警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
移動してください。
前回の過去の事故の件については追々書く予定です。
執筆作業がこれほど手間がかかるとは思いもせず、準備していたキャラもなかなか登場できません(泣)
いったいいつになったらエロに辿り着けるのやら…(汗)
03:従姉妹《きょうだい》喧嘩
「あらあら、あの娘ったらご主人様におやすみの挨拶もしないで出ていくなんて、侍女としてはまだまだねぇ……まぁ、肉便器としては充分なんだろうけどねっ!」
瞳の後姿を見送った後、何気に俺に冷たい視線を投げかけてくる楓姉さん。
先ほど醜態を曝してしまった俺に、普段とまったく変わらない態度で接してくれている楓姉さんに対し、俺を大地のように包み込んでくれる優しさと、海のように深い愛情を感じていた。
瞳も可哀想だったな。楓姉さんの絶対零度を誇る覇気をまともに受けたら、俺どころか地獄の鬼も裸足で逃げ出すだろうなぁ……まっ、履物を履いた鬼なんて聞いたこともないけどな。
んっ?何気に聞き流してしまってたけど、楓姉さんはとんでもないことを口にしていなかったか?
「楓姉さんあのね、ちょっと思うところがあるんだけどね、肉便器って表現は不適切なんじゃないかと?できればセフレとか愛人とか、もっとソフトな表現方法にしたほうがいいと思うんだけど……」
いつになく弱腰な発言をする俺に、苛ついていたのか更に語気を強くする楓姉さん。
「だって瞳がまぁ君の性欲処理係なのは、隠しようのない事実でしょっ!?私達の目が届かないのをいいことにあの泥棒ネコがぁぁぁっ!!!」
もしもーし、後半に意味不明で身内として不適切な言葉があったのですがぁ?
「だから楓姉さん、問題はそこじゃないでしょ?」
「なによっ!?男なんだから、言いたいことがあるのならハッキリと言いなさいよっ!」
本当にこの女性には『自覚というものがないのでは?』と、思ってしまう時がある。
外見的な特徴を列記すれば……腰まで伸ばした艶のある黒髪とは対照的に、透明感のある新雪のように真っ白な肌、小顔の割りに大きな瞳と美しい弧を描いたかのような鼻梁とふっくらした唇……
身長は軽く165センチを超えており、スラリと伸びた美脚に重力とは無縁だっ!と言わんばかりに上を向いた小ぶりなケツに引き締まったクビレ。圧巻なのは華奢な体には不釣合いなバストが、激しく自己主張するが如く突き出ている。
誰がどう見ても楓姉さんは非の打ち所のない美人でナイスバディなのに……『毒チ○コ』とか、『肉便器』なんて言葉があの美しい口から吐き出されるなんておかしいだろっ!?
「さっきからなにブツブツ言ってるの?ハッキリと私に聞こえるように言いなさいっ!この『粗チン』がぁぁぁっ!!!」
えっ!?楓姉さん……今、『粗チン』といいましたよね?『粗チン』って、粗末なチ○コという意味を理解したうえで言っているのですよね?俺の頭の中では『粗チン』というフレーズが絶えることなくリフレインしていた……
何が大地のような優しさに海のような深い愛情だっ!?建売住宅の箱庭のような優しさと、乳幼児プールような浅い愛情に修正してやるんだからっ!
我を忘れるほどの怒り?哀愁?に必死に抑えながらも、俺は冷静に椿姉さんへと語りかけた。
「楓姉さん、ちょっとそこへ座ってくれるかな?」
楓姉さんが俺にそっと近づき、ベッドへと腰掛けようとしていたので俺は彼女を制止して冷たく言い放つ。
「そこじゃなくって、床に正座してください。」
「なっ、なんですってぇ!?なんで私がまぁ君に指図されて、地べたに座らなきゃいけないのよおっ!」
楓姉さんは信じらんないっ!という表情で俺を睨みつけていた。勝気な彼女の反論は安易に予想できていたけど、怒った顔も魅力的だと発見した俺は、ニヤケ顔を必死に堪えながらも静かに語った。
「はじめに断っておきますが、私は貴女や叔父さん、叔母さん、そして椿姉さんからから受けた恩を一生忘れることはありません。」
「訳がわからないわっ!そんなこと今は関係ないでしょうっ!」
俺は楓姉さんの抗議を聞き流すかのように、首を左右に振って再び語りはじめた。
「ここは私の屋敷です。いくら恩義のある綾波家の貴女であっても、如月家で働いていただく以上、私の指示に従っていただかないと困るのです……若輩者の私が生意気な物言いをし、貴女の気分を害することは十二分に理解しております。ですが、当主として言いたくなくても言わなければならぬこともあるのです。聡明な貴女なら私の心中を察していただけることを信じて、このような発言をしてしまいました……ご無礼のほど、どうかお許しください。」
「でっ、伝家の宝刀ってやつかしら?」
「従う、従わないの判断は貴女様にお任せいたします。大恩ある貴女様に対して、如月家から出て行けなんて言葉を、お願いですから私の口から言わせないでください……」
ガキの頃から俺を可愛がってくれていた楓姉さんに、当主としてこれから解雇宣告をしないといけないと考えると、胸が締め付けられる想いで非常に辛かった。
「もうっ!わかったからっ!お願いだからそんな悲しそうな顔をしないでよぉ〜」
悪ガキの我侭に根負けしましたと言わんばかりに涙目になり、ふっくらとした唇を尖らせながらも、俺の目の前でチョコンと可愛らしく正座する楓姉さんを俺は優しく見つめていた。
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