警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
移動してください。
03 かわい過ぎる妹
春休みも終盤に近づいた頃、ようやく麻衣達が引越しして来る事となった。
「荷物こっち置くよ。」
「うん。ありがとう。」
着々と引越しの片付けが進む中、せっせと手伝いに励んでいた。
「よっと。あれ?どこに入れたんだっけ?」
サラサラの長い黒髪を靡かせながら、持って来た荷物をテキパキと片付ける麻衣。
時折、邪魔になった髪をかき上げる仕草は、本当に女の子らしい。
座る姿も思わず見惚れてしまう程女の子してる。
麻衣の仕草は、同年代の女子よりも大人っぽく俺の目には映っていた。
少なくても千雨のガサツさに慣れてる俺には新鮮だった。
「ふぅ。なかなか終わらないね。」
「そうだな。」
「ごめんね。手伝わせちゃって。」
「いいって。これぐらい。」
クリクリとした大きな瞳で見つめられると、顔が赤くなっていくのが分かる。
照れを隠すように、反対側を見て落ち着きを取り戻す。
やばいぐらいにかわいい。
こんな調子で毎日一緒に暮らして行けるのかと、改めて心配になっていた。
「あのさ、純平君。」
「純平でいいよ。」
君付けで呼ぶ麻衣に、俺はそう告げた。
「そんな気使わなくていいよ。」
ぶっきらぼうな俺の言い方は照れ隠しが入っているせいだ。
「・・・うん。分かった!私も麻衣でいいから。」
何気ない俺の言葉にも麻衣は笑顔で返してくれる。
「そう言えば、どっちがお姉さんかお兄さんになるんだろうね?」
言われてみれば確かにそうだ。
同級生とは言っても、兄か姉かの違いはあるだろう。
「俺は9月生まれだけど。」
「ふ〜ん。じゃあ、私が妹って事になるのかな。私、12月生まれだもん。」
確認すると、麻衣はニヤニヤと笑みを浮かべてる。
「?」
その様子を不思議そうな顔で見てると、その視線に気づいた麻衣が俺の方を見直した。
「お兄ちゃ〜ん。」
「なっ!?」
「なんてね。あはは。」
「止めてくれよー。」
ちょっとしかまだ一緒に暮らしてないのに、麻衣がいい子と気づくには十分過ぎる時間だった。
見た目のかわいさも然る事ながら、性格も良くて純粋で穏やか。
それでいて頭もいいらしいから、欠点など見つけられそうにない完璧な女の子。
そんな麻衣を目の前にすると、兄妹という感覚がまだ薄いのが本音だった。
“身近にいる素敵な異性”そう言った方が近かったかもしれない。
妹である麻衣にドキドキしてる俺がいた。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。