとお時間ありますか?」
「ああ、いいよ」
「ここじゃ何なんで、私のマンションに」
「分かった。車持って来るよ」

20時頃だろうか。ナオミのマンションに着くと、ナオミはコーヒーを出してくれた。
「ボス、会社潰すようなことになっちゃって、すいませんでした!」
「あはは。そんなこと気にしてたのか」
「笑いごとじゃないです。私が原因でこうなっちゃったんですから」
「気にするな。これも運命だよ。こうなると決まってたんだって」
しばらく談笑して、コーヒーを飲み干した。帰ろうとソファから立ち上がった。
「ボス、もう1杯だけコーヒー飲んでいきませんか?」
「せっかくだから、もらうか」
俺はこのとき、気が付くべきだった。コーヒーがいつもとは違う苦味を含んでいたことを。

「ナオミ…コーヒーに何か入れただろ」
「こうでもしないと、ボスは私を拒否すると思って…お詫びは体で払います」
ナオミは部屋を暗くした。しかし、視界に入るものがハッキリと見える。
「シャブか」
「ボス、ごめんなさい」
ナオミは、俺のズボンのチャックを下ろすといきなり倅を咥えてきた。
「うぐっ」
薬効を感じる。拒否する気持ちと裏腹に体が反応してしまう。ナオミは俺のシャツを脱がせると
乳首を舐めましてきた。全身に恐ろしいくらいの快感が走り抜け、鳥肌が立った。
「ボス、可愛い…」
覚せい剤とセックスは切っても切れないものだ。男も女も貞操観念や羞恥心は全て吹き飛ぶ。
「ボス、女の子みたいに喘いで…」
「はあはあ…」
乳首を愛撫されながら、倅をしごかれ、頭では拒否しても、俺の体は更なる性的快感を欲する。
ナオミが咥えたまま、服を脱ぎ出した。下着姿になったナオミを触りたくて我慢がならない。
「ボス、私の体を触りたいの?」
恐らくナオミも体にシャブを入れている。自分の発する卑猥な言葉で興奮しているのが分かる。

「ボス、こっちに来て…」
「ああ…」
下着姿のナオミに咥えられたまま、ベッドへと誘導された。覚せい剤を用いて、えっちをして
しまうと、快感以外は受け入れられない。俺はまさにその最中だ。
「ボスの…早く元気にならないかな」
「ネタを食ってんだ。無理だろ」
薬効で男は勃起することは無い。女はどうしても勃起させて挿入したいが為に、一晩中、咥えて
いるのだ。あまりの快感に体に力が入らない。ナオミは相当なテクニシャンだった。

ついに俺の心が折れてしまう。
「ナオミ、注射器とネタあるか?」
「あります」
ナオミは冷蔵庫のプラスチックの容器を持ってくると、フタを開けた。
「漬物じゃないか」
「それがですね…」
二重のフタに細工されていた。その下からは、2グラムくらいはあろうネタと、注射器が数本
隠してあった。
「すごい量だな」
通常、パケと言われる小分けにしたビニールで入手する。そのパケの7倍くらいの量だ。

俺は注射器を取り出すと中の芯棒を抜いた。注射器の筒の部分に、細かくしたネタを押し込む。
再度、芯棒を入れて量を確認する。通称、詰め7。メモリの7の部分までネタを詰める。
「ボス、そんな量いくんですか?」
「バカヤロ。お前がその気にさせちゃったんじゃねえかよ」
「にしても多くないですか?」
「ガキの頃は詰め10やってたんだ。数年振りだから、これでも減らしてる方だ」

ナオミは精製水をコップに注いで持ってきた。常備している辺りは、立派な中毒者の域だ。
薬指と親指で注射器を持ち、人差し指と中指で芯棒を引くと注射器の中に水が入っていった。
手のひらで注射器を転がすと、あっという間にネタが水に溶けた。
「良さそうなネタだな」
指で注射器を弾くと、空気が針の方へ上っていった。ギリギリのところまで芯棒を押す。
「ボス、縛りましょうか?」
「要らん。どこに血管があるか分かってる」
薬効のせいだろうか。針の削られている部分がよく見える。その砥がれた部分を上にすると、
針を腕に刺した。注射器の中に、ほんの少し血が入った。
「1発だ…」
「外す訳ないだろうが」
芯棒を引くと、注射器の中に血のキノコ雲が舞い上がる。静脈に針が入った証拠だ。ゆっくりと
芯棒を押し込む。目から上の頭に爽快感が走る。少し芯棒の押し込みの勢いを早めると、喉の
辺りに熱いものを感じた。半分以上入れたところで、頬に鳥肌が立ったのが分かった。
「量が多いから、入れるまでがすごく長く感じる…」
ナオミは見たことのない量らしい。驚くナオミをよそに、俺は芯棒を押し切った。
「ふう…」
瞳孔が開き、暗いはずの室内がハッキリと見える。動悸は激しくなった。体から信じられない
パワーが湧き上がってくる。体が性的快感を欲す。
「ボス、おちんちん起つやつ、飲んでみます?」
「寄こせ!」
粘膜が乾いていて、錠剤を飲み込めない。それを見てナオミは、小さく割った。何でも出来る
怖いものは無い。俺は薬効で、スーパーマン状態になっていた。コップに入れた水を、吸い
上げては出すという行為を繰り返した。これは注射器の洗浄だ。
「ボス、カッコ良い…」
「天国に連れて行ってやるよ」
「ううん。まずは私が責めさせて。」

俺は自ら服を脱いで全裸になるとベッドに大の字に寝転んだ。ナオミに首筋をキスされただけで
全身に鳥肌が走った。そのキスは徐々に下に行くと乳首を舐め回された。
「そんな気持ち良いなら、喘ぎ声出せばいいのに…」
ナオミはベッドの引出しから、ローションを取り出すと、それを少し手に取った。
「あ…」
ヌルヌルとした手で乳首を刺激された。それを持続した状態で倅を咥えられた。
「すごい…」
さっき飲んだ錠剤が効いてきたのか、少し勃起していた。

ナオミに責められ、めくるめく快感が俺を支配していた。これが覚せい剤の薬効だ。



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