警告
この作品は<R-18>です。
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ルティの協力のおかげで扉は開かれた。しかしそれはグレイを多忙にさせることでもあった…。
第十九話「開かれた扉」
グレイは真剣で何かに耐えるような顔で、ただひたすら腰を動かしていた。ルティの声も聞こえているが、今更止めるわけにはいかなかった。
ルティの痛みはよくわかる。本来なら媚薬を使おうかと思ったが、不純物がまざると扉が開かなくなるかもしれない。それを考えると怖くて使えなかった。
それに石碑に書かれてあった古代文字によると、捧げるのは処女の血だけではないのだ。この円の中で男女が愛を交し合わなければいけないのだ。
ルティの声が少しずつ小さくなっていく。やっと痛みよりも快感の方が勝ってきたようだった。グレイは血にまみれた肉棒を深く入れては掻き回し、亀頭部が出ない程度に抜いてはまた掻き回すという行為に集中していた。
とはいってもあまり早くやるとルティよりも先に逝ってしまうので、掻き回す行為も遅すぎず、早すぎずやらなければいけなかった。
やがてルティの声があえぎ声に変わった。顔を右に、左に動かしている。目をつぶって痛みと快楽に耐えている顔は何度見ても可愛らしい。
「ルティ…偉いぞ、よく耐えたな。この円は魔法陣のようになっている。魔法陣というと移動のために使われるが、これは別だ。これは処女の血と男の精液が混じったものを吸収すると石碑には書かれている。つまりこの円の中で俺とルティが愛し合い、2人が絶頂に達すればあとは勝手に扉が開く仕組みなんだ。だからこのまま2人で逝けば扉が開かれるはずだ」
ジュポ、ジュプ、ジュププ…と、一定のリズムでルティの膣内を肉棒で掻き回していたグレイは、巧みに腰を動かしながら今、何をしているのか。どうしてこんなことをしなければいけないのかを説明していく。
赤らめた顔をしているルティにグレイの声が聞こえたのかどうかはわからない。いや、聞こえたとしても、ちゃんと頭の中に入っているのかどうかも今はわからなかった。
ルティのあえぎ声がまた一段と高く、激しくなった。
「はぁ…はぁ…あ、父さん。僕、逝く…逝っちゃうよぉ…!」
「まだだ。もう少し待て…はぁ…はぁ…俺も逝く…逝くぞぉ…っ!」
ビクン! とルティの体が弓なりにそり返る。
「はう…あぁーっ!!」
「む…うっ!」
ルティの上がった腰を両手で掴み、肉棒をねじ込んだまま低く唸って顔をしかめるグレイ。
彼の分身は白い奔流を迸らせて子宮内に叩き付けるようにして射精していく。
ルティが逝くと同時に膣内はいっそう狭くなり、グレイの肉棒から一滴残らずザーメンを搾り取ろうとしているかのようだった。脈打ち、射精し続ける肉棒はそんな締め付けなど関係ないかのように精液を胎内へと放出していく。
射精が終わるとグレイは肉棒をゆっくりと引き抜いた。ヴァギナから血と精液が混じった状態で円の内部に流れ落ちていく。
突然、光がピラミッド頂上部全体に生まれた。
「な、何? 何が起きているの?」
「どうやら成功したようだな。床を見てみろよルティ!」
はしゃいでいるような声を出す父に従って、円を見ると…確かに自分の膣内から滴り落ちていた血と精液がどこにもない。代わりに光る細い糸のようなものが円から伸びているのが見えた。まるで毛細血管のように思える。
その時に轟音と振動がグレイ達のいる階層に生まれた。とっさに抱き合う2人。
振動はますます強くなり、扉が地響きを立てて左右に開いていく。
「やった! やったぞルティ! お前のおかげで扉が開かれたんだ。これで奥へと進むことができる!」
しかしルティはグレイの声など半分しか聞こえていなかった。安心すると力が抜けていき、ルティはそのままグレイの体にもたれかかった。
少し驚いた顔をしたグレイは、ルティの体を抱きしめて言った。
「ありがとうなルティ。本当にご苦労さん」
グレイは眠るルティの頭を何度も撫でてやりながら、開かれた扉を感無量の気持ちで見つめていた。
ルティはベッドの中で目が覚めた。慌てて起き上がるとグレイの部屋の中だということがわかる。浴室の扉が開くとグレイがバスローブを羽織った状態で出てくるのが見えた。
「よぉ! お目覚めかい? 具合はどうだルティ?」
「うん…まだちょっと痛むけど…それよりあれからどうなったの?」
「扉が開いたからな。俺はあれからお前の体を拭いて、遺跡から戻ってきたんだ。お前の安全が最優先だったから、まだあの扉の奥には行っていない。まぁとにかく今日はご苦労だったなルティ。俺も気絶したお前を抱えながら戻るのにはちょっと苦労したよ」
気絶したと聞いてルティは恥ずかしくなった。セックスは初めてじゃないのに。何故気絶してしまったのだろうか。自分で自分が情けなくなってしまう。
グレイはバスローブを脱ぐと、急速に勃起しつつある肉棒をしごきながら言った。
「さて、どうする? このまま遺跡での続きをやるか? それとも先に俺のオナニーショーを見たいか?」
いきなり本番に入る気は今のルティにはなかったので、ルティは頷いて、ベッドの上で膝を抱えて父の自慰行為を見物することにした。
確かに1回の射精でグレイが満足するはずがない。それにグレイは扉が開いてご満悦のようだった。
結局、話し合った結果扉を開けるためにセックスをしたので、ルティは痛む膣の中に再度肉棒をねじ込まれることはなく、回復魔法をかけられただけで済んだ。
だがグレイは1回だけの射精で満足できるはずがなく、自分の手で1回。口で己の肉棒をしゃぶって2回。ルティの手と口で4回射精してやっと満足した。
それから翌日になってからは、グレイはいつもよりも早く仕事に出るようになった。
それは嬉しいのだが帰りが遅くなるのがルティには不満だった。ヴォルドはもう来ない。犯されるのは嫌だが、話し相手とかいたらいいのに…とルティは少し寂しくて不満だったが、そんなことを言うことはできない。せっかく新たな場所に行けた父を心配させてしまう。
ルティの楽しみはもっぱらグレイに向けられた。地下3階や5階などにも他の遺跡にいける魔法陣があるのは父から聞いていた。
だがあの巨大な扉の奥には、さらに多くの魔法陣があるそうだ。つまりそれだけ他の遺跡に行けるということである。
遺跡に行けるといっても必ずしも他の遺跡内に瞬間移動できるとは限らない。魔法陣から外に出て見れば、野原の真ん中で近くを探してみたら他の遺跡の入り口にあたる巨大な石があったという話も冒険者仲間から聞いたことがある、とグレイは言っていた。
もっとも普通の冒険者はよほど腕が立つ者でも、仲間を集めてパーティを組む。戦闘に長けた者、魔法に長けた者、罠の解除に長けた者、アイテムの鑑定に長けた者…といった感じでそれぞれの専門分野を活かして迷宮や遺跡に挑むのである。
だがグレイには仲間など集める必要はない。何故ならグレイは戦闘も、魔法も、罠の解除も器用にこなしてしまうからだ。当然ながら見つけた財宝を仲間と分ける必要はなく、全て彼のものになる。
それが食べていくための収入になるわけだ。見つけたものは多岐に渡り、宝飾品や剣や鎧といった武具、古代の硬貨など実にさまざまである。
そして今夜グレイが見つけたものは、どうやら装身具だったようだ。もうヴォルドが来ないのでルティがグレイの部屋に寝泊りする必要はない。だからグレイはルティの部屋を毎晩訪れるようになった。
今日もノックの音が扉の向こうから響いてくる。ルティが短く了承の返事を返すと、扉が開いた。バスローブを着たグレイが入ってくる。
「よぉルティ。どうだ? 宿題はちゃんとやっているか?」
偉そうに腕を組んでベッドの上に座るルティを見据えるグレイ。
「うん…ちゃんと出来ているよ」
「どれどれ? 俺に見せてくれないかな?」
ルティは顔を赤らめて頷くと、寝巻きを脱いでいく。そして下着をとって全裸になり、両股を開いて見せる。
グレイはゆっくりとベッドに近づくと、ルティの膣に入った、男性器を模った黒い棒――ディルドーと呼ばれている――を引き抜いた。ジュププ、と音を立てて黒く太い棒は糸を引きながら抜かれていく。
短く叫ぶルティに微笑むと、グレイはバスローブを脱いで全裸になる。
「ちゃんと宿題はやっているようだな。それじゃご褒美だ」
グレイの25cmの巨根にはいくつかの首にかけるアクセサリーがぶら下げられている。
青や赤といった大粒の宝石が1つだけ鎖の中で輝いているものもあれば、小さな玉石が連なっているものもある。
「わあ〜何これ? 僕にくれるの?」
肉棒にぶら下げられているペンダントやネックレスを目を輝かせて見つめるルティに、グレイはにっこり笑って頷いた。
「お前女の子だからこんなのも必要だろ? 結構価値あるから大切にしろよ?」
血管が浮き出ている肉棒から1つ1つ首飾りを外していくルティは、ふと気になることが頭に浮かんだので、全部外してベッドの側にある机の上に置いてから父に質問してみることにした。
「価値あるって…どれくらいの値段なの? あれ」
「うーん…そうだな。あれ全部売ればこの屋敷の半分程度の家なら建てられる。もっとも家だけで庭や維持費を除いての話だが。まあ普通の家なら軽く5年は遊んで暮らせるだけの価値はあるってわけだ。だからなくさないように注意しろよ」
ルティはコアラのようにグレイに抱きついた。アクセサリーも嬉しかったが、何よりも自分の為に贈り物をしてくれたその心遣いが非常に嬉しかった。
「ありがとう父さん! 大切にするよ。ほんとにありがとう!」
「ハハハ、ちゃんとお前も宿題やっているようだからな。頑張る子にはご褒美だ」
グレイはルティを静かにベッドに横たえると、顔から始めて体中をキスし、舐めていった。
それが終わると、ルティはグレイの上にうつ伏せになり、巨根をしゃぶり始める。グレイはルティのすでに濡れているヴァギナを舌で舐め回していく。俗にいう69(シックスナイン)という体位だ。グレイは舐めるだけでは飽き足らずに舌の先を膣内に入れて掻き混ぜることもした。
当然ながらルティがフェラチオを断念してしまうこともあった。
お互いの性器を存分に愛撫して舐めると、2人は1つになった。
ベッドが軋む音が室内に響き渡っていく。そして愛液による肉と肉が擦れる音。あえぎ声、荒い息がベッドから聞こえてくる。
突如、野獣のような唸り声と甲高い叫び声が室内に沸き起こった。
だがそれは序曲に過ぎなかった。再び2人は獣のように絡み合い、ベッドのシーツの上に敷かれた大きなタオルを汗と愛液で濡らしていく。
全てが終わったのは夜の12時近くになってからだった。互いの汗や体液をきれいに拭き取ると、2人はベッドの中で眠りにつく。
だがグレイは両手を頭の下に敷いたまま何かを考えていた。
「どうしたの父さん? 何か心配事?」
いつもなら腕枕をしてくれるのに、今日に限ってしていないのは何か理由があるのでは、とルティは思っていた。それは当たっていた。グレイが顔だけルティの方に向けたからだ。
「ああ…実はな、あの扉の奥にある魔法陣の1つに入ったんだが…。それはどうも遺跡というより、どこかの村か町にでるタイプのものだったらしい。扉のある小さな部屋に出た俺は、出口が無いことで、今いる部屋は隠し部屋だということに気づいた。それで壁を調べてみたらやっぱり出口があったんだ。で、話は長くなるんで省略するが、そこの盗掘されまくって何の価値もない遺跡を出た俺は、近くに町とかないか丘の上に登ってみたんだ」
そこで言葉を切るグレイ。その時の光景を思い出しているらしい。
「それで? 何かいいもの見つけた?」
「いや、逆に嫌なものが見えた。オークとゴブリンの集団が馬車と護衛兵たちを襲っている所に出くわしちまった。無論、オークやゴブリンなんて俺の敵じゃないからな。秒殺してやったら、馬車に乗っていた太った貴族のおっさんと奥さんにいたく感謝されてな。明日は貴族のおっさんたちのパーティーに出てくれって言われてな。もしかしたら泊まってくるかもしれないんだ」
明日は帰ってこられないかもしれない、と言われてルティは落胆の色を隠せなかった。
「そんな…何とか断れないの?」
「それがなぁ…その貴族達を小さな城に送っていったときに、馬車の中で遺跡について盛り上がったんだよ。そしたら遺跡に関する本とか資料がたくさんあるって言うじゃないか。だったら役に立つ情報とかあるんじゃないかと思ってな…そう言われたら断れなくなってしまったんだ」
ルティはプイと背中を向けてしまった。確かに父は遺跡や冒険が大好きだ。だから当然、遺跡に関する資料があれば調べるのも大好きだったりする。それはわかるが、何も自分を置いて泊り込みをしてまで調べなくてもいいではないか、とルティは思った。
自分のしていることは子供じみている、とルティにはわかっていた。それでも拗ねる態度は変わらない。
結局、2人はそれから朝まで無言のままだった。
朝食のときは2人は一緒だった。本当は嫌がらせのつもりで1人でいてもよかったのだが、父が何か渡してくれるらしいと知った時は、好奇心が子供心から起きる嫌がらせをしたい気持ちよりも勝っていた。
グレイはルティと言葉少ない朝食を終えると、ルティの手に小さな箱を渡した。
「…何これ?」
「これはな、お前が誰かに側にいてもらいたい時やどうしてもセックスしたくなった時に使うものだ。その時になったらわかるから、今は詳しく説明しない。だが1人でいるのが耐えられなくなった時や疼きに耐えられなくなったら、この宝石を押せ。一種のスイッチになっているからこれを押せば必ず助けが来る。ただしすぐには来ない時もあるから待つことが大切だ」
謎めいた言葉を聞いているうちに、ルティはわけがわからなくなってきた。
「助けって…だれ? どんな人?」
「教えない。教えたら後でどんなことが起きるかがわかってしまって知る楽しみが台無しになるだろ?」
まるでイタズラっ子のような少し意地悪な笑顔を浮かべるグレイに、ルティは不承不承頷くしかなかった。
こうしてグレイは荷物を持って彼が助けた貴族の住む城へと行ってしまった。
しかしルティは昨日の夜ほど寂しくなかったし、不機嫌でもなかった。
宝石のボタンを押せば助けが来る不思議な指輪のせいかもしれない。ルティは1人で昼食と夜食を食べてから、シャワーを浴びて寝巻きに着替えて、ベッドに入ってから指輪の宝石を押してみることにした。
新天地というと大げさですが、遺跡の奥に入れるようになったので、グレイはルティにあまり構っていられなくなる可能性が高くなりました。
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