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警告   この作品は<R-18>です。 18歳未満の方は移動してください。
処女作なのにスケールのデカイ?作品を執筆してしまいなかなか話が進まないのに加え、18禁のクセに1話以降エロがない……(汗)
中折れしないように更新していくつもりですので読者の皆様方っ!どうか生暖かい目で見守ってください(泣)
09:夕食(ゆうげ)
俺は風呂から上がると自室に戻り、荷を解いて今回の仕事の資料を纏めているとドアをノックする音に続いて武が静かに、そして透る声で報告した。

「先生、本日の夕食ゆうげ囲炉裏いろりの間でとりおこなうとのことですので、先生がお間違えなさらぬようにお迎えにあがりました。」

「今宵は炭火焼肉か?コロンビアじゃ筋ばかりの固く草履みたいな肉しか食えなかったからなぁ(涙)やっとサシの入った柔らかい肉が食えるかと思うと楽しみだなっ!」

部屋を出ながら食い意地の張った、まるで子供のような発言をした俺に武が苦笑しながら申し訳なさそうに答える。

「今宵のメインは地鶏と魚介類でございます。」

武が言い放ったメニューに俺は落胆し、肩を落としながら小さな声で涼子の批判をする。

「お前達のように育ち盛り、食い盛りの子供達にタンパク質が豊富なギュウを食わせないとは涼子の奴どおいう了見だ?俺が意見してやるっ!」

「いえ、私共にはギュウはございます。先ほど私が申し上げたメニューは奥様が先生のお体を気遣って考案された特別メニューでございます。」

いつものように静かに語る武は少しだけ憐れみを帯びた瞳で俺を見つめ、すぐに振り返り囲炉裏の間に向かい歩きはじめていた。

囲炉裏の間といっても広間ではなく、屋敷の本館からは少し離れた場所に建てられた小ぢんまりとした数奇屋造りのいおりである。床、壁、天井をケヤキの無垢財で統一した趣のある仕上がりで、さりげなく古伊万里や九谷を配置した空間は俺が屋敷内で一番落ち着く場所である。

部屋のほぼ中央には長方形で軽く大人が20人は座れる囲炉裏があり、その囲炉裏を取り囲むようにして大切な家族と食事をしたり、酒を呑んだりして楽しんでいる。

武が膝を着きながら障子を開けると俺達二人以外は既に着座しており、皆が俺の顔を見つめてあるじが着座し、発言するのを待っていた。

「いつもながら俺の留守の間、皆で力を合わせて協力しながら涼子や京、そして氷室家を守ってくれたことを心よりありがたく思う……」

俺は深々と頭を下げ、ゆっくりと直りながら続けた。

「今宵は俺の大切な家族つばきが3年振りに当屋敷を訪れてくれた。彼女は非常に優秀な女性で、お前達の知らない世界ことをたくさん知っているので折角だからこの機会に色々と教えていただきなさい。」

俺の隣に座っていた椿は自分のことが話題に上がったことに驚きを隠せない様子で視線を泳がせながら『私なんてっ!』と言わんばかりに顔の前で両手を振っている……

俺は椿の焦り振りに苦笑し、合掌して軽く頭を下げて挨拶をする。

「いただきます……」

「いただきますっ!!」

俺の挨拶に子供達が元気よく復唱すると先ほどまでの静寂が鳴りを潜め、一転して子供達の無邪気な笑い声が庵中に響き渡っていた。

「あなた、お仕事お疲れ様でした。」

隣に座っていた涼子が先程とはまるで別人のように俺にグラスを手渡し、冷たいビールを注ぎながら労いの言葉をかけてくれた。

「あぁ、ありがとよ。お前には昔から苦労や心配をかけてしまうな……いつもすまない。」

俺は苦笑いを浮かべたままグラスのビールを一気に煽り、涼子のグラスにビールを注いでやると涼子が微笑みながら答えた。

「あなたが頑張って働いてくれているからこそ私や京、そしてここにいる家族全員が幸せに暮らしていけるのよ……」

「あらあら、お二人とも仲がおよろしいことっ!私の存在など忘れてご自分達の世界に入られるなんて見ている私の方が恥ずかしくなってしまいましたわ……ウフフッ」

俺達をからかうように言う椿に対し、涼子がニッコリと微笑みながらキレ味鋭い突っ込みで迎撃していた(汗)

「アハハハッ!椿さんも言うようになったわねぇ〜(笑)でも……いつになったら椿さんは意中の殿方を私に紹介していただけるのかしら?ウフフフッ」

「ウゥゥゥッ……」

的を獲た涼子の突っ込みに膝の上で拳を握り締め、肩を小刻みに震わせて俯いている椿の耳元で涼子が俺に聞こえないようになにやら囁くように話していた……何でだ?

「椿さん、貴女の想い人は今でも昔と変わらずとてもお優しい方……決してあの方は貴女達の中の誰一人として傷つけることなどしないでしょうから信じておあげなさい……今は皆と食事を楽しんで、後程ゆっくりとあの方のお話しをいたしましょう。」

涼子が話し終えると椿は顔を上げ、普段と変わらぬ笑顔で楽しそうに子供達の質問に答えていた。


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