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この作品は<R-18>です。
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十七 斬り合いの時
野次馬達は熱狂した。
どうも石田三成が許可した果たし合いらしい。屈強な五人の武士に対するは若侍一人、老人二人、若衆一人!どう見ても修理達に勝ち目はない。
だが色小姓が果敢にも挑み掛かった!そして彼らには静音が不破万作に見えた。
「万作様!御武運を!」
「見事関白様のご無念を果たしなせい!」
「静音!戻れ!」
修理も慌てて剣を抜いた。
五部浄が半歩進み出て大声で言った。
「落ち着け!海道、お前の相手は儂だ!」
その声を合図に後ろの二人が剣を抜き、静音に向かう。
修理は佐久間と睨み合ったが、ちらと静音の方を見て叫んだ。
「静音ーっ!」
静音はまだ剣を抜かず、柄を持って最初の敵に向かってずんずんと進む。敵は既に八艘の一ノ斬りの構えで歩み寄る。静音の構えを見て嗤う。こやつの右手貰った!疾風の様に踏み込んだ!
「きえい!」
静音は切り下げられると、咄嗟に身を引いて右手を離す!
再び『逆抜の太刀』を試した。
だが相手も手練れ、伊那よりも太刀筋が早かった。左肩に剣先が掠った!懐を切り裂き下に落ちる。そして静音の逆抜きが始まる。敵の落ちた剣先が敵の左肩の上に振り上げられる。静音の剣がやはり左肩の上で順に持ち帰られる。
同時にそれが振り下ろされた!二人の剣が交差した!
静音が片膝付いた!
修理が叫んだ。
「静音!」
仁王立ちになった敵の割れた身体の中心から血潮が吹き出した!そして背中から倒れた!
「ようやった!」
片膝付いた静音を襲う二番手の男の前に、老僧はずいと出た。
「おいぼれ!」
一ノ斬りを浴びせた。だがそこには老僧の身体は無かった。次の瞬間、笹の葉がその男の右から目をぴしゃりと打った。
「南無釈迦牟尼仏!」
「う・・・うわ!見えぬ!」
次の瞬間、静音の剣がその男の胸に深々と刺さっていた。
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