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第4話 吸精鬼


 だが俺の今まで閉ざされていた性欲に火が点いたようだ!戦士として鍛えられた俺の肉体の抑圧された部分がまた頭をもたげた!頭は澄み渡って次の『戦い』を欲していた。俺の引き出された力無く曲がっていたペニスがまた充血し天井を睨んだ。

 俺は立ち上がり、右手の痛みを堪えながらベッドに近寄った。そして左手のイオンガンをアスラの後頭部に押しつけ、右手でアスラの髪を撫でた。アスラは薄目を開き頭を俺に向けた。抵抗はしない。背中のタンクトップのジッパーを押さえるとぱちんと勢いよく胸の方にしぼみ胸が露わになった。
 俺は震える手で首、胸を触った・・・
 乳首が小振りの女性のものの様に勃起していた。
 ピンク色で中の組織が透けて見える!摘むと粒子状の組織の感触がする。樹液のような透明な液体が少し出てきた。
「・・・う・・・あうん」
 アスラは俺の行為を止めるでもなく、身体を仰向けにした。まるで娼婦が男を寝床で誘うように!閉じた羽がクッションとなって胸を反らせる。銃を頭に突きつけながら怖れもなくアスラは俺を見ている。次の俺の行為を待つように!

 俺の手は下腹部に伸びた。
 アスラは大人しく足を開いた。
 前部のジッパーを押さえるとブリーフはやはりゴムのように勢いよく両側に外れ、お尻の下に隠れた。無毛の恥丘の下に艶やかなペニスと陰嚢が現れた。
 あまりに従順なので不安を覚える。自分の血と精液をセックスの相手にも与えるのだろうか?生殖機能はあるのか?俺は確かめるようにアスラの生殖器をまさぐった。
「・・・ん!」
 アスラは身悶えした。汗をかいている。
 俺の口は欲情にからからに渇き、俺のタイツから無様に屹立する陰茎が抉り込む所を欲していた。
 俺はアスラの口に自分の口を近づけた。アスラも興奮しているのか、浅く息を突きながら俺を見ている。口を付けた!柔らかい、甘い唇。お互いに舌を舐め合う。次の瞬間鋭い犬歯が襲ってくるかも知れない恐怖!天使と交わろうとする背徳感!
 アスラにとってセックスとはただの食事なのか?地球人の様な感情は失ってしまったのだろうか?

 俺の頭は真っ白になった。ただ、この性欲を充たそうとする野獣の本能だけが残っていた。多分・・・これは操作されているのだ!微弱なテレパシーで俺の生殖中枢を支配することは十分出来るだろう。それほど『至近距離』にいるのだから・・・

 俺はイオンガンを放りだし、急いで衣服を全て脱いだ。そしてアスラの両脚を広げさせのし掛かり、肩に美しく引き締まった太股を担いだ。
 上を向いた蕾に触ると驚くことに、愛液に濡れている!俺の精液を絞り出すために万事整っているということか!
 ペニスの先がぬるりと入った!そして一気に根本まで差し入れる!
「あう!」
 アスラが小さく叫ぶ!俺は夢中でアスラの透明な乳首を両手で嬲った。中の乳腺の粒子を潰すほど摘む。
「ああーっ!」
 アスラは激しく身悶えした。だが、俺のペニスに貫かれ両足は高く固定され逃げることは出来ない。背の下からベッドの横の空間に純白の羽がばっと伸びた。そして俺の背中を包み、俺の律動に釣られて震える!俺は本当に天使を犯しているのか!

 俺は代わる代わるその果実のような乳首を強く吸った。甘い樹液が俺の口の中に出る。アスラが喘ぎながら俺の頭を抱いた。
 もっと強く吸えと言うように身を寄せる!
 俺たちの腹に挟まれたアスラのペニスからも透明な腺液が溢れ出て臍から腰に流れていた。
 俺は幾度も粘った蛋白質の塊をアスラの体内に出した。

 熱いものが放出されるたびに、アスラは恍惚としそれを腸内で吸収し栄養としているようだった。
 『食事』後の余韻にとろんとしているアスラを、俺は愛撫し体中を舐め、アスラが分泌した体液を味わった。彼は気持ちよさそうに寝てしまった。俺はその一滴をスポイトに入れ、分子解析機に入れた。
 トーマスの声がした。
「・・・多様なホルモンを検出。高い栄養価を持った体液です。まるで各種ホルモンの生体工場の様です」
「媚薬作用があるのか?こんなにセックスに集中したのは初めてだ」
「・・・7種類の性ホルモンを含んでますから、それを摂取した個体の生殖機能を一時的に高めます。脳の生殖中枢に作用します。つまり性欲に支配されます」
「・・・俺はこいつのセックスマシーンか」
「貴方も彼と交わる限り、体質改善が進みますよ。ダイスケ」



第1部完
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