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<R18> 18歳未満の方は移動してください。 この作品には 〔ボーイズラブ要素〕 が含まれています。

エロ本おじさんと僕

作者:正雪花
 中学のころの話をします。
 学校の近くに、頼めば家に招き入れてエロ本を見せてくれるっていう有名なおじさんがいたんです。
 名前も年齢も職業もすべてが不詳。多分四十歳~五十歳ぐらいなんですけど、独身で、山すそのボロい一軒家に独り暮らしをしているその人。みんなはその薄汚いオヤジのことを、「エロ本おじさん」って呼んでました。
 噂ではそのおじさんはホモで、男子中学生とお近づきになりたいからってエロ本を部屋いっぱいに集めているとのことでした。
 一人では絶対におじさんの家に行ってはいけない──。
 友達の間で当たり前のようにそんな注意の言葉が行き交っていました。
 一人で行ったら、危ない。下手をすればエロいことをされてしまうかもしれない。
 でも二人以上でなら、安全にエロ本だけを楽しむことができるから──アイツのことは存分に利用してやればいい。
 そんなわけで、僕も友達もみんなまとまって、エロ本おじさんの家にお邪魔しまくる──そんな時期が確かにあったんです。

 おじさんの家には、本棚に収まりきらないほどのエロ本がありました。
 和室の一つがエロ本倉庫のようなことになっていて、軽いエロ雑誌から、スカトロ、SMモノのどぎついエロ本まで、実写も漫画も混ぜ混ぜにして、近所の本屋にもないぐらいの品揃えでした。
 今の子たちとは違って、当時の中学生は携帯やパソコンでオカズにありつくことなんてできなかったものですから──必然的にそこは、僕たち男子にとって夢のような場所になっていました。
 学校が終わるとボール遊びもせずに、一直線におじさんの家にお邪魔するんです。
 なぜかいつ行ってもおじさんは暇そうにしていたし、気前よくエロ本を見せてくれました。
 僕たちはそうして、先生にも女子にも親にも内緒で、目覚めて間もない性の喜びに密かに浸っていたわけなんです。
 でもまあ、中学生なんてまだまだ友達にはいい格好をしたい時期です。
 友達がいる前では、見たいエロ本があってもなかなか素直に見ることはできませんでした。
 それはきっと、おじさんの家に出入りしていた全員がそうだったと思います。
 鼻息荒く、自分の趣味趣向を全開にしてエロ本を楽しむっていうよりは……友達の顔色をうかがいつつ、変に思われない程度にさらっと女体を目に焼き付ける──。そんな感じでした。シャイというか、何と言うか。
 自分も、レイプものやSMもののエロ本に興味があったのですが、友達の前ではそういうものにはなかなか手が出せませんでした。
 あんまり変な本を必死になって見ていても、からかわれたりするかもしれなかったんで。
 まあ、我慢してましたね。
 エロに興味津々のオスとしての本能と、これからも学校でうまくやっていかなくてはならない社会生物としての理性と。その間で、うまくバランスを取っていたと思います。
 けれど、友達に変に思われてしまうようなどぎついエロ本も、おじさんの家にはやっぱりたくさんあって、それらは並々ならぬ存在感を示していたんです。
 ホント、無視したくてもできないぐらいに。
 誰の目も気にしないで堂々と隅から隅までじっくりと心の赴くまま思う存分楽しみたい。
 当時の僕がそういう考えに囚われるのも、それほどおかしなことではなかったと思います。

 あるとき僕は、本当に我慢ができなくなってしまったのです。
 中学を卒業すれば、もうおじさんの家に行くこともない。その前に、どうにかしておじさんの部屋にあるあの大量のエロ本をすべて目に焼き付けておきたい。じゃないと、もったいなさすぎて、その後の人生においても後悔し続けることになる──。
 そう思ってしまったのです。
 そのためだったら、おじさんと二人きりになってもいい──。
 いつしか、そんな考えが支配的になっていきました。
 だってそうでもしないと、自分が本当に見たいエロ本がいつまで経っても見られないんですから。
 だから行ったんです。一人で。
 いつもは学校の帰りとかにみんなを引き連れておじさんの家に寄るんですけど、友達の家に泊まるからって親に言い残して、晩ご飯を食べてお風呂に入った後、一人でおじさんの家に向かったんです。
 春の夜の生温かい空気を切り裂いて、走っておじさんの家に向かいました。
 あの夜道での気持ちは、今もはっきりと覚えています。宝の山にダイブするような感覚。
 性欲に目覚め、オナニーを覚えてまだ間もないころだったから、本当におじさんちのエロ本のことで頭がいっぱいだったんです。
 学校にいても、帰りにおじさんちに寄ることばかりを考えていましたし、何とかして絶対にあそこにあるエロ本を制覇したい、そんな風に思っていました。
 そしてまさに今これから、それが現実になろうとしているのです。ワクワクしないわけがありませんでした。
 僕は息を切らしておじさんの家にたどり着くと、すぐにチャイムを鳴らしました。
 いつもボロい部屋着で家にいるおじさんは、もちろんその時にも変わらず家にいたのです。
「エロ本が見たくて、友達の家に泊まるって言って出てきた」
 僕がそう言うと、彼は笑顔で「上がっていきなさい」と言ってくれました。
 そして、「明日は日曜日だから、泊まって行っても構わない」とまで言ってくれたのです。
 僕は嬉しさのあまり、飛び上がりそうになりました。
 だって、じゃあ、朝まで何百冊というエロ本が見放題なのですから。
 しかも、今回ばかりは友達の目も気にすることなく、思う存分好きなタイプのエロを楽しめるのです。
 友達がいる前では絶対にできないオナニーだって──おじさんが寝てしまえば、できるかもしれない。
 本当に、心臓がバクバクでした。
 僕は最高の気分で靴を脱ぎ、おじさんの家に上がり込みました。
 そして、予想していたのとは違う意味で、あまりのエロさに人生が変わるほどの衝撃的な体験をしてしまったのです。

 僕はさっそく、おじさんちにあるエロ本を手当たり次第に漁り始めました。
 学校帰りに友達と一緒だったときにはそれほど話し掛けたりはしてこなかったおじさんが、その日は僕一人だけだったからか、積極的に話し掛けてきていたのを覚えています。
「エッチな本好きなんだ?」
 息がかかるほどの距離でそう聞かれます。
「ちょ、近いっ」
 僕は笑いながら逃げます。
 が、彼はその後も執拗に僕のそばにきて、話し掛けてきたのです。
「キミはどんなのが好き? よかったらおじさんが探してあげるよ」
「いいよそんなの。自分で探すから」
 正直、いつもみたいに放っておいて欲しかったです。というか、できれば早いところ寝て欲しかったです。一人きりでエロ本に集中したかったんで……。
 けれど、そんな僕の思いとは裏腹に、おじさんはいつまでも僕にまとわりついてきていました。
 おじさんがホモだっていうのは、噂には聞いていましたが……。
 どうやら本当みたいだぞと、このとき僕は思い始めていました。
 けれどどこかで、「ホモなんて別にたいしたことない」と考えていたことも否定できません。
 自分が女の子ほど魅力的じゃないから、たいしたことはされないんじゃないかって。
 それはとても甘い考えで、本物のホモがどういうものか全く知らない世間知らずな中学生の思考だと、後で分かったんですけど。
 まあ、当時はそんなこと分からなくて当然です。
 だから僕は、おじさんが近くにいても、息を吐きかけてきても、構わずエロ本を物色し続けました。いつも遠慮がちにしていたのとは違い、手当たり次第にお気に入りの一冊が見つからないかと、飢えた感じで鼻息荒く本の山を崩していったのです。
 床一面にエロ本を広げて並べ、また次の本に手を伸ばします。
 ページをめくればめくるほど、興奮は高まります。
 どの本にも、とてつもなくキレイでいやらしい女の人の裸が載っていましたし、それぞれの本にいいところがたくさんあって、お気に入りの一冊どころか、すべて持ち帰って一生保存しておきたいぐらい感動しっぱなしだったんです。
 女の人のおっぱい、わきの下、お尻、ふともも、生足。
 男優さんとキスをしている写真や、ペニスをハメられて悶絶している写真。
 抜ける画が次々と目に飛び込んできて、脳に刺激を与えていきます。
 縄でギチギチに縛られた黒髪のモデルさんは、数人の男に身体中を舐め回されていました。精液が女の人の口に溜まっているところも、初めて見ました。
 すべてが魅力的で、僕はおちんちんを痛いほど膨らませて、また次のページをめくります。
 次第に、オナニーがしたくてしたくてたまらなくなってきました。男なら誰でも分かると思いますが、あのどうしようもないむずむずとした感覚です。あれが、限界にまできているような感じでした。
 おじさんが近くにいて、しょっちゅう話し掛けてくるというのに──僕は床に寝そべり、バレないように腰を強く床に擦りつけたりしていたのです。
 今思えば、完全に興奮しているのがバレバレだったと思いますが……当時はそんなことに頭を回す余裕すらありませんでした。
 心のうちでは「おじさん早く寝て」と祈りながら、エロ本のページを食い入るように見つめていたのです。

 時刻は夜の十一時ぐらいになっていましたが、おじさんは寝ようとする気配すらありません。日付が変わるころに一旦お風呂に入って、上がってからもまたエロ本を鑑賞しつづけている僕のそばにやってきては、「キミはどんなのが好き?」「一番興奮したページをおじさんに教えて」などとうざったく話し掛けてくるのです。
 僕は彼のことを適当にあしらいながら、今まで見ることがかなわなかったエグいエロ本を次々と舐めるように眺めていきます。
 そしてそのころにはもう、高鳴る心臓を止めることができず、全身に興奮を行き渡らせていました。ドクドクと。
 だから、おじさんが「マッサージをしてあげる」と言って、床に寝そべってエロ本を読み続けている僕の足に触れてきたときも、たいした抵抗はできなかったのです。
 おじさんは僕の太ももの後ろあたりを、執拗に揉み込みはじめました。
 正直、マッサージされてさらに興奮しました。
 他人の手が、肌の上を動き回る感触。よく考えれば、誰かにこんなにも身体を触られたことなんてありませんでしたし、身体が火照って、熱くなるのも仕方のないことでした。
 温かい春先の夜。お風呂に入ったあとなのに、僕の身体はじっとりと汗ばみはじめたのです。
 おじさんは僕の身体の変化に敏感に気がついて、「暑かったら服を脱いでもいいんだよ」と言ってくれました。
 僕はその言葉に甘えて、Tシャツとトランクスだけの姿になりました。
 リラックスするために靴下も脱いで裸足です。男子中学生の生肌が存分にさらされた格好。
 今思えばそうとうにヤバイ感じです。何をされても文句の言えない状況だとは思いますが……その時の僕はエロ本に頭をやられていて、自分の姿がおじさんにどう映っているのかなんて気にもなっていなかったのです。
 おじさんは、「じゃあ布団を用意してあげよう。今日はここで寝るといいよ」と言って、エロ本が散乱する和室の中に僕用の布団を敷いてくれました。
 今まで床に広げていたお気に入りのエロ本を、そのまま布団の上にまで広げ直して、さらにリラックスして興奮を楽しむことができるようになりました。
 そしてこうなると当然、オナニーのしたさというのは限界を越えてしまいます。
 そばにおじさんがいるっていうのに、ハァハァと荒い呼吸をしてゆっくりと腰を布団に押し付ける僕。
 オナニーそのものといった感じで、ぐるりぐるりと腰全体が動いてしまっていました。
 おじさんは、そんな僕のことをやさしく見守ってくれていたのです。
「興奮する?」「いいんだよ、おちんちん気持ちよくなっても」「ティッシュはそこにあるからね。出したくなったら出してもいいよ」
 などと言って、トランクスから延びた僕の白い太ももをさすってきます。
 さすがにどんなに興奮しても、人前で自分のおちんちんをいじることなんてできませんでしたが……僕の興奮状態は傍から見ても大変なことになっていたはずです。
 エロ本に集中しながらも、気を抜くと「あぁ、あぁ」と、喘ぎ声のようなものまで出る始末。
 そんな僕の身体を、おじさんはいつまでもやさしくさすってくれていました。
 キレイとはいいがたい中年男性の指が肌を押し込んできても、どうすることもできません。
 ああ、やっぱり本当にホモなんだこの人──。
 僕なんかの身体でも触りたいものなのかかな──。
 なんて思ったりするだけで、危機感というのも、あまりありませんでした。
 ホモの気持ちなんて想像すらできなかったですし……。
 おじさんにしてみれば、エロ本なんかよりもずっとエロい男子中学生の肉体がそばにあり、それが触り放題なのだから──とんでもなくおいしい状況だったんですけど……当時の自分はまだ、おじさんの立場に立って考えるという知恵もなかったのです。
 年配の男性にとって、「若く瑞々しいカラダ」というものがどれほど価値のあるものかも、まったく理解できていませんでしたし……。
 ──というわけで、僕は父親にでもマッサージしてもらっているかのような気安さで、おじさんに身体を揉ませ続けていたのです。
 その間に、彼の中でどす黒い欲望がむくむくと成長していることにも気づかず。ただひたすらに、エロ本の中の女体にだけ集中していたのです。
 放っておいたせいで、おじさんの手は僕のカラダ全体に行き渡っていました。
 最初は太ももを丹念にもみこむことから始まって、次は生のふくらはぎをマッサージ。そして裸足の足の裏から、足の指の一本一本まで、丁寧に揉みほぐされていきました。
 正直、気持ちよかったです。運動部でもないただの男子中学生に、マッサージなんてされる機会はあまりありませんからね。
 それらは慣れない感触とともに、興奮しきって今にも爆発しそうなペニスにまで心地よい快感を伝えてきていました。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 興奮を隠さない呼吸をして、僕はおじさんのマッサージを受けながら、また新しいエロ本を広げ、さらに艶かしい女体に目を走らせていきました。
「気持ちいいかい?」
 おじさんにそう聞かれたときも、僕は素直に「うん、気持ちいい」と答えていました。
 今思えば、それはもう「犯してもらって構いません」と言っているのと何も変わらない返答だったと思うんです。
 けれど当時の僕は本当にピュアで、ただ素直な感想を口にしてみただけだったんです。
 そんな返事を聞けば当然、おじさんは調子づきます。
 彼の手は僕の上半身にまで伸びてきていました。つまりは、Tシャツの中──なんですけど。
 まるで痴漢でもするかのような手つきで、彼は布団に寝そべる僕のTシャツの中に手を入れて、背中一面やわき腹などを撫で回してくるのです。
「Tシャツ、脱いで……」
 言われて、僕は素直にTシャツを脱ぎました。
「きれいな肌だね……。すばらしいよ……」
 おじさんは、トランクス一枚だけという姿になった僕のカラダを眺め回しているようでした。独り言をつぶやくように「きれいだ」「すごいね」などという言葉が途切れることなく聞こえていました。
 けれどその時の僕は、興奮しすぎておじさんの様子がおかしいことにも気付きませんでした。
 必死で次のエロ本に手を伸ばして──今度はエロ漫画の単行本でしたが──そのストーリーを忙しく目で追っていきました。
 そのエロ漫画は、美人女戦士が異形の怪物たちから国を守るために戦うという内容のものでした。
 もちろんすぐに、女戦士は怪物たちに犯される展開になります。
 ため息が出るほど上手い絵で、美人女戦士が怪物たちに鎧を剥ぎ取られてレイプされていきます。
 臭そうな口で全身を舐め回されて、グロテスクなイチモツをしゃぶらされ、そして何匹もの怪物たちに犯されていくのです。
 最初は嫌がっていた女戦士も、媚薬としての効果がある怪物たちの粘液にまみれるほどに、メスとしての本能を発現させていきました。
 そして、クライマックスでは、「おほおおおっ! ぬほおおおっ!」と涎を垂らして怪物との受精交尾に酔いしれるのです。
 僕のおちんちんは、もうギンギン。
 そしてそのときには、おじさんは僕の上半身をなで回すまでに激しく手を動かしていました。
 背中一面はもちろん、わき腹からわきの下まで。手のひらで首の周りも丹念にこすられて、肌の感触を楽しまれます。
 その刺激は、心地よいものでした。興奮した身体を、他人の手でマッサージしてもらう気持ちよさ。
 そんなものですら、中学生だった僕には途方もなく新鮮で、抵抗できないほどの魅力的な体験となってしまっていたのです。
 その時、ふいに肩に生温かい感触がして見てみれば──おじさんが、僕の肌に直接口をつけているではありませんか。
 最初は濡れた唇だけで、しかしすぐに中から舌が出てきて、それで肌の表面を舐め回されてしまいます。
「ちょ……、おじさん……」
 さすがに気持ちが悪く、僕は少し身体を逃がしました。
 しかしおじさんは、「いいからいいから」と言っては、パンツ一枚の僕の身体を抱き込みながら口を動かすのです。
 そして結局、背中をベロリと舐め上げられてしまいました。
 さらには太ももの裏から、ふくらはぎ、足の裏から足の指の一本一本まで、丁寧にしゃぶられてしまいます。
「あぁ……やめ、んは……」
 それでも、僕はまた次のエロ本を広げていました。興奮しすぎて、女体から目が離せないのです。
 エロ本のページには、一人の女の人が、何人もの屈強な男たちに輪姦されているたくさんの写真が掲載されていました。
 さっき読んだエロ漫画の、怪物たちに輪姦されていた女戦士のようなその姿。
 全身をおじさんの唾液まみれにされていることも、エロすぎるその写真の前ではどうでもいい──というか、だからこそさらに興奮は高まっていったのです。
「あぁ……」
 最後の一枚だったパンツをずらされて、腰から尻たぶの肉までベロベロに舐め回されてしまっても、そんな声しか出せませんでした。嫌だとか、やめてだとか、何もありませんでした。
 僕はただ熱に浮かされたようにエロ本に視線を落としたままで、軽く腰を浮かせました。おじさんがずらしていくパンツが、おちんちんにひっかからないように。
 そして膝のところまでパンツをずらされて、そのままおじさんにお尻の割れ目を広げられてしまい、
「あん……」
 恥ずかしい穴が丸見えになってしまった変な感覚に、ため息を吐きます。
 抵抗はできませんでした。興奮して、気持ちよくて、頭の中にもやがかかったような感じで。本当に、いやらしい夢の中にいるような気分で……。
 おじさんが広げたお尻の中心──まだ誰にも触られたことのないアナルのすぼみに舌を伸ばしてきても──僕は暴れたりしません。女の人が恋人の前でそうするように、切なげな声を漏らして布団に頬を押し付けるだけです。
 パンツを足先から抜き取り、男子中学生を全裸にさせたおじさんは、もう興奮していることを隠そうとはしませんでした。
 激しい舌使い。柔らかい肛門の中にまで、舌先はねじこまれていくのです。
 何分ぐらいだったでしょう。少なくとも十分以上は、お尻の穴だけを執拗に舌で揉みほぐされてしまったと思います。
 そしてそれが終わると、再び全身愛撫に戻るのです。
 裸体を全部揉み込まれました。
 裸体を全部舐め回されました。
「……ふあぁ……」
 手の指先までねっとりと、おじさんの舌が這い回っていました。
 気がつけば、抑えきれない性欲をモノの見事にコントロールされている自分がいたのです。
 興奮した肉体を、おじさんの好きなように弄ばれて──僕は彼の下でよがる肉奴隷と化していました。
 ダメだと分かってるのに、エロ本にまみれて発火した肉体は何をされても感じてしまいます。止めようがないのです。
「んひいっ……」
 全身を性感帯に変えられて、僕は身をくねらせて喘ぎます。
 そんな僕の姿を見て、おじさんはさらに興奮した様子です。
「キミ、エロいねぇ……エロいねぇ」
 何度もそう言って、さらに激しく指と舌を動かすのです。
 ああ、このままじゃダメだ。おじさんにイカされてしまう──。
 まだペニスには触られてもいないうちから、確信めいた予感が僕の中で渦巻いていました。

 まわりには何十冊ものエロ本が、一番いやらしいページを開いて置かれていました。そのままで、全裸の身体を隅々まで愛撫されていきます。
 僕のおちんちんはもう、射精が近いことを知らせていました。
 このまま身体を弄ばれて、勃起を布団に押し付けていては──射精してしまう。
 そう思ったとき、おじさんは僕の身体を仰向けになるよう転がしたのです。
「いいねぇ、いいねぇ、若いっていいねぇ」
 彼はそう言って、僕の身体を見下ろしたままで服を脱ぎ始めました。
 上も脱いで、下も脱いで、パンツも靴下も脱いで、一気に全裸になります。
 そして僕は見てしまったのです。
 彼の股間に、ありえないほどグロテスクなイチモツがビンと上を向いてそそり立っているのを。
 おじさんの身体は、エロ本に出てくるどの男の人の身体よりもいやらしい感じがしました。
「あああ……」
 モザイクのかかっていない、本物の大人ペニス。あまりに生々しい実物を見て、僕は頭をガツンと殴られたような錯覚に陥ります。
 エロ本からは目を離しているのに、興奮はとどまることを知らずに限界を突破。
 裸になったおじさんは、すぐに僕の身体に抱きついてきました。
 少し汗ばんだ身体を、確かめるようにぎゅっと締め付けてきたのです。
 おじさんのモノは、僕のとは全然感じの違う、大人のおちんちんでした。それがマックスまで勃起しているのを、身体中のいたるところで感じさせられました。
 勃起したおちんちんを、肌のあらゆるところに押し付けられたのです。太ももの上に、おなかの上に。柔らかな肌を犯すような感じで。
 興奮したまま布団に仰向けになる僕の顔に、それが押し付けられてくるのも時間の問題でしかありませんでした。
「ほれ、おじさんのおちんちんだよ。すっごく大きくなってるだろ?」
「あ……う、はぁ……」
 ギンギンに勃起したイチモツ。それはまさにエロ本の中から飛び出してきたかのような淫靡さで、僕の頬に押し当てられていました。
「ほうら、いやらしい匂いがするだろう?」
 彼の言う通りでした。
 今までの人生では嗅いだことのない、激しい性臭。男性のものだといっても、それが性臭であることに違いはないのです。興奮しきってどうしようもなくなっている中学生男子に、あらがえるような生易しいエロさではありませんでした。
 僕はだらしなく口を開けて、舌を伸ばし、涎を口端から垂らして荒い息を吐き続けるしかありませんでした。
 おじさんはそんな僕の頭をつかんでは、腰を落とし込んできます。
 ぬめり気のある勃起先端を僕の柔らかい頬に埋め、それに満足すると、我慢汁を顔中に塗りたくるように腰を動かしてきます。
「んんん……んぁ……あ……」
 おでこからこめかみ、鼻の脇からアゴの下まで──おじさんの我慢汁でベタベタにされてしまいました。
「おじさん、キミみたいな子にしゃぶられたらすごく気持ちよくなれるからさ……。ね、しゃぶってくれないかな」
「え……」
「ほら、ちょうどこんな風に」
 おじさんは手にしたエロ本のページを開いたまま、僕の方に見せ付けてきます。
 そこには若くて美人な女の人が、一本のペニスを様々な角度からしゃぶり倒している写真が何枚も載っていました。
「おいしそうにしゃぶってるだろう? キミにもこんな風によだれをいっぱい垂らして、根元から先端までじゅるじゅるにおしゃぶりして欲しいんだ。おじさんのコレを。ダメかい?」
「あ……ぁ……」
 鼻先には、今もおじさんのグロテスクなおちんちんが押し付けられています。あまりよく洗っていないのか、野性的な匂いのする彼の肉棒。先端から粘つく汁を出すそれが、いまもぐりぐりと鼻の穴付近に押し当てられているのです。
 脳みその深くにまで届くほどの、いやらしすぎる男性器の匂い。僕の興奮は、最高潮に達してしまいました。
 周り一面に、エロ本が広げて並べられてあります。その中心で、僕は全裸。誰にも見せたことのない恥ずかしい姿で、さらにおちんちんを上に向けてピクピクとさせています。口の端からはよだれ。
 そして、気を抜けば焦点が合わなくなってしまうほど興奮した目で、おじさんの血管の浮き出たズル剥け大人ペニスに顔を犯されていたのです。
 で、結局フェラは──しちゃいました。
 興奮で頭がおかしくなってしまっていた僕は、エロいことなら何でもしてみたい感じになっていたのです。
 たいして時間も経っていないうちから、僕はいやらしい匂いのするおじさんの大人チンポに舌を伸ばしていました。自分もおちんちんを勃起させたままで。
 恥ずかしいやら何やらで、全身に火がついたような感じです。
 けれど、嫌な感覚ではありませんでした。
 おじさんのペニスに舌を這わせると、上から「はぁはぁ」と気持ちよさそうな息遣いが聞こえてきます。
 先端をそっと口に含んだままで見上げてみると、おじさんは涎を垂らす勢いで僕の顔を激しく見つめていました。
 彼の視線が、僕のフェラ顔に集中していました。おじさんは、僕みたいな男子中学生のことが本当に好きなんだということが──そのときはっきりと実感できたのです。
 彼の視線は、僕の身体にまで動いていきました。
 男子中学生の全裸を眺めながら、当人にフェラチオをさせる。それはおじさんにとって最高にすばらしいことのようで……。
 彼はペニスをビクビクと痙攣させながら、「おおうおおう」と下品な声を漏らし続けるのでした。
 先から溢れ出してくる生温かい粘液は、明らかにその量を増していました。
 彼の息遣いが荒くなり、腰が小刻みに痙攣し、ペニスが激しく脈打ちます。
 僕は一心不乱に、ズル剥けペニスに濡れた舌を這わせていきました。じゅるじゅるじゅると、音を立てて吸い上げたりもしてあげます。
「ああ、すごい…いい子だねキミは……。なんていい子だ……。ああ、そんなにしてくれたら…おじさんイッちゃうよ……。おおおお……」
 こんなことでも、褒められるのは嬉しかったです。
 僕はさらに激しく、自分が女の人にこうされたら嬉しいだろうなという風なことを彼のペニスにしてあげました。
 先端をチロチロと舐めたり、喉の奥までぐっぽりとくわえこんで頭を上下させたり。頬をすぼめる勢いで吸引してみたり。
 するとやがて、おじさんの喘ぎ声は本当に大きくなっていきました。
「ああ、出る……出るよ……」
 彼がそう言った途端でした。
 亀頭先端を咥えた僕の口内に、生温かい体液がどくどくと注ぎ込まれてきたのです。
「んぶ……んんん……」
 口を離すわけにもいかないし、どうすればいいのか──。
 そう思っている間にも、おじさんはペニスを痙攣させて、大量の精液を射精し続けていました。
 すぐに口の中は、おじさんのザーメンでいっぱいになりました。
 初フェラで、口内発射されてしまったわけです。
 おじさんの射精は長く、口から出した後も、びゅっびゅっと白いおしっこを漏らし続けていました。
 彼は僕の頭を両手でしっかりと掴んで、最後の一滴が出尽くすまで亀頭の先を僕の顔に押し当て続けていました。
 つまり、初顔射まで済ませてしまったことになります。
「んぁ、すごぃ…ベトベト……あぅあ……」
 生々しく裸体を布団に伸ばしたままで、僕はおじさんのザーメンの味と匂いと感触に酔いしれました。
 男同士だ、いけないことをしているのだという感覚も、ほとんどありませんでした。
 興奮しすぎて、常識だとか理性だとかいうものはひとかけらも残ってはいなかったのです。
 それからもしばらく、僕はおじさんのザーメンを口中、顔中にぬめらせて、布団の上でクネクネと身悶えていました。

 しばらくはおじさんも大人しかったものの、いつまでも裸のまま顔中を精液まみれにしている僕の姿を見て、すぐに戦闘態勢に戻りました。
 射精から十分ほど経ったときには、僕はまたしても彼に抱きつかれてしまっていたのです。
 エロ本に囲まれた布団の上で、全裸の男子中学生と全裸のおじさんが正面から密着し、抱き合っているその姿。
 異常な光景だと思うのですが、その時の僕たちは興奮の極致にいて、それこそが何より自然なことだと思っていたのです。
 僕は仰向けに寝転びながら、顔だけを横に向けてなおエロ本を鑑賞していました。
 おじさんもそんな僕の乳首に吸い付いたり、おなかを舐め回したりして楽しんでいる様子。
 二人して荒い息を吐きながら、一糸纏わぬ姿での睦み合い。
 ティッシュで口元の精液を拭われて、その後すぐにキスをされたり……。ちなみに、おじさんとのキスは、生まれてはじめてのキスだったんですけど……。
 最初は少しだけ気持ち悪かったけれど、ねちょねちょと舌と唇をこすり合わせているうちに、だんだんと慣れていくのが分かりました。しだいに、気持ちがよくなっていきます。
 それは不思議な感覚でした。
 まるで女の子にでもなってしまったかのような錯覚。
 彼の身体で圧迫されたおちんちんが、ヒクヒクと痙攣してしまいます。
「キスは好きかい?」
 目を見つめて尋ねられ、僕は涙目になって頷き返しました。
「す、好きぃ……」
 するとおじさんは、僕の身体を撫でたまま、さらに激しく舌で口元を舐め回してきてくれます。
 正面で密着した身体を揺らされると、おちんちんが刺激されて甘い感覚が下半身を満たしていきます。
「んぁあぁ……ああぁあ……」
 キスをされたまま、僕は背筋を布団から浮かせて、よがり声を上げました。
 ずっと続けられていたら、きっとキスだけで射精してしまっていたと思います。
 おじさんが口を離してくれたので、なんとかキスでイカされるという事態だけは避けられたものの──。
 次に彼がしたことは、僕のおちんちんにむしゃぶりつきつつ、アナルに指を入れるというとんでもないことだったのです。

 お尻の穴はさっき丹念に舐め回されたせいで、唾液まみれになっていました。なので、おじさんの太い指もぬるっと入ってしまいます。痛みもそれほど感じなかったです。
 問題は、おちんちんの方でした。
 いきなりぱっくりとおじさんに根元まで咥えられてしまって、僕は叫びに近い喘ぎ声を漏らして、腰を浮かせてしまったのです。
 最高に興奮して、はちきれそうになっていたおちんちん。それを、アナルに指をねじ込まれたまま、いきなり咥えこまれたのですから。
 たまったものではありません。
 もちろん初めてフェラされたわけですから、おじさんのヌルヌルした口内の感触や、陰茎にまとわりついてくる温かい舌の感触には驚きました。
 そして驚きながらも、
「……はあああっ……」
 さらに指をアナルにねじこまれ、クニクニと動かされならバキュームフェラされてしまうのです。
「あっ、あっ、ぁうあっ……」
 じゅぼじゅぼと音が立つたびに、僕は腰を浮かせて身悶えました。布団の上で、全裸で──。
 ずっとおちんちんに刺激を与えたくてたまらなかったのです。それを、必死で我慢していたのです。
 そんな状態でおじさんの濃厚なフェラチオを受けてしまっては、理性など保っていられるわけがありません。
 全身を支配する甘ったるい官能の炎。
 気持ちよさのあまり、僕は布団をしっかりと握り締め、足をグネグネと動かして官能の叫びを上げました。
「あああっ!」
 空中で、腰がガクガクと痙攣します。
 ねっとりとした舌の感触。射精感はあっという間に高まってしまいました。
 けれど──、
「かわいいねキミ、おじさんの口、とっても気持ちいいだろう?」
 おじさんは僕がイキそうになると、パッと口を離してしまうのです。
 アナルを指でほじくり回したまま、僕の頬を舐め上げて、耳元で、
「すごいだろう?」「おじさんのテクたまんないだろう?」「もっと良くしてあげるからね」「いっぱい気持ちよくなってね」
 などと、語りかけてくるのです。
「ああっ! ああっ!」
 どうしようもなくトロけたペニスをしゃぶられ、アナルをぬぷぬぷと指で犯され──そしてイキそうになると、またすぐに口を離していやらしい言葉をかけられるのです。
 その繰り返し。何回も、何十回も、そのパターンを延々と繰り返されてしまいました。
 僕のおちんちんは、常にイク寸前の一番気持ちいいところをさまようしかありませんでした。
「どうだい? おじさん上手いだろう?」
「ああっ! す、すごいっ! こんなっ! あはっ!」
 唾液でズルズルになったおちんちんを手で撫で上げられながらのキス。熱い息を吐きかけながらのディープな口吸いに、僕はいよいよ限界だと思いました。
 次、咥えられて強く吸引されてしまえば──イッてしまう。
 けれど、おじさんは僕をイカせる気がないようでした。ヘロヘロになる僕の身体を舐め回すだけで、おちんちんにはそれ以上の刺激を与えてくれません。
 完全に、射精をコントロールされてしまっていました。
「ああぁ……あうあぁ……」
 エロ本に囲まれた布団の上で、僕は涎を垂らして喘ぎ続けます。身体中が、快感によって痺れ切っていました。

 おじさんは一旦、僕の身体から離れました。
 裸のままで隣に寝そべって、僕に次々とエロ本をすすめてきます。
「キミはどんなのが好きなんだい? ああ、ほら、これなんかどう?」
 そういって差し出されたエロ本のページに載っていたのは、すばらしくスタイルのいい女性がバックから激しく突かれている写真でした。
「ああ……うぁあ……」
 気持ちよすぎて、イキそうすぎて、じんじんと疼く股間を意識しながら──僕はおじさんが差し出してきたその写真に見入ります。
 もう無理だっていうのに、これ以上興奮できないというのに──その写真は、また僕の頭をガツンと打ちつけるほどのエロさでした。
「ああ…ぁあ……」
「こういうの好きかい?」
「んはぁ…ぅん、好きぃ……」
「興奮する?」
「ぁあぁ…する……興奮、するぅ……」
 その後も、おじさんは僕の火照った身体をやさしく撫で回すだけで、ペニスには触ってくれません。
 何冊も何冊も、まだ見ていなかったエロ本の、まだ見ていなかったエロい女性の裸を見せられていきました。
 気が狂いそうでした。
 だけど、「ペニスを触って」などとは、やはり恥ずかしくて言えません。
 おじさんはそれも全て理解した上で、さらに僕の前にエロ本を並べていくのです。
 完全に、「焦らし責め」をされていました。
「うぁああぁあぁ……んうぅぅ……」
 そのまま何十分も、おじさんと汗ばんだ身体を密着させて、二人してエロ本を鑑賞し続けました。
「どの写真が興奮する?」と聞かれれば、素直に一番いいと思ったものを指差します。
「おちんちんやばい? イキたい?」と聞かれれば、恥ずかしがりつつも、「イキたい」と答えます。
 そうしているうちに、やがておじさんの片手が僕のお尻をさすり始めました。
 またしても、濡れたアナルに指をねじ込まれます。
「んんん……」
 アナルをぬぷぬぷといじられながら、「ここ、気持ちいい?」と聞かれてしまいました。
 普段なら絶対に気持ちよくなんてないはずのそこが、今だけは甘くトロけそうな快感を全身に伝えてくるのです。
 だから僕は、自然と口にしていました。
「……気持ち、いい……、すごいぃ…あうぁぁあ……」
 指使いは、徐々に激しくなっていきます。しばらくすれば、じゅぶじゅぶと自分の肛門から音が立っているのが分かりました。おじさんが、大量の唾液をお尻の穴に垂らし込んできたのです。
「あうあぁぁ……」
 最初は一本でした。それが二本になり、そして今では三本になっていました。おじさんの指が三本、まとめて僕のアナルを揉みほぐしているのです。
 目の前に、女の人がバックから挿入されている写真をいくつもいくつも並べられました。
 そして聞かれます。
「どうだい? キミもこんな風に犯されてみたくはないかい? ほら、犬のように下品によだれを垂らして……男のモノで後ろからガンガンに突かれてみたくはないかい?」
 すでに三本の指が、入口から奥まで、出たり入ったりを繰り返しています。にちゃにちゃと音を立てて。
 そんな状態で、そんなことを言われてしまっては──。
「んんんっ!」
 性欲の塊となった男子中学生に、抗えるわけがありませんでした。
「ああっ、もうっ、してっ……、無茶苦茶にっ……してください……」
 指を入れられたままのお尻を振り乱して、僕はおねだりをしてしまいました。
 おじさんは「イカせて欲しいかい?」と聞いてきます。
 そうして僕はついに、「イカせてくださぃ……」と答えてしまっていたのです。
 僕の返事に満足した彼は、すぐさま感度の上がった若い裸体にむしゃぶりつき始めました。全身できつく抱き締め、手で身体中を撫で回し、舌で顔中を舐め回してくるのです。
「あんぁ……はぁぁっ……!」
 全身が性感帯に変えられてしまっていました。僕はただただ、彼の腕の中で火照った肉体を震わせ、気持ちのよさに喘ぎ声を上げるしかありませんでした。

 挿入は、バックからでした。
 布団の上で、腰だけを持ち上げられた格好。
 おじさんは、ヤバイぐらい興奮に息を荒げて、僕の背後に膝をついてペニスをしごいていました。
 今思えば、当時の自分はものすごいエロさだったと思います。
 そこそこ運動神経もよくて、無駄な肉はついていませんでしたし──あまり荒い遊びもしなかったので、肌は白く柔らかかったものですから。
 さらにそれが、しっとりと汗ばんで照明の下で光っているのです。興奮に震える手足。だらしなさすぎる表情。濡れてヒクつく肛門は、少女のようにキレイなピンク色で──。
 後ろからは、勃起したおちんちんも、まだ毛も生え揃っていない睾丸までも、全部丸見えだったはずです。
 あの時、背後で獣のように鼻を鳴らしていたおじさんの気持ちも、今なら少しは想像がつきます。
 飛んで火にいる夏の虫とは、まさにこのことです。
 中学生だった僕は、見事におじさんの狙いどおり──一人で、自分からのこのこと食われにやってきてしまったのです。
 友達の誰かが、一人でおじさんの家にやってきた──という話は聞いていませんでしたし、もしかしたら僕が初めて罠にかかった馬鹿だったのかもしれません。しかも泊まりで、だなんて……。
 おじさんは、完全に朝まで僕の身体を楽しむ勢いでした。
 すでに一発発射しているというのに、最大限に勃起した男根。彼はそれを、適度に濡れて充分にほぐされた僕のアナルへと押し当ててきたのです。
 ねちょ、にちゃ、ぬちゃ……。
 最初は、亀頭の先でズルズルと穴の周りをマッサージされました。そして次に、少しずつ馴染ませるように、ゆっくりゆっくりとペニスを押し込まれます。
 ぬるぬるの肛門は、音を立てながら押し広げられてしまいました。彼の硬い亀頭によって、一ミリずつ侵食されていく僕の柔穴。
「あぁあぁ……」
 布団に額を押し付けて、尻だけを高く掲げた格好で、全身に脂汗をかいて悶絶しました。
 少しの痛みは確かにありましたが、それよりも凄かったのが熱さです。四十度にも近い肉棒を、敏感な肛門に埋め込まれているのですから当たり前なのですが──僕はその生々しい感触に、いてもたってもいられないほどの気分にさせられてしまっていたのです。
 思わず腰が動き始めます。おじさんは僕の腰をしっかりと掴んで、それを押さえつけました。
 仕方なく、僕は布団を噛みしめて涎を垂らします。両手でしっかりとシーツを握り締めて、「んふう、んふう」と声を上げます。
 そうこうしているうちに、おじさんの下品すぎる大人ペニスは僕の中を満たしていきました。
「……んはああぁあぁ……」
「痛くないかい?」
「ん……うんんっ……平気……んっ」
「若くて弾力があるからね……すぐに慣れるよ。動かしていいかい?」
「……ん……は、はい……あうぁっ……」
「痛かったら言うんだよ? いつでも止めてあげるからね」
 おじさんは僕の腰を両手で掴んだまま、ゆっくりとペニスを抜き差しし始めます。
 にゅぷ、ぬぷ──にちゃ……。
 いやらしい音を立てながら、長大なペニスが出たり入ったりを繰り返します。痛みを感じない程度のスピードで。
「……ああっ! ……あんっ!」
 ナメクジが這うような抽送でした。しかしそれでも、ペニスなんてくわえ込んだことのない僕のアナルは悲鳴を上げます。
「あうっ! ああ! ──あああっ!」
 けれどそれも、最初だけ。
 喘ぎ続けて頭が真っ白になればなるほど、痛みや衝撃は薄らいでいったのです。
 かわりに訪れるのは、想像したこともないほどの感覚。背筋がゾッとして、全身が震え上がってしまうほどの快楽。
「あうぁあぁぁぅぁ……」
 全身に脂汗を浮べて、僕は布団の上で裸体を震わせました。
 おじさんは、そんな僕の身体に覆いかぶさってきます。ペニスをねじこんだままで、バックから肌をすり合わせるように。
 四つんばいでペニスをハメられ、上半身全部を後ろから締め上げられました。汗ばんだおじさんの肌が、背中一面に密着しています。
 そしてそのままで、ぬちょぬちょとアナルを犯されていくのです。
「んぁぁあぁぁ……」
 ひとたまりもありませんでした。
 相手の欲望のはけ口となり、一番恥ずかしい穴を生の性器で貫かれているのですから。
 男に抱かれて相手のことを好きになってしまう女の人の気持ちが、何となく理解できてしまっていました。
 まさに“食われている”という感覚。自分より強くたくましいオスに、存在ごと支配されてしまっているという感覚。
「あぅ、あはっ、んふうぅ……」
 心も身体も、魂までもが──おじさんに奪われ、おじさんのモノになってしまっている気分。
 いや、気分──なんてものじゃなかったのだと思います。あの時の自分は、確かにおじさんのモノになってしまっていたのです。全身、頭の先から足の指先まで。心の表面も奥も。おじさんが好き放題してもいい、ダッチワイフや何かと変わらない状態だったのですから。
 ここまで来ると、もうおじさんの世界です。彼は自分専用の性奴隷でも犯すかのように、遠慮のかけらもないほどに性欲をぶつけてきたのです。
 涎をだらだらに垂らしながら、僕のうなじや耳を舐め回してきます。乳首をつねりながら、ガチガチのペニスで獣のように奥の奥を突いてきます。
 身体中を撫で回され、おちんちんをしごき上げられ、歯型がつくほど強く肩を噛まれてしまいます。
「……あおおっ! ……んほおおっ! おほおおおっ……!」
 最初は緩やかだった抜き差しも、徐々にそのスピードを上げていました。
 そしていつしか僕の耳には、おじさんが腰を激しく打ちつける「パンパンパンパン!」という淫らな音が聞こえるまでになっていたのです。

 滑りがよくなっているといえども、それは衝撃的な感覚でした。
 恥ずかしい穴が、女性器のように肉の棒で押し広げられているのです。ニチニチと柔らかい僕のアナルは、初めてだというのにおじさんのイチモツをねっとりとくわえ込んでいました。
 興奮しすぎているせいで、痛みよりは奇妙な感覚ばかりが先に立っていたのを覚えています。
 トイレで用を足しているまさにその時、小刻みに時間が行きつ戻りつすればこんな感じかもしれない。
 そんな考えが頭をよぎりました。
 けれどそんな雑念も、おじさんに上半身をきつく締め上げられ、耳元に息を吐きかけられながら猛ピストンされると、キレイさっぱり吹き飛んでしまいます。
 残るのは、ただ真っ白な世界。恐ろしく気持ちがよく、気が遠くなるほど淫らな世界。
 後で分かったことなのですが、このとき僕は知らず知らずのうちに射精し続けていたそうです。おじさんのペニスが前立腺に当たり、びゅるびゅるとお漏らしをするように精を吐かされ続けていたのです。強制的に。
 気持ちよくて当たり前でした。ずっとイキッぱなしだったわけですから。そりゃ頭も真っ白になって当然というもの。
 とにかく気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
 それしか考えられませんでした。
 おじさんはそんな僕の身体に覆いかぶさり、犬のように激しく腰を振り続けるのでした。
「あんっ、あぁっ……!」
 汗ばんだ身体を、全身で楽しまれてしまいます。彼が僕の身体で興奮しているのは、ペニスの硬さで分かります。
 本当に、女の人扱い。
 肌の感触を確かめられながらの、激しいセックスでした。
 僕は途中からほとんど意識を失うレベルで、頭も身体もトロトロに溶かされてしまっていたのです。
 自分より体格の大きな、力強い男性。その彼にぎっちりと抱き締められたままで深い挿入を食らうのです。何度も、何度も。
 性欲にまみれたその腰使い。脈打つペニスの感触は、僕の内なる「女の部分」までをもノックし続けていました。
「……あんっ、あんっ……んはぁっ……!」
 何百回、ぬぷぬぷとペニスを抜き差しされたでしょう。僕は大きく口を開け、「あがあが」と声を漏らしながら布団の上で汗だくの裸体を震わせました。
 オナニーでなら、感度は自分でコントロールできます。けれど、自分より年上で、身体も大きく、性欲も強いおじさんとのセックスは──まったく事情が異なりました。
 何もコントロールができないのです。身体のどこを触られるか、どこを舐められるか、ピストンはどれぐらいの深さで、どれぐらいの激しさか。すべてのコントロールは、すべておじさんの手に握られていたのです。もちろん、それによって湧き起こる僕の快感までもが、彼の制御下にあります。
「ああっ! あああっ!」
 もうダメ、これ以上されると頭がおかしくなる──。そう思う次の瞬間に、今まで以上に激しいピストンがやってくるのです。
 自分なら止めるところで、激しく責め立てられます。
 またイってしまうから少し責めるのをやめて──。そう思っている間にも、気が狂うほど肉棒を突きこまれるのです。
 プロレス技のような、上半身の締め上げ。
 そして、ふいうちの耳噛み。
 さらには四つんばいで犯されたまま、乳首をつねられ、ペニスをしごかれます。
 そのすべてが、自分の意思ではないところからやってくるのです。
 ひたすらに叩きつけられるというか──僕はもう、彼の性技に翻弄されるしかありませんでした。精液をだだ漏らしにして、よがり狂うだけです。布団の上に汁を撒き散らして、涎を垂らして喘ぎまくりです。
 恥ずかしいどころの話ではありませんでした。日常生活ではけっして味わうことのできない、プライドの完全なる破壊。一人の男としての、人間としての矜持までもが、ボロボロに崩されていきます。おじさんのペニスで、一突きごとに突き崩されていくのです。逃げることもできない、全裸で強く密着されたままの状態で──。
「……ああっ、だっ、だめぇえっ……ンンンッ!」
 そしてその姿さえをも、変態おじさんに鑑賞され、楽しまれてしまうのです。
「ああ、キミ……いいよ、最高だよ……。おじさんのチンポでメロメロになってるキミ……かわいいよ。すごいよ、おおっ、おおぅ……!」
 おじさんの汗やら涎やらで、僕の身体からは最悪な匂いが立ち上っていました。完全に、マーキングされてしまっています。粘液臭を肌にすり込まれてしまうのです。濃厚なそれは、もうおじさん以外の人とはエッチができなくなるんじゃないかと錯覚してしまうほど、無垢な身体に染み込んでいきます。
 心も身体も、おじさんのモノにさせられていく──。
 おじさん色に染められていく──。
 完全に支配されるのも、時間の問題──。
 そう思うあいだにも、またズル剥けの亀頭でお尻の中をこすられていきます。前立腺を、強烈に突付かれていきます。
「あああっ……い、いくっ! また、イクッ! あふうううっ……!」
 親以外の人間には見せたことのない裸体をガクガクと震わせて、僕は大きな絶頂を経験させられました。目を見開き、唇を震わせてよがります。びゅるびゅると飛び出す精液。
 自分でコントロールするオナニーより、何倍も気持ちよかったです。
 年上の薄汚い親父に好き放題犯されながらの強制射精。すでに気持ちの悪さはすべてが快楽へと変じていて、どうしようもない敗北感に涙さえ流しながらの絶頂です。
 オナニーではもちろん、女性とのセックスでも味わうことのできない、独特な感覚だと思います。それが、性に目覚めてまだ間もない、ほとんどセックスに耐性もついていない中学時代に全身にぶちまけられてしまったのです。薄汚いおじさんの手で。
 どうすることもできませんでした。
「これでキミはおじさんのモノだね」「おいしい身体だぁ、これからも一人で泊まりに来るんだよ? おじさんがいっぱい可愛がってあげるからねぇ」「ほれ、ほれ、おじさんのおちんちん最高だろう?」「いっそ付き合おうか。キミもおじさんのこと好きだろう?」
 そんなことを言われながらの生セックス。バックからズンズンズンズン。身体中に響くペニスの感覚に、僕はおじさんの虜へと変えられていきました。
 抵抗はできませんでした。僕は無意識のうちに呼応して、「気持ちいい」「おじさんのモノですっ」「これからも一人で来ますっ」「付き合いますっ」などと口走ってしまっていたのです。
 そうして最後は、彼に頭を掴まれて、バックで激しくハメ狂いながらのキスをされてしまいました。
「んぶううぅっ……!」
 強引に首を後ろに向けさせられ、舌を吸われながらのピストン。
「んんん! んんん! んんん!」
 泣きながらイキ続けている僕の舌を、おじさんは飽きることなく吸い込み続けていました。
 そして、ラストスパートに入る二人分の下半身。
 おじさんの腰が、ふいにガクガクと痙攣し始めました。
「ああぁっ……あんっ! んあああっ!」
 それにともなって、シンクロするように僕の下半身もガクつきます。太ももの内側が痙攣し、足の指先までもが快感にトロけて蠢きます。
 おじさんは気持ちよさそうに呻き声を上げて、僕の身体を抱き締め、そして上体を引き起こしました。
 ペニスを突き込まれたまま、膝立ちになって立ちバックのような格好になります。
 そして、おじさんは最後の一発を僕の奥深くに突き刺してきました。
 そのまま、奥へ奥へ奥へ。ピストンをやめて、ヒクつくペニスを最深部に押し付けてきます。
 ぴったりと密着する、彼のペニスと僕のアナル。
 ピストンもされていないのに、溢れ出す快感。
 おじさんがイク寸前なのが、全身の肉で理解できてしまいました。
「あああっ! ああああっ! あはあああっ……!」
 僕のおちんちんの先からは、すでに何発分もの精液が溢れ出しています。
 そしてついに、おじさんまでもが背後で咆哮し始めました。
 お互いの身体表面に、一気に汗が噴き出す感触。
 ふいに訪れた予感はすぐに、紛れもない現実へと変わりました。
 僕は膝立ちで後ろからおじさんに裸体を締め上げられたまま、
「おおおう! 出る……出るぞおぉぉおぉ! ぬおおおぉぉおぉ!」
「んふううううううう! んんんんんんんんんんんん!」
 ドクドクと中出しを食らったのです。
「あああはぁ……あふぁ……ああああぁっ……! ああああああああああああ!」
 びゅるるるる! びゅるるるる!
 他人の「動く細胞」が、何兆匹も身体の内側に注ぎ込まれていきます。熱く、臭く、粘っこく、濃い、おじさんの精子。それらが、拘束されて逃げることも叶わない僕の身体に染み込んでいくのです。
 完全に「取り返しのつかないこと」でした。
 男に中出しされただなんて──完全に「終わり」です。
 けれども、その「終わった感」「終わらされた感」こそが──イキ続ける僕に、最後の、そして最大の快感をもたらしてくれたのでした。
「……んんんんんんんんんんんんんん!」
 涙を流し、涎を垂らし、精液をびゅくびゅくと迸らせながら──僕は電気ショックを食らったような、あられもない痙攣にその身を躍らせました。
 おじさんも、「おうおうおうおう」と叫びながら激しく震えています。それでも、彼は僕の身体を離しません。繋がった股間に、一ミリの隙間も生じさせません。
 二人でぴったりと一つになりながらの、すさまじい同時絶頂。
「……おおおおおおおおおおおおお!」
「……あああああああああああああ!」
 中年男性の野太い呻き声と、まだ声がわりもしていない男子中学生の喘ぎ。それらは一つになって、エロ本まみれの淫らな部屋を満たしていきました。
 大量に射精しているはずなのに、太ももにはザーメンの感触がありません。そこには滑った汗の感触だけ。──つまり、精液はすべてが漏れることなく、僕の中に打ち込まれていたということです。
 ええ、ご想像の通りです。この瞬間、僕は完全に堕とされました。
 涙を流し、涎を垂らし、白目を剥いて──エロ本まみれの布団の上で、射精し、射精され、薬でもキメたかのように官能に打ち震えるだけです。
 身体はもちろん、心も、魂も、何もかも──。全部おじさんにモノにされてしまっていました。
 どんな言い訳も許されないほど、完膚なきまでにおじさんの「女」に変えられてしまっていたのです。
 人生が変わった瞬間でした。自分の存在意義が変わった瞬間でした。
 その日から、僕はおじさんの性欲を満たすためだけの「性奴隷」になってしまったというわけです。

 そして今──。
 大学生になって身長も伸び、そこそこ見栄えのいい男になった今も──。
「ほうら、イクぞ……三日分のザーメン中出しするぞぉ……おおお……」
「んはああぁあぁぁ……あく、うくっ……ひぐぅっ……ひ、ひぐうううっ……! ふぐうううっ!」
 僕は彼に裸体を締め上げられつつ、生中出しを食らい続けているわけなんです。
 中学、高校、大学と──数年もの間、僕はおじさんのザーメンタンク役をさせられていました。興奮と快感をコントロールされて、彼の手の上で弄ばれ続けてきたのです。
 妊娠の心配もない男同士。彼は毎回毎回、一切の躊躇もなく、すべての精を僕の身体の中心に注ぎ込んできていたので──僕の肉体は、完全におじさんにしか反応しないほど、中からも外からも、ダメにさせられていました。
 彼女を作ることどころか、オナニーまでをも禁止させられています。だからか──新婚の夫婦でも毎回これほど濃密に愛し合わないぞと思えるほどに、僕たちは虫や獣のごとく壮絶に絡み合うのです。
 キスをして、お互いの唾液を飲み合うのも当たり前。射精して、お互いのザーメンで身体中をベタベタにするのも当たり前。身体をすり合わせすぎて、体温は完全に同じになり、おじさんの肌細胞と僕の肌細胞が一つになっていきます。
 肉を攪拌され、精神を攪拌され、魂を攪拌されます。
 その感動は、エロに飢えておじさんの家に初めて泊まりにいったあの日から、少しも色あせることがありません。
 おじさんが「最高の獲物」を手にしたと同時に、僕は「最高の捕食者」と出会う奇跡に恵まれたのです。
 そしてたぶんきっと、僕はこれから先もずっとおじさんに「食われて」泣きながらよがり続けるしかないのだと思います。
 男同士のセックスは、女の子とのセックスをしたことのない僕にもはっきりと断言できるほどに──猥褻で、甘美で、幸福で、刺激的なのですから。

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