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あれから5カ月。ルティはグレイと共に作った花のおかげで借金を返済できたが、待っていたのは悲しい現実だった。
第七話「返済…そして」
 ルティの産んだ宝石の花は怪我や病気を早く治す効果があるということがわかり、オークションにかけられて最初は120万だったのが、値段はどんどん釣り上がり、ついに1000万で売れた。
 これに気を良くしたグレイはルティとセックスする時に少しだが優しくなった。
 そして2度目の出産では2個の花をルティは産んだ。大きさは1個目に比べると小さいが、光の量はそれぞれ強い。色は赤と黄色の宝石の花である。
 これも1個あたり1200万で売れた。
 こんな調子で、約5ヶ月で借金は完全に清算できた。



 ルティの部屋の中で二人はベッドの中で抱き合っていた。やっと借金を返済できたのだ。グレイはいつものようにルティの中に射精することはしない。ただルティの中に挿入しただけで二人はずっと長い間抱き合い、キスをしたまま動くことはなかった。
 ルティがグレイの厚い胸板の上から覆い被さったまま、グレイとディープキスをしている。二人の舌は絡み合い、互いの性への欲求を著しく高めていった。
 ルティはグレイから口を離すと、膣内に入っている肉棒を刺激するべく、腰を上下に動かし始めた。グレイもルティの太ももをつかんでゆっくりと腰を動かし始める。
 今夜は特別な夜だった。借金を返済できただけではない。グレイは何の避妊具も付けずにルティを抱いているのだ。しかも花の種を子宮に入れていない。
 いくらルティが生理を迎えていないとはいえ、これが習慣化すれば間違いなくルティは妊娠するだろう。しかしグレイはそんな不安など、どこ吹く風といった調子で腰をゆっくりと動かしている。
 今、セックスの攻めの役はルティが担っている。グレイは補助でしかない。ルティはグレイの蛇腹に手を当ててさらに腰を激しく上下に動かしていく。
 チュル、クチュチュ…と音を立てながら、ルティはグレイを絶頂へと導いていった。
「父さん来て、父さんっとう…さん――!!」
「う…ルティ、い、逝く…!!」
 グレイは腰を持ち上げて肉棒をもっとも深く突いた姿勢のまま動かなくなる。
 そしてルティは初めて、からっぽの子宮の中にグレイの精液を迎え入れたのだった。ドクドクと肉棒が脈打ち、精液が子宮へと注がれていく。ルティは子宮内にたまったグレイの熱いミルクを感じていた。今まで花に根こそぎ吸い取られていたので、このような至福感を感じたことはなかったのだ。
 そしてグレイは射精が終わり、セックスした後の余韻が薄れ始めたころに、グルリとルティとの位置を入れ替えた。今まではグレイがルティの下になっていたが、今度はグレイがルティの上になっていた。彼はルティの両足を掴んで左右に広げた後に腰を激しく動かし始めた。今度はグレイが攻めの役割だ。彼はルティの両足をつかんだまま腰を上下に動かしていく。
「見ろよルティ。俺のイチモツを! 真っ白になっているだろ? これはな、子宮から逆流してきた精液が俺のコックによるピストン運動でこすれて白くなっているんだよ。面白いと思わないか?」
「で、でも勿体なくない? せっかく出したのに…僕、花ならもっと育てられるよ? お金なら沢山あっても困らないでしょ? こんなに一杯の精液を無駄にするなんて、僕…嫌だな」
 白く染まった肉棒が自分の膣内に出入りしているのを見たルティは、ちょっとショックを受けているようだった。確かに今までは花が栄養を摂取するために、どんどん射精する側から精液を急速に吸収していたからショックを受けるのも無理はないかもしれなかった。
 ルティは悲しげな顔をしながら、グレイの白い肉棒を見ていた。
「…ん? どうしたルティ。何だか悲しそうじゃないか。もしかして俺が激しくやっているから痛いのか?」
「ううん。そうじゃないの。この白いのって赤ちゃんの種なんでしょ? だったら僕、花じゃなくて赤ちゃん産みたいな…もちろん僕と父さんの子供が欲しい」
 するとグレイの動きが止まった。じっと娘の顔を見つめる。
「な、何? どうしたの父さん? 急に動きとめるなんてらしくないよ?」
「あのな、ルティ。実はつい最近になってわかったことなんだが…」と言ったところでグレイは視線を逸らした。ルティはグレイのこんな素振りを見るのは初めてだった。
「何なのさ! 父さん、僕の目を見てよ! 何を知っているの? お願いだからちゃんと話して!」
 目を逸らしていたグレイは、決心したのか今までにない真剣な顔で話し始めた。
「実はなルティ…。お前は今まで何度も宝石の花を産んだよな? 中には花弁がたくさんあったのが災いして、大変な難産のものもあった。他にも子宮一杯に大きくなったのもあっただろう? そういう出産をしているうちに、お前の子宮の形は変化してしまったんだ。だからもうお前は妊娠できないんだよ…つまり子供は産めないってことなんだ」
「うそ…」
「残念だが本当だ。すまん。俺が借金を肩代わりしたせいで」
 二人はしばしの間無言だった。やがてルティが小声で何事か呟いた。
「…して」
「何? 今、何て言ったんだ?」
「だからこのまま続けてセックスしてって言ったの! 僕はそんなの認めない! 認めないんだから…!」
 グレイは涙を流すルティに小さく頷くと腰を再び激しく動かし始めた。こんな時にもグレイの肉棒はルティの膣内で勃起したままだったので、ルティはあえぎ声を出し始める。これが最初のころなら痛くてたまらなかっただろうが、もう半年近く毎日のように抱かれているのだ。ルティの中は十分に濡れており、最初に射精した精液が潤滑油の代わりをしているので、快感を感じこそすれ、痛みは感じない。
 グレイが再び射精する。だが全部出し尽くした後でまた腰を動かし始める。
「そうだよ父さん。もっと突いて! もっと射精して! 一生懸命刺激すれば子宮だって元の形に戻るかもしれないんだから…!」
「ああ、そうだな。ルティ。例えお前が子供が産めなくても俺はルティを愛している。その証としてこれからは、今までと同じように毎晩お前を抱いて、俺のコックが萎えるまで射精し続けると誓おう。もっともお前が望むのなら、ということになるが。無理強いはしない」
「それでいいよ。父さんがいれば僕は寂しくないから…だから今は忘れさせて…!」
「わかった。それじゃペース上げるぞ!」
 グレイはルティに挿入したまま立ち上がり、彼女の下半身を持ち上げた。そしてルティの股間とクロスするようにして、立ったまま肉棒を出し入れし始める。
 立ち松葉という体位でグレイはルティを激しく攻めていた。しかしこの体位、確かに女性を抱くには他の体位よりもはるかに効くが、相手の首などに負担をかけるので何度か苦しい所はないかと確認しておかなければならない。
 こうしてグレイはこぼれ松葉、裾野、宝船といった感じである時はルティをメインに、またある時は自分がメインになるなどして次々と体位を変えて、その度にルティの胎内に射精していった。
 グレイは壁にかけられた時計を見た。もう夜の11時になっている。隣では体の汚れを拭かれたルティが横たわっている。やはり大分慣れているとはいえ、今夜のルティは精神的な疲労もあってセックスの最中に気絶してしまったのだ。グレイはあと2回は射精できたのだが、このまま寝かせておいた方がいいと思い、気絶したルティの体をそっと拭いてやり、自身の汗と精液を拭き終えてからベッドから出てルティの部屋を後にした。 
強大な力を手にした男の物語とありますが、今までそんなことはありませんでしたね。
でも次の話からは、グレイが何故、どうやってその力を得たのか。
それは何なのか。どういう風にそれを行使していくのかが明らかになっていきます。