警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
移動してください。
何か本編並以上に、サバイバルゲーム編が長くなっている気が…(-_-;)
エロも無いオマケなのにすみません…m(__)m
でも…まだまだ、だらだら続きます…笑
☆56☆ 約束orお約束
『ちょっとアンタ!!?
私の話聞いてるの…!?
そんな所で寝て無いで、ちゃんと人の話を聞きなさいよ…!!!!』
俺は急所の1つである顎を、後ろ回し蹴りでモロに蹴り上げられ…
ただひたすら…ノタ打ち回る中、何故か未だに…その逆ギレ少女に怒られ続けていた…
「おぉ…ぉぉぉ……」
(くそぉ…全く…
何て、狂暴な女だ……
第一…聞けも何も、聞いていられない状況を作ったのはお前だろうが…)
俺はその…力の限り蹴り上げられ、痛む顎を鎖で繋がれた手で摩り…
心中で必死に愚痴を溢しながら、フラつく頭を覚醒させていく…
『あの…だ…だから!!
私はただ単に、男嫌いを克服する為に…!!
あくまでも《仕方無く》
長い長い1人身生活を送る…可哀想なアンタを…
同情で遊園地に連れて行ってやっても良いかもしれない…かもしれないと…思ったり思わなかったりする訳で…その…』
天華はそぅ…先程から同じ事を何度も何度も…
しかし何度話しても意味の分からない事を述べ列ねている…
「あぁもぅ…解ったっつぅの…お前は俺の事が、
心底…トコトン…何処までも…神に誓って…
めちゃめちゃ吐気がする程に嫌いなんだ…!!
………だろ…?」
俺は、俺の些細な?その冗談に、一々過剰と思える反応を起こし…
延々と怒鳴りつけてくる天華に…内心、辟易しながら結論を促す…
しかし天華は、俺のその結論を聞いて…
突然、今の今までかかり過ぎていたエンジンを急速に弱め…蚊の鳴く様な声でブツブツと呟く…
………ぇ………?
『…ぃゃ…その……
私は……別に…その…決して嫌いな訳じゃ……
ブツブツブツ……』
「ん…?…何?
何だよ…声小さくて聞こえねぇぞ…」
『ぅぅ……煩い!!変態!!デリカシーゼロ!!』
ドガッ…!!
「ぐぉっ…!!?」
俺は再び顎を蹴り上げられ、ノタ打ち回り…見事?にデジャヴる…
「お…お前の場合は…取り合えず…
男嫌い治す前に、その暴力癖をどうにかしろ…」
俺はそぅ…無駄な事と確信しながらも、心の底から懇願した…
……………
『あの……さ……』
すると何故か天華は俯き…何処か暗い顔で、俺に話して来る…
「な…何だ…!?」
俺はまた蹴りが飛んで来ると思い、即座に身構え…恐る恐る返答する…
『アンタも…その…
やっぱり…暴力的じゃ無い女性の方が良いと…
……思う……?』
……………
「……は……?
いや…まぁ…そりゃ余程のM男君でもなきゃ…そぅ望むとは思うが…」
駁斗はその、あまりに普段の天華らしくないテンションと言動に…
若干の動揺と不自然さを感じながらも…恐らく一般的と思える返答を彼女へ返す…
……………
『そぅ…そっか……
うん……分かった……』
……………???
「……は……?」
その更に、輪をかけて不自然さが増した天華らしからぬ素直な態度を見て
益々混乱を覚える駁斗を横目に……
天華はその瞳に、明らかな強い決意の篭め、駁斗をジィッと見つめる…
「…私…もぅこれからは…絶対暴力を使わない様に気を付けるよ…」
『えぇ…!?ぁ…ぃゃ…
…うん…そ…そうか…』
………………
「……うん……だから…
アンタもちゃんと、約束は守ってよ…?」
『へ…?約束…?』
駁斗は目の前に広がる…あまりに考えられない事態に、知能が完璧にショートを起こす…
『そぅ…だからその…
ゆ…遊園地……よ……』
「え…?あ…あぁ……
分かった…よ…うん…」
すると…その言葉を聞いた天華は、突然顔を上げ…とても嬉しそうに笑い
今まで彼が見た事も無い程の、まるで大人びた子供の様な…満面の笑顔を彼に向ける…
『よっし…っ!!約束したからねっ…♪』
ドキンッ…!!!
………………
「ぁ……うん………」
ドクドクドクドクッ…
(な…何だ…今のは…
何で俺は不整脈を起こしているのだ…!?)
駁斗はその…
産まれて初めて感じた様にすら思える…
まるで心の内を暴れまわる様な、強くも儚い…その不明な感情に…
何故か心底脅え…取り乱すのであった…
‥…☆‥…☆‥…☆
刃月 side
「はああぁっ…!!!」
ザシュッッ…!!!!
……ガシャン……!!
彼女は使い馴れた愛用の木刀で、防弾で出来ている筈の其等を、次々に薙ぎ倒していく…
「くたばれぇっ…!!!!」
ガァァァン……!!
ウウーン……ガタンッ…
そしてその、野外の各所に転がる…既に鉄屑と化した機械の破片が散らばる場所の中心には…
最後のその警備ロボを完全に破壊し尽し…
正に男々しく…仁王立ちで、一息吐く…
警備隊長、南 刃月の姿があった…
……ふぅ〜……
「よっしゃぁ〜…
これでやっと…この青のカードはアタシの物って事っすよねぇ…?」
《はい、おめでとうございます♪刃月さん体のカード1枚獲得ですわ♪》
刃月のその問掛ける声に、スピーカーから聞こえる麗羽の声が、その問いを肯定する…
「でも、これだけ倒してやっと1枚目か…
何かレベル厳しくないっすかぁ〜…?」
刃月は、その手に握る青色のカードを見つめ…
そのカード1枚得る為にかかった、予想以上のハードルの高さに、つい堪らずに弱音を吐いた…
《あらあら♪刃月さんたら御謙遜を…♪
だって…警備部隊長の刃月さん相手では、これ位はしませんと…刃月さんにも失礼ですもの…♪》
しかし麗羽は、まるで他人事…と言わんばかりに
さも嬉しそうに難無く交し、おためごかす…
「はぁ?否…あの…
アタシが相手では〜…って事は……
もしかしてプレイヤー各々によって挑戦内容って変わるんすか…?」
《えぇ…♪まぁ例えば今回の場合で言えば…
倒さなきゃいけない警備ロボの数に、各々の能力に応じて差を付けるって言う違いですけどね♪》
(はぁ…って事は、得意分野だとしても楽は出来ないって事か…
やっぱり仲間見付けるべきだったかなぁ〜…?
……こりゃ…)
刃月は、他人の手を借りずにクリアすると判断した自分の選択に少し後悔を感じた…
《プレイヤーの皆さんにお伝えします…♪
現在、刃月さん1枚…
そして、要さん1枚獲得ですわ♪》
「何ぃ…!?要の奴も獲得しやがったのか…!?
ってか、獲得枚数まで通告されるんですかぁ?」
刃月は即座に情報を流され堪らず声をあげる…
《あぁそうでしたわね♪
説明を忘れてましたわ♪
1時間毎に計6回、その時の各々の獲得枚数を通達しますわ…♪》
(おいおい…それってかなり重要な事だよ…?
ったく…計算なのか天然なのか…下手したら計画狂う所だよ…)
刃月は、その…あっけらかんと遅れて情報を出す麗羽に呆れながら、大きく溜め息を吐く…
「はあぁぁ〜…
まぁ…アタシの場合は、そんな小細工は端からする気が無いから良いけど…どぅせ今頃、あの根暗女は焦ってんだろうなぁ…ふふふ♪」
すると刃月は、その言葉とは裏腹に実に楽しそうに笑っていた…
‥…☆‥…☆‥…☆
要side
「麗羽様!?じょ…冗談じゃありませんわ!!」
私は今…明らかに立場が上なのは百も承知と理解しながらも…
どうしても堪らず…その彼女に声を荒げる…
《あら…本当ご免なさいねぇ?要さん…♪
でも、そんなにお怒りにならないで下さいな♪
折角のお美しい御顔が台無しですわよ…?
……うふふ……♪》
「くっ…!い…否…
申し訳ありませんでした…麗羽様…
私としました事が…
少し感情的になり過ぎましたわ…」
私は苦虫をバックドロップ?する、最悪な気分を味わいながらも…
何とか冷静さを取り戻そうと試みる…
(全く…何処までも馬鹿にしてくれる…
お陰で一から作戦の練り直しだわ…)
私は極力、情報を他に与えず…他の情報を得る為
それこそ…昨日から一睡もとらずに仕掛けをしていたのだ…
各種盗聴、盗撮から…あらゆる罠の設置…
そして、それらで他のプレイヤーの現在地を把握し、時には行動を促し…
そして何よりも私の姿が、私の行動が…彼女達には知られない様にと…
それにそれらは、別にルール上は何ら問題無い筈であったのだ…
何故なら…盗聴や事前工作を禁止する等とは、事前に一言も言われてはいなかったのだから…
しかし…いざ蓋を開けて見れば、守るべき情報は勝手に垂れ流し…
その上、禁止はしていないが…撤去しないとも言っていない…
と、ご苦労にも…私の設置した事前工作は、全て開始前に撤去されてしまったようなのだ…
しかし…幾ら一時的に仕掛けるだけで、時間も無かったと言う事で…
その工作はどうしても雑になっていたと言う事をふまえても…
この短時間であれだけの量の裏工作を、全て撤去するとは…
やはり流石は綾禰家…
流石…綾禰 麗羽…と、言う事だろうか…
……ふん……
(まぁ良いわ…それならそれで、また新たな策を考えれば済む事…
第一…あの甘ったれの双子と、苦労知らずのお嬢様な天華…
それにあの、記録的鳥頭の刃月が相手では…
私の勝利は始めから決まっている様なもの…
折角ですし…少しは楽しまないとね…?)
私はそぅ、自分へと言い聞かせ…沸騰する頭を冷まし冷静さを取り戻す…
第一…こんな馬鹿馬鹿しく、下らないゲームに参加したのも、全て…
あの男…綾禰家 特尉…
神楽 駁斗を…存分に知る為…
まぁ以前…彼を、ただの下品で馬鹿な男…
そぅ言った事は取り消しましょう…♪
一応、先刻のあの勝負は、私達の敗北で終りましたしね…?
うふふふ…♪
彼の本性はクリスの言う様に、少しは骨のある男なのかしら…?
ふふ♪本当にそぅだとするのなら…ゆっくりと楽しんであげなくては…
クモが捕えた蝶を、少しづつ溶かし…その体液をすする様に…
蛇が兎をゆっくりと、その腹に呑み込む様に…
ゆっくり…ゆっくり…
そして確実に…私が貴方の咽を切り裂いて差し上げますわ…
この家に居る…貴方の言う大切な人達と共に…
そぅ…何も知らない馬鹿なお嬢様方と共にね…
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