警告
この作品は<R-18>です。
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後編
「本当に久しぶりだな」
衣服を直したワタルが笑う。
メイの方もセーラー服は元に戻っているがさっきまでの態度とは違い、腕を後ろに組みながらモジモジと俯いていた。
「ずいぶん大人っぽくなって分からなかったよ。昔は男の子みたいだったのに」
「あれからもう8年も経ってますから・・・」
照れながらメイもまた笑う。もはや言うまでも無いが二人は初対面などでは無く8年ぶりの再会だったのだ。
メイこと咲野 芽依子は
「お姉ちゃん」である咲野 花の妹だった。すっかり忘れていたが芽依子と呼ぶのが面倒臭いので
「メイ」と呼ぶ様になったのはワタルである。
小さい頃は泣き虫なのに男の子みたいに活発で、自分の事をボク呼ばわりしていた女の子だった。
そう言えばよく外で遊んでいた時に、お姉ちゃんや自分の後ろをちょこちょこ付いて来ていた覚えがある。
と言っても思い出したのはさっきだったのだが――。
「ごめんな?ヤるまで気付かないなんて・・・メイがお姉ちゃんそっくりになってこの教室にいたって事は、その・・・」
「はい。お兄さんの事を待ってました」
やっぱりそうかとワタルは頷く。ここまでストレートに態度を見せられたらどんな鈍い奴だって気がつく。
だがメイにここまでされる動機が正直ワタルの中には無かった。昔は大のシスコンだった印象があるのだが・・・。
「その、いつから俺の事が好きだったんだ?忘れておいてなんなんだが?」
好きだと言ってる少女にこんな事を聞くのは駄目だなと思いながらワタルが頭を掻く。
だが本当に思い当たる節が無いのだから仕方が無い。
昔はよくからかうとすぐに泣いて、機嫌を直すために抱きしめていたのだ
お姉ちゃんにも、あまりメイを虐めるなとやんわり咎められた事があるくらいである。
「お兄さんは昔からお姉ちゃんしか見てなかったですもんね?
でも私は初めて会った時からお兄さんの事が好きだったんですよ。
だけど昔は想いの伝え方が分からなくて、男の子みたいに接してみたり、嘘泣きしてお兄さんに抱きしめてもらったりしてました」
「はい??」
つまり昔取っていたあの態度が全て想いの裏返しだったと言う事か。
まさか5歳の女の子に一目惚れされてたとは思わず驚くワタルに、メイはクスクスと微笑する。だがすぐに表情を暗くして、
「だからお兄さんが何も言わず引越した時は本当にショックでした」
あのお姉ちゃんの中学の入学式の日。
家族と自宅に戻ったメイはお姉ちゃんがいない事に気がついた。
メイには内緒でこっそりとワタルと学校に戻ったのである。
ここからはワタルの記憶だが、その後ワタルはお姉ちゃんにこの教室に案内されたのだ。
それから引っ越すまでの数日間、ワタルはお姉ちゃんと二人だけでこの学校でよく遊んだ覚えがある。
お姉ちゃんにしてみればメイがいると学校に上手く忍び込めないと思っただけなのだろうが、メイにして見ればワタルと会えない日々が続いて一人でいじけていたと言う。
そしてワタルは咲野姉妹に何も言えず、引っ越してしまう。
あの日、二人の反応も全く正反対の物だった。
お姉ちゃんは残念がるも
「大人の事情だから仕方ない」と泣くメイを慰めていた。
あんなに一緒にいたのにワタルの眼差しにも気付かず、彼女にとって結局ワタルは友達以外の何者でも無かったのである。
その時、メイはワタルが可哀相だと思った。同じ眼差しを向けていた者だからこそ分かる気持ち。だからせめて自分だけは彼を忘れず、待ち続けよう。
しかも彼が帰って来るまでにワタルの理想の女性の姿になって――。
その日からメイは泣く事を止め
「お姉ちゃん」になる事を決意したのである。
「それから大変でした。外見は姉妹だから似せる事が出来ますが、口調や仕種や性格までお姉ちゃんに成り切るにはかなり努力が必要でした。
だからお母さんからお兄さんが戻って来たと聞いた時は嬉しい半面、不安でもあったんです。
私は本当に『お姉ちゃん』になれたのか?確証はありませんでしたから・・・。
だからこの教室でお兄さんと再開した時、お兄さんが私をお姉ちゃんと間違えてくれてホッとしたしました」
健気に笑うメイを見て胸が熱くなるのをワタルは感じた。
自分がただ悶々と虚しい日々を過ごしていたこの8年間、メイは一言では語れない様な努力を続けていたのである。しかもワタルがこの街に戻って来たのは気まぐれだ。
ひょっとしたら二度とこの街には戻って来なかったかもしれない。
それでもメイは自分の事を待ち続けてくれていたのだ。
最愛の人に会えない虚しさーー。それはワタルにも痛い程理解出来た。
「エヘヘッ、どうですか?お兄さん。私、少しはお姉ちゃんに近づけましたか?」
メイの笑顔を見てもう言葉はいらなかった。本当なら土下座をして謝りたかった。
『忘れていてすまない、こんな自分を待ち続けてくれてありがとう』とーーー。
だがそんな事をしてもメイは喜ばないだろう。メイは自分を待ち続けてくれた。そして8年間満たされなかったワタルの想いを救ってくれたのである
それならば今度はワタルの番だ。
「あ・・お兄さん?」
無言のまま立ち上がり、ワタルが歩み寄るとメイが少し不安そうに見上げて来る。
ワタルはひざまずくと、メイの体をそっと抱きしめてやる。そして昔の様に頭をワシワシと撫でてやった。
「ありがとう、メイ。こんな俺をずっと待っていてくれて・・そしてもうメイはお姉ちゃんにならなくて良いんだ!
メイはメイのままで良いんだよ」
メイの体が震えているのが分かった。同情だと思われたかもしれない。
だが、ワタルは同情ではなくメイの事が好きなのだ。
だからメイの気持ちを受け入れるのは当然だ。この気持ちに偽りは無い。暫くするとワタルの頭にメイの腕が回される。そして、
「うっ・・お兄さんーーお兄さん!!」
何かが溢れた様にメイがワタルの肩に顔を押し付ける。ワタルは暫くメイの震えが止まるまでずっと頭を撫で続けていたーー。
「その・・メイともう一回したい、良いか?」
メイが落ち着いてからワタルは少女の顔を見て言った。
せっかく良い場面だったのに、と言う見えない方々の突っ込みは置いといて・・・。
「アハッ、良いですよ。お兄さんが満足するまで好きなだけどうぞ?」
ワタルの言葉にメイは嫌な顔せず頷く。
破瓜の痛みの恐怖だってある筈なのに、求めたら受け入れてくれるその姿にワタルは愛しさが込み上げる。だからこそ感じせてやりたかった。
お姉ちゃんの姿ではなくメイとして。
「俺が満足するのはメイを満足させてからな?」
「え?あの・・お兄さん?」
ワタルが先程も座っていた机に腰掛け、膝の上にメイをヒョイと乗せる。
ワタルの体にメイが背中向きになる態勢だ。
「寒いかもしれないけど制服脱ごうな」
メイが何をされるのか分からない内にワタルは簡単に少女のセーラー服を脱がし、キャミソールも床に落としてしまう。
メイの白い肌が上半身だけ曝され、スカートは穿いていると言うアンバランスな恰好だ。
ワタルはそれだけに留まらずスカートの中から白いショーツだけ取ると、メイの右足首に丸めて残しておいた。
「お兄さん?あ、ん・・!」
ショーツを足首に持って行ったまま、健康的な太腿を伝い、秘処の近くに手を添えるとメイの体がピクッと揺れる。
さっきの交わりで分かったのだが、メイはお姉ちゃんに成り切ろうとしているだけで感じれば昔の口調に戻ってしまう。
だから思いっきり乱れさせて、お姉ちゃんの仮面を取ってやりたくなったのだ。
ワタルの手が秘処では無く、秘烈に隠れる肉真珠に触れる。すると、
「あっ!お兄さん、そこはーーんんっ!!」
軽くバイブを加えただけでメイの全身が硬直したやはりただでさえ敏感な体だ。クリトリスは弱いに違いない。
問答無用で右手を動かしつつ、首筋や耳朶などにも舌を這わせ、耳の穴にも突っ込んでみる。
「やっ!くすぐった・・・あくぅん!!」
やられているメイの方は大変の様で、せわしなく体をクネクネと揺らしている。
だがワタルはそれだけでは終わらず、空いている左手でもツンと自己主張して来る乳首を摘み、グミの様に少し乱暴に転がしてやった。
「はあぁ!だめぇ!!だめですぅ!!ボ・・わ、私っ、もう・・!!」
メイの声が一気に甲高くなった。呼吸も激しさを増し、全身に一気に汗が浮かび上がる。
頃合いを見たワタルが右手の振動を一気に強めると、
「イクゥ!!」
メイの腰が跳ね上がったワタルの手を挟む様に太腿が締まり、預けていた体が硬直する。
メイが痙攣している間ワタルは手を止め、預けている体をただ支える。
少女が遥か高みから帰って来るまでワタルはジッと待っていた。
「・・ああっ!はぁ!はぁ!はぁ!!」
やがて事切れた様にメイの体の緊張が解ける。するとワタルは少女の耳元でそっと囁いた。
「メイ、もうお姉ちゃんの真似をしなくて良いんだよ」
「え?あ、で、でも・・」
ワタルの言葉にメイは困惑しながら唇を噛んだ。今まで演じ続けて来た物をそう簡単に崩すのは難しいだろう。自分の言葉をどう判断したら良いか迷っている様だ。
「あ・・・!」
だからワタルは少女のツインテールを留めている髪留めを取ってやった。
長く綺麗な黒髪がパサッと広がり、一つにまとまる。
ツインテールを辞めたメイは日本人形の様に美しかった。
「うん、髪留めてないメイも可愛いな」
「お兄さん・・・あっ!あっあっあっ!!」
悩む暇を与えず、また右手の振動を加える。
メイは送られてくる強すぎる快感に思わずワタルの手を止めようとした。
だが止まらない。少女の小さな手ではワタルの振動を止め切れないのだ。
逆にメイが自ら自分を慰めている様な、そんな淫らな想像にワタルは振動をさらに強める。
「ひああ!ら、らめぇ!うく!はぅんんーー!!」
ついに呂律が回らなくなって来た。激しい初体験と度重なる絶頂で、少女の体はワタルの服が湿ってしまう程汗まみれだ。右手では苛烈な責めに興じる反面、左手はメイの空いている手にそっと添えてみる。
するとメイはすぐに力強く握り返し、
「らめらめぇ!お兄ちゃん、ボク・・ボク!また!!ひゃああっ!!」
また絶頂が近い事を告げきた。しかも快感のせいで余裕もなくなったのか完全な昔のメイの口調に戻ってしまっている。
ようやく素直になった少女に、微笑しながらワタルは開いたままだった手を優しく握り返してやった。
「我慢しなくて良いぞ。いきたきゃいっちゃえ?」
「はひ、はひ!あっ!らめぇ!!い、イックゥ!!」
ワタルの言葉に従順に頷いた少女はカッと眼を見開き、ワタルの顔近くまで体を起こして硬直した
そしてすぐにグッタリと倒れ込むと、微痙攣を繰り返しながらワタルに華奢な肢体を預ける。
顔を覗き込むと、眼から涙が口から涎を垂れ流し舌までだらし無く垂らしている。
しかし、普段は知性的に見える吊り眼を緩め、浮かべている表情は至福の時を満喫した様なそんな満足気な表情だった。
「あ・・はぁ。凄い、ボク癖になっちゃうかも・・」
夢見ごこちの眼で、嬉しい事を言ってくれるメイの頭をワタルは撫でてやる。
疲労した様子で寄り掛かって来る少女を見てさすがに良心が痛んだ。
お姉ちゃんの仮面を取ってやりたくってやった事だが、ちょっとやり過ぎたかもしれない。
(初体験済ませたばっかの子二回もイかせるって外道過ぎだろ、俺?)
だからこれ以上やるのはもう無理だと思った。
本当はメイの痴態を見てワタル自身もまた高ぶってしまったのだが、今日はお開きにした方が良いだろう。
「大丈夫か?メイ。動ける様になったら送って行くからそろそろーー」
「嫌です」
帰ろうと言おうとしたのを即座に拒否されて、今度はワタルが驚く。
すると何を思ったかメイはフラフラになりながらもワタルの膝から下り、先程まで椅子代わりに使っていた小棚の上に上半身だけを倒した。
自然とお尻が突き出される体制で、たくし上げられたスカートの隙間から濡れそぼった秘処とお尻が見え隠れするのを見て、ワタルはゴクリと唾を飲み込んだ。
「め、メイさん?」
「ボクだけ満足するなんて嫌です。お兄さんもちゃんと満足して下さぁい」
緩んだ吊り眼と切な気に繰り返す熱い呼吸を向けながら、メイがお尻を震わせる。
ワタルのためだけに用意されたご馳走にまたカッと血が上るのを感じながら、ワタルは少女に近づきファスナーを下ろす。
今日だけで二発も出しながら、まだまだ元気な肉棒を秘処に合わせると、メイの太腿がキュッと内股になった。
(やっぱり病み付きになっちゃったなぁ。でも最高だ!メイの心も体も!)
「はぁあ・・・お兄さぁん!あっ!あああっ!!」
変態的ではあるが心も体も満たされるのを感じて、ワタルは再度メイの小さな体を貫きに掛かった
ーーすっかり暗くなってしまった帰り道。
桜が咲き乱れる通学路をメイを背負いながら歩くワタルの姿があった。
「すいません。迷惑を掛けて」
顔赤くしながらメイがワタルの背中に塞ぎ込む。
2度目のSEXの後、流石に無理をし過ぎて気絶してしまったのである。
最初驚いたワタルだったが、メイに服を着せると持ち前の運動神経と力で警備員にバレる事無く学校から脱出したのだ
「いや、元はと言えば俺のせいだからな」
ワタルが苦笑しながら頭を掻く。メイが背負われる背中は昔に比べて遥かに大きくなっていた。
昔はどっちかと言うと線が細くて女性的だったのだが、聞くと引越してからずっと空手をやっていて大学でも空手愛好会のエースだと言う。
「暇だったから」の一言で片付けられてしまったが、メイは以前より逞しくなったワタルに胸が高鳴るのを抑えられなかった。
「この街は本当に桜が綺麗だな」
ふとワタルが顔を見上げてつぶやく。二人が歩いている道の両側にも見事な桜並木が続いていた。
「私・・ボクはあのお姉ちゃんの入学式を今でも忘れた事はありません」
メイも咲き誇る桜を見ながらつぶやいた。
あのお姉ちゃんの入学式の日。まるで入学生達を祝う様に咲いた校門の桜がこの街で育ったメイが初めて綺麗だと思った桜だった。
あの頃はお姉ちゃんがいて、ワタルがいて、毎日が楽しかった。そんな掛け替えの無い、3人が一緒にいた最後の日ーー。
「あの校門の桜をお兄さんと見れる日を楽しみにしながら、ボクはずっと待ってました」
言いながらメイが甘える様にワタルの肩に腕を回す。少女の淋しさが伝わった気がしてワタルは笑いながら、
「今度から毎日一緒に見れるさ」
と言ってやった。
ようやく満たされない想いを抱えていた二人が、この街で再会したのである。
新しい想い出を作るにはたっぷり過ぎる程、時間がある。
この街での新たな生活がメイもワタルも今始まったばかりなのだ。
「それに、まだまだメイとHしてみたいしな?」
「もう、お兄さん!」
恥ずかしがるメイが、背後からワタルの首を締める。
じゃれ合う二人を見守る様に桜が風に揺れていた
★終わり★
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