警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
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作者の自堕落な性格上、1章が40話という決まり事を簡単に解消してしまいました(汗)
有言不実行(嘘つき)作者と蔑んでいただいてもかまいませんから……(泣)
40:フェイクか?それとも……
エントランスホール中央部で対峙する俺たちを囲み込むようにして、ママさんや冴子ちゃん、そして『覇気』の呪縛からようやく解放されたヤクザ者たちは、これから始まる戦いを身動ぎひとつせず、固唾を飲んで見守っている。
『チンッ……』
流れるような動きで『霧雨』を鞘に戻すと、いつもより広めのスタンスをとった俺は前傾姿勢になって鞘と柄に軽く手を添えて有村の出方を伺っていた。
「見せてもらおうか、政義様を凌駕する技とやらを……しかし、俺もタダで殺られるつもりはないがな。」
有村の言葉から並々ならぬ決意を感じ取った俺は、次の一撃でヤツは決着をつけるつもりだと判断し、有村がこれから繰り出すであろう大技を見極めることにした。
『師匠と兄弟子』と言った有村の言葉によって、ヤツが放とうとしているその大技は、先程から気配を消してこちらを伺っている平蔵と宗治に関係する技だと容易に予測することはできたが……
「マジかよ?」
有村は『時雨』を慣れた手付きで鞘に戻すと、スタンスを広げ、前傾姿勢をとりながら柄と鞘に手を掛けていた。そう、ヤツは俺と全く同じ構えをしているのだ……俺はまるで鏡でも見ているかのような錯覚に見舞われていた。
「お楽しみはこれからだっ!」
有村は俺を挑発しているかのようなセリフを吐き捨てると、意識を集中させ両手に気を練っている。右手には紅蓮の炎のような気を、そして左手には紺碧の海を連想させるような気を……
いくら妖刀である『時雨』がヤツの気を増幅させているとはいえ、信じられない光景を目の当たりにした俺は驚きのあまり不覚にもしばらく言葉を失ってしまった。
「か〜なぁ〜りっ、頭にきたっ!如月家の最終奥義をパクりやがってよぉっ!」
正気に戻った俺は、『霧雨』をダメにしてしまうことをママさんに心から悪いと思いながらも、苦労して?習得した『零式』をパクられてしまい、いつになく熱くなって有村を怒鳴り付けた後、本家本元の『零式』を繰り出すために意識を集中させていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「ねぇ、政影君はかなり機嫌が悪いみたいだけど……どうしたのかしら?」
「そうね、政影君は年齢のわりに落ち着いているようで、まだまだ血気盛んな若い男の子ってことなのかしらねぇ〜♪」
政影君の機嫌が悪いのは誰にだってわかる。それなのにママときたら私の質問には答えもしないで、自分だけが理解して楽しんでいる姿が私には悔しくて仕方がなかった。
「ママの言ってる意味わからないわ……私でもわかるように説明してよっ!」
「はいはい、アナタって本当にわかりやすい娘ねぇ〜♪好きになった男性のことはなんでも知りたいって、顔に書いてあるわよっ!ウフフッ……」
「そっ、そんなことないもん……」
政影君に対する私の気持ちをママに見抜かれてしまい、からかわれているみたいでとっても恥ずかしかったけど……そんな私の想いを察してくれたのか、ママは優しく説明してくれた。
「政影君と有村がとっているあの構えはね、政義様ですら習得できなかった如月家の伝説とも言われる『飛龍』という技を出すための構えなの。だから政影君は自分と同じ構えをする有村が、『飛龍』を使えると勘違いしてご機嫌が悪いのよ。だけどその技は神薙家、草薙家、そして氷室家の全ての奥義を習得しないと出せない技なのに……」
「それじゃあ有村は、その全ての技を習得してはいないってこと?」
「ええ、さっき政影君が朱美に使ってた『飛燕』だけは、どうしても習得できなかったのよね。」
ママは私に一通り説明し終えると、私なんか無視して『飛龍』という技を出すための準備に入った政影君の姿を、まるで女子高生が憧れの先輩を見ているかのように瞳をキラキラと輝かせながら見守っていた……(汗)
ストックが欲しいと思いながらも実現しないヘタレ作者の愚痴でした……
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