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第1話 SCHOOL LIFEの必需品 (4)
思ったとおり、と言うべきか。
ルミネちゃんの家は大邸宅だった。
極端な天才児はこういう家にこそ生まれるべきだ、というのを見事に体現している建造物だ。
こんな豪邸に、ルミネちゃんは母親と二人だけで暮らしている。
尾奈はルミネちゃんに手をつながれて、西洋風の鎧でも飾ってありそうな廊下を歩き、ルミネちゃんの部屋へと案内された。
机、大きなベッド、タンス、おびただしいぬいぐるみ類……
どれもがアンティークで、邸宅全体と調和している。
古風な机にフックが取り付けられて、もう使われることのないであろう赤いランドセルがつるされているのだけが調和を乱していて、微笑ましい。
見とれたように部屋を見回している尾奈に、ルミネちゃんが背伸びをして口づけた。
尾奈がたまらずにぎゅっと抱きしめると、胸が圧迫されたらしく、ルミネちゃんの鼻からフッと息が漏れたのがかわいらしい。
ルミネちゃんは僅かに口を開け、尾奈が舌を差し込む余地を作って煽った。
必死に舌を絡めてくる尾奈を、ルミネちゃんはほとんど動かないまま弄んだ。
そして尾奈がとろけてしまう寸前に、ルミネちゃんは唐突に唇を離した。
「早くエッチを教えてくれないとお母さんが帰って来ちゃうよ。その前に、一緒にお風呂にはいろ♪」
その言葉だけで、哀れで恥ずかしい尾奈は液を放ちそうになった。
「お湯を入れてくるから、ゲームでもして待ってて」
ルミネちゃんはそう言い、机の引き出しを開けて、部屋から出て行った。
引き出しにはゲーム機やソフトがぎっしり詰まっていた。
ルミネちゃんのような子でもゲームとかをするんだな、と尾奈は感慨にふけったが、ゲーム機には触らず、タンスやベッドに置かれているたくさんのぬいぐるみを一つ一つ手に取ってみた。
どれもがくすんだ色をして、異様に汚れていた。
埃とかはついていないが、べとべとしたものが付着してゆっくり乾いたような、何とも不潔な感じなのだ。
「うふ、みんなかわいいでしょ♪」
突然声をかけられて、尾奈はびくんと震えた。
ルミネちゃんが尾奈のすぐ背後に、覗き込むようにして立っていた。
ルミネちゃんはキャミソール状の下着とパンツだけの恰好になっていて、ツインテールがほどかれた髪には軽くウェーブがかかっていた。


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