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レイスターから告白されて戸惑うルティ。グレイの裏の仕事のことでルティは彼の告白を信じることができずにいた。
第四十四話「父の帰宅」
 ルティはレイスターのおかげで少しずつ回復していった。結局、彼の告白をルティは完全には受けられなかった。
 グレイに直接聞いてみないとわからないので、後回しということにしている。それについてはレイスターも特に異議は唱えなかった。
 だがグレイに聞いてみるといっても、いきなり聞くことは止めてある程度日数を経てから聞いた方がいい、というレイスターの忠告を聞き入れて、ルティはタイミングを見計らってから聞くことにした。
 彼の告白から2日後の夕方、グレイが帰ってきた。馬車から降りたグレイは、顔を出していたルティに駆け寄ると、抱き上げて左右に勢いよく振り始めた。
 

「ただいま、ルティ! どうだった? 風邪とか引いていなかったか?」
「う、うん。僕は大丈夫だよ。で、父さんの方はどうだったの?」
「ああ、東の方でモンスターが大量発生していただろ? 俺が到着した時は他に傭兵や冒険者で一杯だったから、街の防衛はあいつらに任せて俺は原因を探るために単独行動していたんだよ。おかげであいつらを陰で操る連中を見つけることができた」
「えっ!? それじゃ怪物たちって自然発生したんじゃなかったの?」
「それが違うんだな。確かに知性のない虫やケダモノばかりだったが、要は操っている連中を見つければいい。だから俺は知性を持つモンスターどものアジトを見つけて、そこに火をつけたってわけさ。言っておくが非道だなんて言うなよ? やらなきゃこっちがやられるんだからな。で、後は残りの強力なモンスターを狩るために戦ったりしたってわけさ。結構時間がかかっちまったな」
「ううん。もっと時間かかると思っていたよ。本を売りにきた商人さんは、事態が沈静化するのに1ヵ月はかかるって言ってたから」
「そうか。もっと話したいがここは寒い。中に入ろうぜ」
「うん、そうだね」

 どこか元気の無いルティを訝しそうに見たグレイだが、馬車はゴーレムたちに任せて、2人は屋敷の中に入って休むことにした。

 グレイはルティと自室のベッドの上で長いキスをかわしていた。2人の舌が絡み合う。グレイはルティの半ズボンの中に手を入れて、パンツの中にある秘貝に指を入れてみた。
 すでにぐっしょりと濡れている。グレイはあいた手でルティの体を抱き寄せたまま、右手の人差し指で膣内を掻き回していく。
 舌と指を上下の口から引き抜いたグレイは、ルティを四つん這いにさせた。そして背後から巨根をつかみ、一気に挿入する。
 
「あ、父さん! そんなに一気に入れたら僕の子宮が壊れちゃう…っ!」

 必死にベッドに敷かれたシーツにつかまって、背後からの荒い動きにルティは耐えている。グレイはルティの中に挿入したまま、腰を左右に動かしたり、「の」の字に動かしてルティの内部を巧みに掻き混ぜながらピストン運動をしていく。
 まるでドリルのようにグレイはヴァギナの中を蹂躙していった。

「へへ、久しぶりのルティの中は最高だぜ! お前も俺が欲しかっただろ? 長い間1人にさせた分だけ、今夜はたっぷり可愛がってやるからな!」

 ワイルドに叫ぶと、グレイは一旦停止していた腰を再度動かし始める。
 ルティはあまりの気持ちよさに、彼のことを疑い、嫌悪さえしていたことをすっかり忘れてしまっていた。レイスターの行為に比べ、グレイの方がはるかに愛情がこもっている。
 
 ギチュ、グチュチュ、と潤滑油代わりの愛液をグレイの肉棒が掻き回していく音が、2人の接合部から聞こえてくる。

「どうだ、ルティ。久しぶりの俺のモノは?」
「ああ…いいの。父さん…もっと突いて。もっと掻き回して…!」

 普段なら恥ずかしくて言えない台詞もルティは堂々と言うことができた。グレイは心得たりと言いそうな顔でニヤリと笑うと、更にルティの内部を突いてかき回す作業を早めていった。

 こうしてグレイは背面座位、背面立位、正面立位と次から次へと体位を変えてはルティと共に何度も逝ったりしていた。

 そして朝がくるまで2人は体を絡みつかせて、情欲を貪りあっていた。
 グレイとルティは10時頃に目を覚ましてから遅い朝食兼昼食を食べていた。
 父との久しぶりの食事にルティは上機嫌だった。再会したときの負の感情はほぼすべて消えうせいて、今はとても父を問い詰める気分ではなかった。
 食事が終わる頃、ふいにグレイが食事の手を止めてルティに話しかけてきた。

「なぁルティ。実は今回の騒動でな、敵の情報とか流したおかげで結構いい報酬もらったんだよ。これが結構いい額でな。今まで貯めた金を使って船を買ってみたんだが…どうだ? これから一緒に旅に出ないか?」

 いきなり船を買って旅行しないかと聞かれて、目を白黒させるルティ。パンを落としそうになって、慌てて口の中に入れる。

「ふ、船って…? どれくらいの大きさなの?」
「すごくでかい。おそらく世界最大の旅客船だろうな。すでにゴーレム達は乗せてあるから、当然食料や洗剤も沢山乗せているから、すぐに旅立つことができるぞ?」

 ルティは思考を頭の中で巡らせた。確かにこの屋敷の中で父が遺跡から帰ってくるのを待つのも悪くない。
 だがそれでは日曜日以外に父に水晶板のことを聞く機会がなくなる。船に乗って旅をすればきっとチャンスが訪れる。
 レイスターから渡された指輪――もちろんグレイからもらった指輪と同じ外見をもつものである――があるので、呼び出すことはできる。彼も冒険者なのでテレポートのアイテムを所有しているから、海の上でも大丈夫だろう。もっともテレポート系のアイテムは、滅多にあるものではない上に体力や精神力、またはその両方を消耗するというのが共通しているらしい。そのアイテムによって消耗の度合いが違うが、少しは体力か精神力のどちらかを消費するということは確実なようだった。

「うん、わかった。僕も船で旅行に行くなんて初めてだから行ってみたいな。でも仕事の方は大丈夫なの?」
「金なら船を買ってもまだ十分あるさ。それより島に行くとしばらくの間は帰ってこられないぞ? それでもいいか?」
「うん。いいよ。それじゃ僕、着替えとか用意してくるね」

 ルティは席を立つと階段を一段抜かしで上っていった。部屋に戻ったルティは、グレイが買ってくれたスーツケースにてきぱきと下着や服、本を詰めていった。旅の果てに何があるのかわからない。期待と不安がルティの胸の中でせめぎ合っていたが、今は旅の準備に集中することにして、他に何が必要なのか室内を見回しながらルティは考え始めていた。
というわけで今度は船旅のはじまりです。空を飛んで旅行はできますが、それだと宿泊施設を探さなきゃいけないという欠点があります。
船はのろいけど、よほどの災害か操縦ミスでもして岩礁にでも突っ込まない限り、いつでも海の上で寝泊りできるという長所があります。
グレイはルティの事を考えて、今回は後者を選びました。以前の旅行のときにルティが船酔いしないとわかったのも船旅を決めた要因のひとつです。