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02 はじめまして!
純平じゅんぺいです。あの・・・さっきはごめん。わざとじゃなかったんで・・・。」

「分かってるよ。私の方こそびっくりさせちゃったね。えっと・・・麻衣まいです。」

お互い照れながら頭を下げていた。
今日は親父の再婚相手と家族揃って初めて会う日。
大事な日とはこういう事だ。
家に来たのはいいが道に迷い、雨に降られてしまったらしい。

「純平君とは、さっき偶然雨宿りした時に会ったんだよね。」

「うん、そう。」

濡れた服を着替えようと脱衣所にいた所へ、急いで帰って来た何も知らない俺と鉢合わせ。
飛んだハプニングといった所か。
まさか下着姿の女の子がいるなんて思ってもみなかった。
しかし、思い出すとボヤ〜っとしか浮かばない。
どうせなら、もっと見ておけば良かったと後悔する。

「でも、偶然過ぎて驚いちゃった。」

「そ、そうだね。」

あまりにも屈託のない笑顔で見られると、やましい妄想をしてた自分が恥ずかしくなっていた。
俺と同じ高校2年生で17歳の麻衣まい
まさか同じ歳の兄妹?姉弟?が出来るとは思ってもみなかった。
一目惚れしたと思ってた自分が恥ずかしい。
運命的な出会いに思えてたのに。
今の時期に転校する境遇を考えれば、勘のいい人なら気づいてたかもしれない。
浮かれ過ぎて頭の中が回らなかった。

「はじめまして。由衣ゆいです。・・・大きな声出してごめんなさい。」

丁寧に深々と頭を下げるのが、小学6年生で12歳の由衣ゆい
緊張の面持ちで挨拶をしていた。
大人っぽいようにも思えるが、やはり幼さが残ってるのは当たり前かな。

「え、あ、いやー。俺の方こそごめんね。」

こうして初めての挨拶を交わした俺達は、母親の作った料理を食べて一息をつく。
さっきの脱衣所の出来事は、緊張してた顔合わせを和ませる出来事となっていた。
殺風景だった食卓は女性が3人加わった事で華やかな変貌を遂げる。
俺達はこれから家族として暮らして行く事となった。
うまくやっていける自信は当然ある。
しかし、毎日一緒に暮らしてくのに色んな意味で問題がありそうな気もしていた。

「どうしたの?」

「え、いや。」

「?」

あまりにもかわいい麻衣を見ると、その不安は大きくなりそうだった。


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