警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
移動してください。
これは基本おバカでノー天気なラブコメです(笑)力抜いて見て頂けたらと思います(#^.^#)
プロローグ〜押しかけモンスターズ♪〜
「ひやああ!!きゃふう・・・!」
「んんぅ!あはぁ・・!!」
真っ暗な部屋にいくつもの熱い吐息と淫らな粘液を擦り合わせる音が交差する。
昔の王族達が住んでそうな豪華な洋式の部屋の中央に、これまた豪華で大きなベッドがありそこに何人もの人が裸で絡み合っている。
否、良く見るとそれは人では無かった。どれもこれも皆、美しい女達だったか耳が尖んがっていたり、黒い羽根が生えていたりと異様な姿をしている。
彼女達は魔物・・・。
人間とは別の世界で生きる者達である。
女達は皆汗びっしょりで快楽を貪っている。
そしてそんな女達を一人でよがらせているのがベッドの真ん中で寝ている男だった。
「ああっ!良い!!最高です!魔王様ぁ!!」
魔王と呼ばれた男の肉棒を受け入れている褐色の女が堪らず叫ぶ。
彼女はいわゆる騎乗位と言う体勢で攻められ、男の首にしがみついている
体に挟まれひしゃげた張りのある乳房や、背中に生えた黒い羽根が腰が動く度にピクピク痙攣するのが何とも卑猥だ。
「はあああっ!魔王様ぁもっとぉ!!」
「きゃふぅぅ!お、おかしくなっちゃいますぅーーー!!」
嬌声を上げているのは彼女だけでは無い。
男の両側には色白の髪の長い女性と少女が中腰で立っていて、男の両手は二人の秘処へと導かれている。
二人は向かい合う形で手を組み、時折唇を交わしながら互いに興奮を高め合っている。
長髪の女性の手に水掻きがついていたり、少女の体の所々に包帯が巻かれていたりする事から彼女達はマーマンとミイラのモンスターの様だ。
「うにゃあああっ!魔王様の舌好き好きぃ!!☆」
極めつけは男の頭だ。そこには獣人だろうか?猫耳を生やし、手も足もおまけに尻尾も猫な女性が跨がっている。
男の呼吸が苦しくならない様少し腰を上げてはいるが、舌で秘処を舐められ全身をビクつかせる姿はもはや息も絶え絶えだ。
「貴様ら・・そろそろイクぞ?」
と、全く表情を変えず魔王が呟く。だが女達はそんな愛しい主の呟きにも敏感に反応した。
「は、はい!ください!!私に魔王様の精を!!」
「ああぁあ!私も、もう!!」
「魔王様の手でイカされちゃいますーーーー!!♪」
「にゃあああっ!イク、イクゥーーーーーー!!」
4人の女がそれぞれ思い思いに叫び、宴は終わりへと近づいて行く。
男はそんな女達の言葉を聞くとフッと笑みを浮かべラストスパートを駆ける。
肉棒で貫かれていたコウモリ美女は魔王の首から手を離し、体をのけ反らせた。ミイラ少女と半漁女性もあまりの快感にディープキスを止め、猫耳娘も思わず腰を落としてしまい天井を仰ぎ見る。
女達の限界はあっという間にやって来た。そしてーー
「グ・・・!!」
小さな呟きと共にコウモリ美女の中に大量の精液が放出された。それとほぼ同時に女性達もアクメを迎える
「「あはあぁぁぁ!!イクゥーーーーーーっ!!」」
まるで揃えたかの様に4人が同時に痙攣する。中にたっぷりと精液を注ぎ込まれた褐色の美女は、羽根も全身も痙攣させ、指で攻められていた二人は仲良く魔王の両腕に熱い蜜を噴射し、クンニされていた猫娘はだらし無く舌を出しながら尻尾まで硬直させ、恍惚の表情を浮かべている。
暫く息をするのも忘れて忘我の境地にいた女達だったが少し経つと皆バタバタと倒れて行く。
たった一人女達を昇天させた魔王だけがムクリと上半身を起こし、深い深いため息をついた。
「なぁ・・・お前達」
ーーその後。
女達との肉の饗宴を終え真っ赤なバスローブに身を包んだ魔王が骨で出来た王座に座り、今だ自分の体に纏わり付く女達に聞く
紫色の長髪に切れ長の眼は、魔王の名に相応しく中々の美男子である。
ローブの隙間から見え隠れする肉体は大変引き締まっており、身長も2M近くある事から黒い悪魔の尻尾が生えていなかったら、人間のモデルとしても十分に通用するだろう。
実際、この部屋にいる女達は身も心も魔王の虜の様だ
ここは魔界。魔物達が住む人間界の隣の世界。
それを統べる魔王城の王座にて、魔王サガナエルは憂れていた。
「なんですか〜?魔王様」
「また愛して頂けるのですか?」
うっとりとしながらシーツを纏ったコウモリ美女と半漁姫が自らの体を密着させて来る。
猫娘とミイラ少女は今だベッドでスヤスヤと寝息を立ているが、それを見て魔王はまた深いため息をついた
「貴様らと交わり初めてから幾日経った?」
「ええと・・・約一週間ですね」
「まあ!一週間も休み無しに魔王様に愛して頂けるなんて私達、幸せですわ」
魔王の問いにコウモリ美女が指を折り曲げながら答えると、半漁姫は頬を赤らめて身悶える。
だが、それが若き魔王の頭痛の種だった。
「そうだ、一週間だ。いくら我が精が無限とは言え、貴様らの様に淫らな女達を満足させるには日がいくらあっても足りん。
見ろ!あの書類の山を・・・」
頬杖を付きながら魔王が側にあった机に眼を移す
そこには文字通り山の様に書類が積まれていて、しかも机からこぼれた書類が辺り一面に散乱している有様だった。
王とは、ただえらそうに王座に踏ん反り返っていれば良いと言う訳では無い。
国を安定させ、豊かにするために毎日仕事に追われなければならないのだ
しかしこの一週間、魔王は愛人達の相手で全く仕事に手を付けられない状態だった。
「何人もの王が存在した魔界を統一し、名実共に大魔王となったこのサガナエルが愛人と遊び呆けて魔界を滅ぼしたとあっては末代までの名折れではないか」
「あら、でもそんな淫らな女にしたのは魔王様ですよ」
「そうですわ。私達は魔王様の奴隷。魔王様無しには生きられない体なのです」
クスクスと笑いながら痛い所を突いて来る愛人達。
そうなのだ。生来の女好きな性格も祟り、魔界統一の最中、好みの女を全て愛人にしたのが悩みの始まり。
今では7人にも増えた愛人は全て自分好みに調教し魔族のタフさなどもあり、どの女性も一度くらいでは満足しない。
そして一週間かけて、満足させたのが4人。
つまり、まだ3人も残っているのだ。
(何とかならないものか?)
他人から見ればかなり贅沢な悩みだが、それでも真剣に考える魔王。
実を言うと今だ現れていない魔王の愛人達。部屋にいる4人と比べると弱冠性格に問題がある。
しかし愛人にしたのは魔王自身。お気に入りの女だけ抱くと言うのは愚者のする事だ。
国も女達もそうだが、大事なのはバランスなのである
「ん・・・?そうだ」
と、山積みになった書類が乗っている机を見て魔王が突然閃く。その机には書類と一緒に骨で出来た写真立てが飾ってあった。
「魔王様、何かお考えが?」
「うむ、良い事を思い付いたぞ。あの者達はあいつにまかせよう。
それならあいつも助かるし、一石二鳥だ」
名案を思い付いた魔王は笑みを浮かべたまま立ち上がり、パンパンと手を叩く。
すると王座の間の扉がゆっくりと開き、三人の人影が入って来た。
「「お呼びでしょうか?魔王様!」」
扉が開いた瞬間、これまた揃えた様に三つの人影が口を開く。
魔王はもう一度机にある写真立てを見てニヤリと笑ったーー。
・・・そして三日後。とある人間界の一軒家。
ピンポーーン!
「?はぁーーい」
突然のチャイムにベッドから飛び起きる。
その日自宅にいた少年、満月ネロは今、家には自分しかいない事に気づいた。
両親は急遽、海外赴任が決まり、転校したくなかったネロは無理を言って自宅に残ったのだ。
両親はまだ15歳の息子の一人暮らしに大層反対したが正直ネロはへっちゃらだった。
一人は慣れているし、大低の事は出来る自信がある。
それは両親も知らないネロの秘密にあった。
ピンポーーン!
「はぁーい、はいはいはい」
せき立てる様にもう一度鳴ったチャイムを聞いてネロは慌てて階段を降り、玄関に向かう。
家でも構わず着ている学校指定の真っ白い制服に白の半ズボン。
胸に学校の校章である金の薔薇のブローチが挿してあるのが印象的である。
少しクセのある黒髪に遺伝だと言っている赤い眼。そして女性的な童顔は学校でもモテる方だろう。
しかし生まれつきの大人しく引っ込み思案な性格のせいで恋愛経験などは今だに無かった。
「はい、どちら様・・」
玄関にたどり着くと、鍵を外しゆっくりとドアを開ける。
配達業者か新聞の勧誘だろうと思っていたネロだったが、途中でその動きが止まる。
それもその筈、外にいたのはただの人間・・・否、人間ですら無かったのだ。
「お〜ほっほっほ!!邪魔するぞ!」
「ちゃんと挨拶しなきゃ駄目ですよ、お嬢様!」
「・・・・」
普通の人間なら自分の眼か頭がおかしくなったかと思うかもしれない。
外にいたのは見ず知らずの三人の女性で、ネロがドアを開けた途端ドカドカと入って来たのだが、注目するのはそこではない。女性達の姿だ。
まず中央で高笑いしている女性は、真っ黒なドレスを着込み、手にはレースの手袋。そしてハイヒールに黒タイツと全身黒で飾り背中には小さな羽根が生えていた。
ドレスはゴスロリの服の肩や袖の部分だけを切り取った様な作りで、一見すると水着に見える程露出が激しい。
しかもフリフリのスカートから伸びる足や腕などは細いのに、Vの字カットを紐で縫い込んである胸の部分はどんぶりを盛ったかの様に大きい。
年齢はネロより少し上だろうか?
小さなシルクハットを頭に乗せ、黒く短い髪をツインテールにし、大きな瞳と気の強そうな顔はいかにもお嬢様と言った感じである。
「由緒あるバンパイア貴族ドラキュリア家の娘、ティーナ・B・ドラキュリアじゃ。よろしくな」
腰に手を当てながらティーナと名乗ったバンパイア少女が挨拶する。
口元から覗く八重歯は間違いなく吸血鬼の証。
普通バンパイアと聞けば驚くか相手の正気を疑うのだが、敢えてネロは何も言わない。
すると今度は右側のティーナを注意した女性が前に出た。
「は、始めまして!ティーナ様の従者で、ワーウルフのウルルと、も、申しますあの、あの・・・よ、よろしくお願いします!」
かなり緊張した様子で頭を下げるウルル。
こちらは眼鏡を掛け、着ている服は何と白黒のメイド服だ。
腰まであるピンク色の髪に、頭からひょっこり出た犬ミミとふさふさした尻尾は確かに人間の物ではない。
しかしオドオドしながらもきちんと背筋を伸ばし礼儀正しく佇む姿は彼女の真面目さを物語っている様だ
「・・・・・」
そして最後に出て来たのが左側の、まだ年端も行かない小さな少女だ。
彼女は、袖の長い黄色い服を着ているのだが、顔の半分が伸ばした襟のせいでスッポリと隠れてしまっている。
しかも袖が長いせいで手も指しか出ていないのに、履いている白いスカートの丈はかなり短めと、何ともアンバランスな格好をしている。
眼はクリッとしていて愛らしいのだが無表情なため、まるで良く出来た人形の様に見えなくも無い。
頭には赤いリボンを乗せ青く揃えた短髪と合わせると、何処にでもいる普通の少女なのだが、同じく頭に刺してあるでっかいネジが、彼女が人間で無い事を証明していた。
「・・・ウガ」
と、それまで一言も喋らなかった少女が口を開いたかと思うと、何処にしまっていたのか?いきなり背中から大きな立て看板を出し、凄いスピードで何かを書き始める。
少年が呆気に捕われていると、少女は瞬く間に書き終わり、立て看板を立てて見せる。
そこには・・・。
(人造人間のフランです。若輩者ですがよろしくお願いします)
と、幼い字で書いてあった
「え?な、何で看板?」
「あっ!あのですね、フランちゃんは『ウガ』しか喋れないので、い、いつも筆談なんです・・」
消え入りそうな声でウルルが説明すると、人造少女フランはコクリと頷く。
色んな事が突然起きて混乱気味なネロだったが、ひとまず少女の事は納得した。
「と言う訳で、今日からわらわ達3人がお主の面倒を見てやるからの♪ありがたく思うが良いぞ?」
「え・・・えーーーーーーっ!!」
それまで出てこなかった驚きの声がようやく少年の口から出る。
一人暮らしを始めてから突如起こったこの災難。まさかそれが別世界にいる身内の仕業とは、この時ネロは知る由も無かったーー。
「これで良かったんですの?」
水晶玉を覗いていた半漁姫が首を傾げる。
こちらは魔界。魔王城の玉座である。
水晶玉には突然の訪問者に慌てているネロとモンスター三人娘が映し出されている。
4人の美女に囲まれながら玉座に座っていた魔王は声も無くクックックと笑った
「ああ、これで良い。これで奴らの相手をする数日間は仕事に回せるのだからな」
「相手を傷付ける事無く厄介払いするなんてさすが魔王様ですぅ♪」
魔王が言うと、ミイラ少女がキャッキャッと騒ぐ実を言うとネロの元に送られた三人は魔王の愛人で、彼女達は魔王の指示で少年の面倒を見る事になったのだ。
「でもよろしいんですか?ネロ様って確か魔王様の・・・」
ティーナと同じバンパイア一族のコウモリ美女が心配そうに呟く。その言葉を聞いて彼女が何を言おうとしたのか察したのか魔王はまた頬を吊り上げた。
「ああ、俺の弟だ。だが安心しろ。奴らにはネロが・・・いや、奴らにこそネロが必要なのだ」
自信満々で腕を組み水晶玉を見る魔王サガナエル。机に乗った写真立てにはまだ少年の面影が残る魔王と、彼の足にしがみつく気弱そうな子供が写っている。
満月ネロ・・・彼こそが魔王の弟であり、写真立てに写っている少年である。
☆続く☆
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