警告
この作品は<R-18>です。
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2・触れる
「紐と目隠しを取ってよ! 痛いじゃない」
「だめだ」
南さやは低い声色を使い、脅すように言った。威勢良く大声を出した葵あさこは、すぐさま大人しくなった。
土曜日、南さやの彼氏の名を騙り、彼女を公園に呼び出したのだった。そして、背後から忍び寄って防犯用催涙スプレーをかけて目つぶした上に、理科室から拝借したクロロフォルムがしみ込んだガーゼで口を塞いだ。
後はタクシーを呼び、具合の悪くなった友達を家に送るフリをして、自宅へ運んだのだ。
予め、両親が旅行に出掛ける日を選んでおいた。こうして、南さやの用意周到な企みは容易に成功したのだった。
葵あさこは目隠しされたまま、ベッド上に寝かされ、両腕を上に伸ばした状態で両手首をベッドの柱に縛られた格好になっていた。
南さやは震える指先で、葵あさこの唇に触れた。
生暖かく柔らかい感触が、指先を伝って感じる。胸の奥がじんと熱くなる。
彼女はびくりと体を後ろに反らせた。
「いや、何をするの?」
普段堂々としている葵あさこは、声が上ずり怯えているようだった。
葵あさこのブレザーの制服が乱れ、プリーツスカートが僅かにめくれ上がっている。
その姿に、南さやは興奮した。
葵あさこは今、自分の手中にあり、思いのままだ。
誘拐犯がクラスメイトの南さやだとは微塵も疑っていないだろう。
めくれ上がったスカートから覗いている白い太股をそっと指先でなぞった。
「いやっ」
葵あさこは体をよじった。滑らかな張りのある肌。
南さやはうっとりした。
――もっと触れたい。
欲望はエスカレートした。葵あさこのスカートを下着が見えるほど一層めくり上げ、太股に口付けをしてみた。
「だめっ」
言葉とは裏腹に、ぴくりと動く葵あさこの体。葵あさこは彼氏と外泊したことがある。この体はもう男を知っている。そう思うと、無性に苛立ちを覚えた。
乱暴に制服のネクタイを解き、ワイシャツのボタンを引きちぎった。
白いブラジャーが露わになった。その下には小振りの可愛らしい胸が隠れている。
「何するの! 身代金がほしいんじゃないの?」
葵あさこの声が震えている。
「お前がほしいだけだ」
南さやは再び低い声で答えた。
葵あさこは声もなく青ざめた。少し可哀想にも思ったが、欲望の方がそれより勝っていた。
――ただのクラスメイトじゃ、こんなこと絶対にできない。
ブラジャーの上から、そっと胸を触ってみた。柔らかな感触。自分と同じはずなのに胸が高鳴る。
「ああっ」
葵あさこは息を荒げた。
感じている? そう思うと嬉しくなった。
ブラジャーをはずし、白い胸が露わになった。揺れるほど大きくないが、大好きな葵あさこの、乳房。
南さやは手を出さずに暫しその眺めを楽しんだ。
次にソックスを脱がせた。長くすらりとした足。足の爪までも桜色で美しい。南さやは思わず、太股からすねの方へと包み込むように手で撫ぜまわし、足の指先に口付けた。
「はあっ」
悩ましい葵あさこの吐息が漏れた。
「お願い、したことないの。だから、止めて……」
葵あさこは泣きそうな声で懇願した。
――嘘。男と寝たくせに。
その一言で、南さやの怒りに火がついてしまった。
乳首に舌を這わせながら、下半身に手を下ろして下着の上からそっと触れてみた。
「いやぁ!」
葵あさこは足をばたつかせた。
「静かにしろ。動くと命はない」
おもちゃのナイフの刃を葵あさこの首筋にぴたりとつけた。途端に、彼女は大人しくなった。
「うっうっ……」
葵あさこの目隠ししている布に、涙が滲んだ。
――何故泣く? こんなに優しくしてあげているのに。こんなに好きなのに。どうしてわかってくれないの?
南さやも泣きたい気分だった。
葵あさこは目の前にいて、自分の思いのままになるというのに、ちっとも満たされない気持。
「お前、男と寝たことがあるんだろう?」
「ないって言ってるでしょ!」
「嘘だ、知っているぞ。お前は男と泊りがけで出かけたと言っていた」
「えっ? あなた学校のひと? 誰? ……クラスの、男子?」
「黙れ、そんなことはどうでもいい。その小うるさい口を塞いでやる」
南さやは威勢のいい言葉とは裏腹に、正体がばれやしないかと冷や冷やしながら、そっと葵あさこに口付けた。
柔らかい感触。ジンと胸の奥が火照る。
唇が触れるだけのキスは、次第に熱をおび、葵あさこの唇をついばみ、舌先で彼女の唇を押し開けて、舌を口中に入り込ませた。
葵あさこの吐息が漏れ、固くしていた体の力が次第に抜けていくのがわかった。
好き。
キスをしながら、葵あさこを抱き締めた。
好き。あなたが好き。狂いそうなほど、好き。
激しい口付けに、葵あさこの息はかなり荒くなった。
「いや、だめ……」
唇を離すと、葵あさこは弱々しくそう吐いたが、それはもう形だけの言葉だった。
下着の上から股間を触ってみた。
しっとりと生暖かい感触。
「いや! 恥ずかしい……」
身をよじったが、始めほど抵抗はなかった。
指先を下着に滑り込ませた。
「ああっ」
ぴくりと体を反らした。
ゆっくりと、人差し指を動かし、隠れている突起を捜した。探り当てた柔らかな突起を、指でなぶる。
指が動く度に、葵あさこの体が波を打つように動いた。
南さや自身も、彼女と同じ体の変化が起こっていた。
くらくらした。
葵あさこの下着はびっしょりと濡れ、邪魔になった。するりと脱がせるが、抵抗はなかった。
露わになった葵あさこの大事なところ。
両足を開かせ、その間に入って、股間に顔を埋めた。
黒い茂みを手でかき分け、さっきまで指でなぶっていた柔らかい突起を、今度は舌で舐めた。
ミルクを舐める猫のように、ゆっくりと、優しく。
止め処もなく溢れる、液体。
葵あさこはもう、嫌と言わなかった。ただ、荒い息を弾ませるのみ。
熱く熱を帯びた突起を舐めながら、遊んでいる中指を真っ直ぐに伸ばし、肛門より上に位置する充血した内部へと、指をゆっくり忍ばせた。
「ああっ」
葵あさこが何度目かの悩ましい喘ぎ声を立てた。
「私、もう……」
上気した顔。その言葉が何を意味するのか、自慰を知っている南さやにはよくわかっていた。
彼女の中に、ゆっくりと指を深く沈ませた。そしてまた、ゆっくりと引く。それに合わせて、葵あさこの息も弾み、体が揺れた。
南さやの舌先は、執拗に柔らかな突起を責め続け、中指も徐々に激しく動かし始めた。
反対の手を乳房に伸ばし、乳首をつまんで刺激した。
「あああぁっ!」