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この作品は<R-18>です。
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14
俺は尿でびしょびしょになった服を乾かそうとパタパタさせながら、モモと梨沙ちゃんに駆け寄った。
なぜ俺がおしっこまみれになっているかを説明しておかないといけない。
まず初めに言っておかなければならないのは、俺が漏らしたのではないということ。
これはロリ巨乳バカの尿なのだ。
バカのおまんこ目掛けてものすごい勢いで落下したバイブレーターは、バンジージャンプと同じ要領であわやというところで紐が伸びきって、おまんこを貫くことはなかった。
が、ロリ巨乳は失神し、同時にジョボジョボと噴水のように失禁して、俺の服を濡らした、というわけだ。
奈緒は一足先にモモたちのところにいて、苦虫を噛み潰したような不機嫌な顔をしていた。
真野先生の処置についてモモから不満でも言われたのだろうか。
俺が三人に合流すると、俺の体から立ち込めるアンモニア臭に、みんな顔をしかめた。
お前らそんな顔をしないでくれよ。
梨沙ちゃんの復讐をするためにモモの命令に従って奈緒の手伝いをしたからこんな目にあったのだ。
俺だけ割が悪いではないか。
奈緒の不機嫌の理由はすぐにわかった。
梨沙ちゃんがトイレに立って、モモが放尿の音を聞くために出て行った時、奈緒はアイドルの暮らし振りが気になるとか言って、梨沙ちゃんのバッグを覗いた。
その時、奈緒は梨沙ちゃんの恥ずかしい正体を知ってしまったのだ。
だが、残忍性と裏腹に優しさも持つ二面性人間である奈緒は、梨沙ちゃんの名誉と尊厳を守ってあげるために、梨沙ちゃんの真実を奈緒一人の胸にしまっておこうとしたのだ。
それなのに、奈緒と同様に秘密を知り得たモモが梨沙ちゃんにズケズケと言ってしまい、奈緒の心遣いを無に帰してしまったようだ。
モモも梨沙ちゃんのバッグを勝手に覗いたらしく、
「他人のバッグの中はもちろん覗くよ! だって、面白いじゃない!」
と、全く悪びれる様子もない。
それどころか、梨沙ちゃんをもっと恥ずかしくさせるようなことを無神経無造作に言ってのけた。
「わかるよ、脱ヶ内ちゃんの気持ち。あたしも似たようなものだからよくわかる。しかたなく清純派を演じてるけど、ほんとはすごくスケベで淫乱で、しかもみんなの目の前で辱められたいみたいなドMな願望をたくさん持ってる。だからTバックのパンツとか、バイブレーターとかローターとか、スケスケの服とかを持ち歩いてる。あたしはすごくエッチな物をいつも持ち歩いてるんだぞ!いつでも使えるぞ!って思ったら少しは落ち着くんだよね」
モモはそう言いながら、梨沙ちゃんが肩から下げている大きなバッグから、淫らな小道具たちを片っ端から取り出して俺と奈緒に披露した。
梨沙ちゃんはバッグの中を勝手にいじるモモを止めることもなく、下を向いてこくっと頷き、
「今の暮らしは魂の牢獄……」
というような意味のことをつぶやいた。
モモは続けた。
「それで、そういう気持ちが昂じて今回の事件になった。真野先生を利用して写真集に精液をぶちまけさけて、みんなの前で脱ヶ内ちゃんに性的なイメージをくっつけてもらって穢されて、変態マゾ心を満たした」
梨沙ちゃんはモモの説明の間、思い詰めた顔をして何度もうなずいているが、俺は今ひとつ納得できない。
「脱ヶ内さんだって人間なんだからエッチでもしょうがない。でも、真野先生を利用したってのはどういうことなんだよ?」
俺が問いただすと、モモは梨沙ちゃんのバッグから本を一冊取り出した。
催眠術の本だ。
催眠術といえば、奈緒の懐かしい得意分野だ。
「覚えてるよね? わたしもモモ様と戦ってた頃にこの本も読んだことあるんだけど、お薦めの一冊だよ。すごくわかりやすくて実践向き。この本の通りにすれば、真野先生みたいなただでさえ夢遊病で心が隙間だらけの人には猿でも簡単に術をかけられるよ」
催眠術のオーソリティの奈緒が言うのだから、俺も納得せざるを得ない。
という以前に、梨沙ちゃん自身がすでに犯行を認めているんだけどね。
「バレちゃったらしょうがない。いや、わたしの悪事に最初に気づいたのがあなたたちで良かった。たいていの人はわたしがアイドルだから、悪気はないんだろうけど緊張して腫れ物に触るように接するんだけど、あなたたちはわたしと本当に仲良くしてくれた。合宿みたいな楽しい思い出も作ってくれたしね。うれしかったよ」
梨沙ちゃんはぎこちなくだが微笑んで、モモと奈緒と俺を見回した。
「わたしは度を越したスケベだから、どっちみち、いずれ破滅するの。だから、他の人に知られる前に、あなたたちが週刊誌とかに売ればいい。わたしは今が旬だからけっこうお金になると思うよ。仲良くしてくれたことのお礼です」
そう言って、梨沙ちゃんはうつむいた。
「そんなことできるわけないじゃない! あたしたち、友達だよ!」
モモの言葉を聞き、梨沙ちゃんが顔を上げた。
「友達が気持ちよくなりたいのなら、気持ちよくしてあげる! それがあたしたちのモットーなの! 『今の暮らしは牢獄だ』って言ったよね? 脱ヶ内ちゃんは清楚なアイドルだからファンのためにも我慢するしかないんだけど、脱ヶ内ちゃんが自分を抑圧しすぎて壊れてしまわないように、あたしたちが時々こっそり牢獄から出して散歩させてあげる!」
「でも、どうやって……?」
「あたしに考えがあるの!」
モモはそう言って、梨沙ちゃんの頬っぺたに口づけをした。
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