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ルティが見たのはグレイが見知らぬ女と交わっている光景だった。
第五十九話「グレイの裏仕事」
 ルティは床に開いた穴から下で何が起きているのか見てみることにした。
 するとそこには裸の男女が互いの裸身を絡み合わせている情景が見えてきた。

 そして女の方は知らないが、男の方はまぎれもなくルティの父・グレイだった。
 彼は仰向けに倒れている女の両足を開かせて、そこに正座するような姿勢で座って肉棒を入れている。
 女の甲高い声が聞こえてくる。かなり大きな声だったのだろう。今度は耳を澄ませなくてもルティには、はっきりと聞こえた。

 ルティは穴から顔を一旦離して代わりに耳を当ててみた。
 案の定はっきりと下でのやり取りが聞こえてくる。

「フン、おお…いいぜ奥さん! 旦那さんもこんな女房を持てて幸せだねぇ!」
「あぁ…で、でも…あの人は仕事でいつも私を抱いてくれないの…2ヵ月に1度くらいしかしてくれないのよ? あ、いいわ。もっと…突いて!」
「ハァ…ハァ…そいつは酷い旦那さんだな。こんなに美人で素晴らしい体をしているってのに」


 ルティはバッと顔を上げて思わず唾を呑み込んだ。まさか不倫? グレイが人妻とセックスしているというのだろうか。2人はさらに動きをヒートアップさせて、体を激しく動かしていく。
 穴から見ている限りでは、2人とも美男美女である。
 しかし…セックスしている今の彼らはどこかあさましいというか、さもしい感じがしてルティにはひどく不快なものでしかなかった。

 そしてグレイの野獣のような声と、人妻らしい女の今までよりもさらに1オクターブ高い声が同時に上がった。
 見ると、グレイは素早く肉棒を取り出して人妻の下腹部から胸まで精液をどんどん振りかけていく。たちまち女の体が白く染まっていく。
 それが終わるとグレイは服を着始めた。どうやら作業員の制服らしいが上からではよく見えない位置に立っているのでよくわからない。

 そしてグレイは制服を着終わると、制服とお揃いの灰色の帽子を被ってドアを開けながら言った。

「まいどー。これからも「何でも屋グレイ」をよろしくお願いしまーす!」

 元気良く言いながらドアを閉めるグレイ。そこで室内にいた別の男――ただしルティが見ている穴からは見えない位置にいた――がカチン、と木と木のような道具を使って大声で叫んだので、ルティは飛び上がりそうになるほどびっくりした。

「はい、カットォ! おっし、これで「何でも屋グレイシリーズ」は終了だ。あ、ジャンナさんいい感じだったよぉ! グレイもご苦労さん」
「撮り直す部分とかはあるか?」とグレイ。
「いやいや。あんたの演技とセックステクニックのおかげで、今回もそんな手間はいらなくなったよ」
「そうか。では別の撮影を始めたいんで、別室で待機しているスタッフを呼んでくれ」
「グレイはほんと精力的だねー。1ヵ月に8本も撮るなんて普通はまず無理だよ!」
「そうだな。とにかくあんたの仕事は終わったんだ。今度は別の撮影グループと仕事をしなきゃならないんだ。用が済んだら帰ってくれ」
「はいはい。ほんとーに仕事以外は愛想ないんだから…」

 と、小太りの男――この紫づくめの服を着た男が監督らしい――は、ぶつぶつと小声で文句を言っていたが、スタッフや女優も慣れているのか、後片付けを始めて、10分ほどでぞろぞろと部屋を出て行った。


 こんな感じでグレイは次から次へと違う撮影グループに女優を抱いている姿を撮られるという仕事をこなしていった。
 完全に終わったときは、もう夕方になっていた。
 ルティは見つかったらまずいので、もうグレイの仕事のことは十分に見聞きしたこともあって、早々にグレイの船まで戻っていった。

 夜になってグレイが戻ってきた。
 シャワーを浴び終わると、そのまま大きなベッドにゴロリと横たわる。

「お帰りなさい。また友達のところ?」
「ああ。新米の冒険者が来ていてな。いろいろと教えていたらこんなに遅くなっちまった」

 嘘つき、とルティは心のなかで呟いた。
 だがルティはそのままグレイの大きなソーセージを手でつかんだ。
 たちまちソーセージから硬い肉棒へと変わっていくグレイの陰茎。

 ルティは何も聞きたくないし、何も言いたくなかった。
 だからグレイのムスコが大きくなると、すぐに頬張ってしゃぶり始めた。

「おいおい何だよ。そんなに俺が欲しかったのか?」

 半分呆れた顔で苦笑するグレイ。ルティは今は喋れないので頭を下げて肯定の意を示した。

「そうか。じゃあ好きなだけしゃぶれ。俺もお前にならどんどんミルク飲んでほしいからな」

 ルティはグレイの肉棒をしゃぶりながら決心していた。この肉棒をしゃぶったりできるのは僕だけだ。他の誰にも渡さない、と。
 しかしそうはいってもグレイが仕事で他の女を抱いているのは確かだ。それが許せない。思い出す度に腹わたが煮えくり返る。
 グレイを自分だけのものにしたい。それには仕事を辞めてもらわなければいけない。
 ルティはどうすればグレイを自分だけのものにできるのかを考え始めていた。
不倫かというとそうでもないです。不倫というのは特定の相手と浮気することを指します。
でもグレイの場合は仕事として割り切っているので、特定の女優と付き合っているわけじゃないようです。

それから今日に入ってから喉が痛んできました。現在では熱も出てきていますので、夏風邪になったみたいです。再開は未定ですが、なるべく早く復帰したいと思いますので気長にお待ちください。


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