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二十三 被虐のいくさ その三 と 余話
ここではじめて修理は静音の舌を吸った。
長く味わう様に・・・静音の唾液の味。舌の柔らかさ・・・全てが極上だ。
下の晒しを脱がした。晒しを濡らし、静音の体内から滲み出た聖水の味を、修理は舐めて味わった。
静音の勃起した茎はとっぷりと濡れていた。普段、亀頭に半分被っている皮膚はめくれ上がり、たわわになった小さな桃が淫靡に蝋燭の灯りに映えていた。修理が茎を握ると静音の身体がびくついた。
大きな右手で皮ごとたくし上げた。桃が鈴口を残して皮に隠れる。
とぷんと大きな滴が鈴口に溢れる。
そしてぐいと皮ごと下に引き下げ、小桃の付け根の縫合が裂かれんばかりに剥き出す!
「ん!・・・んあ!」
静音はさらに修理の口に貪り付く。
静音の左腕が修理の首を掻き抱き、腰を持ち上げた!修理の右手の動きに合わせて淫靡に律動する。だんだん動きが速くなる。そして・・・
「・・・ん!ん!ん!・・・」
迸る静音の子種の宿る粘液は、幾条にもなって静音の腹に落ちた。
修理はそれを一筋舐め、愛しい男の子の味を確かめる。そしてそれを掻き集め、掬って自分の一物になすりつけた。
儂の子種を静音のものと合わせ、その肉体の奥深く打ち込むのだ!
静音は修理の前で柱からずり落ち、愛する男に支配された余韻を味わいながら、浅く息づいて、汗ばんだ肉体を無防備に晒している。
修理は静音の尻の双丘を持ち上げ、猛り狂った肉棒を、その可愛い蕾に向かって狙いを付けた。
静音は儂を煽るため嘘を言っている。
静音は誰にも自分の肉体を触らせはしない。
儂の首が欲しいのならいつでも持って行け。
それで儂はお前だけのものになる。
捨吉と庄左右衛門にも、静音の喘ぎ声に眠れぬ夜となった。
余話
数日経った。静音は普通に起きあがれる様になり、今日は朝から歩く練習をしていた。
あの夜から修理の心を納得したのか、これまでの態度はしおらしい。
修理は、善吉和尚から教えを受けて始めた朝三千回の木の小枝を使った木立打ちを終えた。部屋に帰ると、静音が床の間の前に座っていた。
「静音!どうした?」
修理は裸だった上半身に小袖を纏いつつ静音の後ろに来た。
そのときぶんと音がして、静音の肘鉄が修理の鼻に当たった!天真正自顕流の極意、一之太刀よりも速かった。
修理は鼻を押さえて尻餅を突く!
「ぐわっ!・・・しすね!なにふぉする!」
静音がぎろと修理を向いて言った!
「これはなんじゃ!」
その手に握られていたものは、あの最後の日に万作が呉れた匂い袋だった!床の間の戸棚の箱に入れておいたのだが、静音に見つかった!
「あ!・・・ふぉ・・・ふぉれは!」
しかし、ここで万作の名を言えばまた静音の怒りを買い、収拾が付かなくなるだろう!
「これはおなごのものじゃろ!しかも上等な匂い袋!どこぞのおなごに貰った!」
修理は懐の手拭いで鼻血を拭った。
「き・・・京に来る途中、あるところで年取ったお女中の難儀を救ったんじゃ!さしこみで苦しんでおられたので儂の持っていた薬草を上げたら良くなられた!」
「薬草?」
「そうじゃ・・・儂が道場で賄賂を貰って買った薬草じゃ!」
修理は必死で言い繕いをした。
その時買った薬草は父、新右衛門の葬儀でお布施の代わりに法華僧にやってしまったのに。だが、幸運にも静音はそんなことは知らない。
「・・・」
静音は疑り深そうな目でじっと見た。
「本当か?」
「ああ・・・嘘偽りはない!・・・」
静音は落ち着きを取り戻して、済まなそうに言った。
「ご免・・・」
そしてにこっと笑って、
「じゃ、これ貰って良いか?この匂い好きじゃ!」
「えっ!」
万作の亡霊はまだ去りそうもない。
了
「衆道剣風録」第四話、ここまで呼んで頂き有り難う御座いました!剣豪小説を求める読者様には最後はきつかったかも知れません。
しかし、団鬼六氏の小説『美少年』が映画化される今、日本古来の衆道〜契りの物語も良いのでは無いでしょうか?
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