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グレイの協力を仰がれたルティは、父と共に遺跡の中へと向かうのだが…。
第十八話「開かない扉」
 ルティは4日ほどの間はヴォルドに化けたグレイに昼間の間、犯されていた。
 しかしそれも4日目の午後に、グレイが血まみれになって帰ってきたことで終った。もう手が出せないようにかなりの戦闘を繰り広げたらしい。

「もう大丈夫だ。あいつは二度とお前の所には来ない」

 それから3日ほど経つがヴォルドが来ることはなかった。最初は怯えていたルティも次第に安心するようになっていった。
 そんなある日の夜、グレイとたっぷり愛し合った後で2人で横になっていたときのことである。
 不意にグレイが自身の伸ばした腕の上に、頭を置いて寝ているルティに話しかけてきた。

「なあ…ルティ、起きているか?」
「ん? なーに父さん?」
「いや…実はな、ちょっと遺跡の奥でどうしても扉が開かない場所があるんだよ。あ、もちろん鍵穴はないし、やることは片っ端から試してみたんだが…」
「ほかに手がかりはないの? 例えばヒントになるような文字とか書かれていない?」
「そういや中央部分にピラミッドみたいなのがあってそこを登った辺りに、石碑みたいなものがあって文字が刻まれていたような…。解読してみる価値はありそうだな。ありがとうなルティ。おかげで助かったよ」
「どういたしまして。僕にできることなら何でも協力するから。それじゃお休みなさい」
「ああ、お休み」

 こうして2人は眠りについた。
 そして翌朝。グレイは目を覚ますなり、朝食を早めに片付けて遺跡へと行ってしまった。おかげでルティは少し腹を立てながら1人で食事をすることになった。
 とはいえ、父は冒険や探検、探索が大好きなのである。手がかりがあるということがわかればその場所に行って解明したいと思うのが人情というものである。
 何にせよ、グレイが遺跡探検に燃えているのはいいことなので、ルティは少し心配だが、いつも通り父が帰ってくるのを屋敷で待つことにした。

 外は寒さを除けばのどかでいい天気だ。ちゃんと厚着していけば散歩にはうってつけであるが、ルティはヴォルドに数日の間レイプされ続けていたので、怖くて外には出たくない――というか出られなかった。
 1度噴水の側で強姦されたことがあったからだ。それからは外に出るのが怖かったが、もうそんな心配は無い。
 なのでルティは本を持ち出して外の花壇の近くにあるベンチに座った。ゴーレム達が毎日掃除や水をやってくれているので、ベンチはピカピカだし花壇の花も元気良く咲いている。

 いつの間にかルティは本を読みながら寝てしまっていた。夏のように峻烈な陽光ではなく、柔らかい日差しを浴びているうちに眠気に勝てずに、本を膝の上に置いたままコックリ、コックリと船を漕いでいる。
 そこへ足音荒く、何者かがベンチへとやってきた。揺り起こされて気づいたルティは、慌てて逃げようとする。どうやらヴォルドにレイプされた体験からして、彼だと思ったらしい。 

「おいおい。何で逃げるんだよ」
 と、ルティの首根っ子をつかんでいるのは父だった。
 ほっとして胸をなでおろしているルティに怪訝な顔をしながらも、グレイは何故早く帰ってきたのかを話し始めた。

「それでな、いつものようにモンスターどもをぶちのめして奥まで行って調べてみるとだな、やっぱり石碑に書いてある文字があってな。解読してみたら、意味がわかるようになったんだよ!」
「それはすごいね。でも、そんなに簡単に解読できるもんなの?」
「普通じゃもっと時間かかるだろうな。だが俺にはこの眼鏡があるから」

 と、グレイがポケットから出したのは片眼鏡だった。確かこれで売れる物と売れない物を分けていたのをルティは思い出した。

「あ、これって鑑定だけじゃなくて古代文字の解読もできちゃうの?」
「そうなんだ。もっぱら鑑定に使っているし、古代文字も最近ぜんぜん見かけていないから、お前に言われるまで思い出せなかったんだ」
「で、何て書かれていたの? その石碑には?」

 そこでグレイは顔を少し赤くしてソワソワしはじめる。

「? どうしたの父さん? 何で教えてくれないの?」
「そ、そりゃ言いたいんだが…。その、言ってもお前協力してくれるか?」
「僕にできることなら。だから教えてよ。何て書かれてあったの?」
「それは…」

 言葉の途中でグレイはもぐもぐと口を動かすだけで立ち消えになってしまった。安眠妨害された苛立ちもあって、ルティは珍しく語気を強くして言った。

「あーもう、ちゃんと協力するから。だからはっきり言ってよ。何て書いてあったの!?」
「絶対だな? 本当に言っても協力してくれるんだな!?」
「そう言ってるじゃない」
「わかった。じゃあ言うが…実はな、そこのピラミッドで血を捧げないといけないんだ。その…処女の血をな」


 ルティはマジックアイテムに身を包んで、ぼんやりと光を放つ壁をチラ、と見たが、前方を歩く父の背中にまた視線を戻して足早に遺跡の中を歩いていく。
 グレイは遺跡の中の隠し通路を発見していた。そこを使えばほとんどモンスターと戦闘になることもなく、現在グレイが行き詰まっている階層まで降りられるという。
 階段を下りては歩き、行き止まりに突き当たるとグレイが壁を押して隠し扉が開く。また下りる。これの繰り返しだ。

「ねー父さん。この遺跡って地下何階まであるの? あ、もちろん父さんが下りた所までって意味だけど」
「わかっているだけなら、地下8階までだ。どうもこの遺跡、1週間経つと内部構造が変わるらしいんだ。それに伴って怪物や罠は復活しているから厄介なんだ。この隠し通路も毎週、場所が変わるから見つけるのに大変なんだぜ? その上、お宝は最初にとった分だけで、モンスターみたいに復活しない。なのに敵さんと罠は復活している上に、広いわ、お宝はないわ、1週間で内部が変わってしまうわで、冒険者はみんな攻略するのにさじを投げて来なくなったわけだ。普通は1週間程度で最下層までたどり着けるわけないしな。なのに最初からやり直しだったら誰だって無気力になるわな」

 と、冒険者として説明をしていくグレイだが、どこか愚痴も混じっていると思ったルティだった。
 途中で怪物との戦闘になったが、ルティの出番は全くなかった。グレイが短剣を構えると、光の小型の槍のようなものが何本も生まれて、怪物たちに襲いかかる。
 また大型の緑色のスライムが通路を埋め尽くしていたときは、グレイが腕をスライムに向けると同時に炎の球が3個ほど飛び出して、グリーンスライムを焼き尽くした。
 他にも通路を曲がるときに、グレイは曲がり角にいたオークの上位種と思われる、大型のモンスターの棍棒をひらりとかわして、ナイフでハイオークの喉を切り裂いた。
 眷属のオーク達がスパイクの付いた棍棒を持ってグレイに殺到する。
 しかしグレイはまるで踊るように優雅に立ち回って、7体以上いたオーク達の包囲攻撃を回避しながら斬りまくっていった。
 
 グレイは強いことは知っていたが、ここまで強いとは思わなかったので、敵を全て斬り殺して戻ってきた父に、ルティは思わず拍手してしまった。

「すごーい父さん! 本当にあっという間にやっつけちゃったね!」

 興奮してはしゃいでいるルティに、グレイは照れていた。ここまで露骨に褒められたことはなかったからだ。

「行くぞ。目的地まであと少しだ」

 再び真剣な顔で先を歩き出すグレイにルティは勢い良く頷いて、後を付いて行く。



 そしてグレイ達はついに巨大な扉の前で足を止めた。城の大広間のような広大な空間の中、前方にはドラゴンでも入れそうな扉が。中央にはピラミッドのような建造物がある。グレイがピラミッドを登り始めたので、ルティも慌てて付いて行く。

 幸いなことにそれぞれの段はそれほど高くはなく、階段のそれぞれの段を少しだけ高くした程度のものであった。おかげでルティも自分の足で頂上部分まで登ることができた。

 そして2人は頂上までたどり着いた。中央には円があるだけで、他には石碑が右の隅にポツンと立っているだけだ。

 ルティは危険がないとあらかじめグレイから聞かされていたので、石碑の前に行ってみた。何だか文字と図形をごっちゃにしたような文字が書かれている。長時間見ていると頭が痛くなってきそうだ。

「この石碑に書かれてあったんだね。処女の血を捧げればいいって。でも僕…その、もう、処女じゃないんだけどな…」

 それでも付いて来てほしいとグレイに言われてここまで来たが、本当に自分で大丈夫なのだろうかとルティは不安になる。
 その時、いつのまに近寄ったのか、グレイがルティの背後から首筋にキスをする。思わずゾクッとするほどの快感が全身を走る。

「大丈夫だよルティ。実はな、俺の魔法で処女幕を再生させることができるんだ。だからお前はただ痛みに耐えていてくれれば、それでいいんだ」
 
 そこまで言うと、グレイは耳の後ろを舐め始めた。続いて耳たぶを優しく噛んでいく。ルティの下の口が熱くなって行く。

 座り込んでしまったルティをグレイは優しく抱き上げると、直径5メートルほどの円へと歩いていく。ルティの靴を脱がせると、自分も靴を脱いで円の中にはいる。彼はルティの服や下着を手際よく脱がしていく。全て脱がし終えると、掌をヴァギナへと向けた。

 するとグレイの掌が白く光り、膣の中が蠢くような感じがした。何かが動いている。これが処女幕が再生するということなのだろうか、とルティは思った。

 白い光が消える。グレイは己の服を素早く脱いでいく。だが頭に付けたゴーグルだけは外していない。

 指先が露出している穴あき手袋を付けた状態で、グレイはルティのすでにじっとりと湿った膣内に指を入れていく。すると何かがグレイの指を押し戻そうとするのが、2人には感じられた。

「どうやら再生に成功したようだな。最初の内は痛いだろうが、ちょっとの間だけ我慢してくれ。――それじゃ行くぞ」

 グレイは25センチの巨根を、指を入れられたことで愛液がにじみ出ているルティのヴァギナの中に挿入していく。
 壁のようなものが存在し、行く手を遮っているのが巨根を伝ってグレイには感じられる。
 だがグレイは1度腰を引くと、次の瞬間、腰を勢い良く前方へと動かした。太く長い巨根の先に付いていた亀頭が容赦なく幕を突き破り、膣内の奥へと侵入していく。

「い、痛い! 止めて父さん!」

 下半身に走る激痛のために涙目になっているルティが手を伸ばして、腰を動かすグレイを止めようとする。
 しかしその手が届くはずがなく、グレイはルティの両足を持ち上げた状態で、血にまみれた肉棒を必死に出し入れして、ピストン運動を繰り返している。 
 グレイは血にまみれたヴァギナと肉棒しか目に入っていないようだった。ルティの痛みは治まるどころかますます強くなったように感じられる。
 父にやめるように必死に懇願するルティの目に涙がたまっていく。それは一筋の流れとなって頬を伝い落ちていく。
 そんなルティの様子などまるで見えていないかのように、グレイはひたすら腰を動かしてルティの膣内なかを肉棒で掻き混ぜては抜き出し、また入れて掻き混ぜるという行為に没頭していた。今の彼にはルティの悲痛な叫び声も聞こえていないようだった。
 
処女の血といっても、ナイフは必要ありません。ですが捧げなければいけないのはどうもそれだけではないようです。